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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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3月10日 くもり
2012.03.10 (Sat)
さて、朔にとっては今月最初のお稽古!
 でも実は2回目のお稽古なので、花月の日!

・杉棚+釣釜で貴人清次の平花月

・花

・杉棚+釣釜で濃茶つき平花月

 先月の花月がハードモードだったので(笑、今月はあっさり目。
 今日も途中からT君投入!
 しかし朔はそれに惑わされることなく、花月3回目に突入することなく友達と中抜けしました。
 なぜなら……

 京都は今日から、東山の花灯路がはじまるからです
 そして、きものだとバスと地下鉄の無料乗車券が使えるのです
 というわけで、さっそくきもの着て行きました。笑
 そしてお稽古の後はMちゃんと花灯路へ。
 つなビィ。に写メがありますように、
 地下鉄東西線の東山駅で降りて古川町商店街を通り抜け、八坂神社まで歩くとかなり雰囲気はそれっぽい感じ。
 八坂神社で恋みくじを引いたところ、「吉」。
 長年の想いが実るから、八坂の神にさらに祈りなさいみたいなことが書いてありましたが……
 マ ジ で … ?
 朔、知りませんでしたー。長年想い続けてる人がいたんだ。みたいな。笑
 え、それとも、T君にいよいよ本気になりなさいってことでしょうか。笑
 中 学 生 だ よ (但 し 4 月 か ら)… … 。

 八坂神社からさらに円山公園へと通り抜けると、そこには灯篭がたくさん。
 東日本大震災への祈りがたくさんの灯りになって点ってました。
 そこから南に下がると、長楽館。
 門の前でホットワインの赤、白、ゆずティーが販売されてました。
 さっそく赤を購入するMちゃん。
 ツワモノだわー。笑
 
 ねねの道を歩き、二年坂、産寧坂、清水坂と進んで、清水寺へ。
 いやー、よく歩きました。笑
 ちなみに京都は、一昨日くらいからまためっちゃ寒くなってます
 一時、暖かくなってた日もあったんですけどね。
 帰りのバスの中、がま口を開こうと思ったら手が冷たすぎて全然力が入らないという。笑
 結局Mちゃんに開けてもらいましたさ。

 あ、花灯路は、夕方6時から9時半までです。
 とっても情緒ありますので、京都旅行にいらした際は是非歩いてみて下さい
 石塀小路とか、八坂の塔前とかも雰囲気ありますよ~♪

 今日は他にも、お昼にYちゃんのお母さんにお会いして、宮沢賢治展(@大丸京都)のご招待券をお譲りしたら、お返しにハンドタオルを頂いたり

 昨日は昨日で、M嬢の誕生日だったので、年に1度の突撃電話してみたり。笑
 いやー、相変わらずなM嬢でした。
 M嬢の言う通り、「親友」と言うよりは「悪友」な感じです、相も変わらず。笑
 貴重だなぁ。

 Yちゃんは、うまくいけば4月にうちに泊まりで遊びに来られそう
 京都駅の近くに出来る(もうオープンしたっけ?)新しい水族館、一緒に行く人がいない……。と思ってたから、Yちゃんと行けたらいいな~♪
 日程とYちゃんの希望も聞きながら検討してみよう

 友達ってやっぱいいなー。と思う今日この頃です。
 朔、花灯路もひとりで行こうと思ってましたからね
 行ってみて、やっぱ周りはカップルだらけだったので、ひとりじゃなくて良かったと心底思いました。苦笑
 ……でも、長楽館の華展はひとりで行くぜ……。
 だって、だって誰も一緒に行ってくれないんだもん
 あー、本当に……。
 京都市内に住んでて、休みの日が合って、京都観光とか伝統行事好きの友達が欲しいわ……
 そういう友達って、社会人はどうやって作ればいいんでしょうね?
 茶道は圧倒的に上の世代の人が多くて、こちらからお誘いするのは畏れ多いし、同年代は同じ茶道部上がりなので元から友達(しかしnot市内)だし……。
 他に習い事増やす?
 でもお金がなー……。
 うーむ……。

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昨日に引き続き、お稽古でした♪
 2月最後のお稽古というわけで、奥です

・行の行台子

・向切で筒茶碗の平点前

・丸卓で大炉、逆勝手、総荘

 さてさて、昨日に引き続き、途中からやってきたT君のために完全に帰るタイミングを逸した朔さんです。笑
 結局最後のお片付けまで参加してました
 でもそのおかげで、最後にやっておきたかった大炉で逆勝手の総荘が出来たので嬉しい
 
 さて、奥のお稽古となると毎回行しかやらない朔さんに、ついに先生から「お茶名取ってられましたよね?」と確認が入りましたよ。笑
 ……あいすみませぬ。お免状だけは先まで頂いておりまする
 でもでも今日の行台子は、大した失敗もなくまずまずだったんじゃないかな?!と自分をフォローしてみる
 来月の奥のお稽古でも上手くいけば、次のステップに進んでみようかなぁ。
 圓草とかも、一応教えて頂いたことはあるわけだし……。
 よし、来月も気合い入れていこう。

 今日は、可愛い可愛い女子大生(部の後輩)ともお話しできて嬉しかったです
 まー、あの子たちが早大学卒業だなんて、朔も年を取るはずですよ。
 残念ながら、4月から社中に上がってくる卒業生はいない模様。
 淋しいねぇ……。
 今日の帰り、中学校の茶道部の指導をされている方と御一緒させて頂いたんですけど、中学生も、やっぱり卒業するとその後茶道を続ける生徒さんが少ないみたいです。
 T君も、いざ中学校に進学したら、茶道やってる時間がなくなりそうって言ってたし(まぁ超エリート校だからですが)。
 朔は純粋に、もったいないなぁ。と思います。
 続けることの意義ってのも、あるんじゃないかなぁと。
 続けたからこそ、見えてきたもの、繋がったものも多いので。

 やむを得ない事情で一旦は茶道から離れた人も、時が経ってまたいつか戻ってきてくれたらなぁと思います。
 趣味がある、それを通じての友人がいる。
 それって、大人になればなるほど、かけがえのないものだなぁと思う自分がいます。
 ……まわりが結婚・出産すればするほどね
 朔の先生の社中は年齢層の幅が広く、朔の母(の年齢)以上祖母(の年齢)くらいまでの方が圧倒的に多いので、普段の生活では聞けないお話もたくさん聞かせてもらえるから、そういう意味でもありがたいです。
 人生の先輩は偉大
 朔もそういう人になりたいけれど、結婚、結婚ねぇ……。
 皆さん、結婚して家庭も育児もお仕事も茶道も、全部こなしてられて。
 一体なぜそんなことが可能なのか、自分と比較するとあまりの差に愕然としますがな
 というか、どういう旦那さんと結婚したらそんな夢のような生活が出来るのか。
 いやいや、やっぱりご本人の努力なんでしょうね……。
 それとも、時代の差(結婚や育児、仕事に対する考え方の差)なのか……。
 
 それにしても28日!
 う~ら~や~ま~し~す~ぎ~る~ゼェェェェェェ!!
 利休さんの祥月命日! 大徳寺での法要!!
 朔だって行ったことないよぉぉぉぉぉっ!!
 本当に羨ましすぎる!!
 それも、先生と御一緒できるなんて!
 朔も行きたいよ~~~~~~~~~~
 嗚呼……。

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2月25日 くもり
2012.02.25 (Sat)
2月2回目のお稽古というわけで、花月の日!

 今日はなんと、3回ぶっ続けで花月という荒行ぶり。笑
 終いにゃ、自分の元の位置が分からなくなるという

・杉棚で、貴人清次の濃茶つき
 朔は亭主役

・続けてもう1回、杉棚で貴人清次の濃茶つき
 朔は三客さん役

・T君も一緒に杉棚で平花月
 朔は亭主役

 それから、大炉・逆勝手の初炭点前も見学させて頂きました

 さすがに続けて2回も貴人清次の濃茶つきをお稽古すればだいぶ記憶に残ったので、また詳細は茶道ブログの方に記録しておこうと思います。
 忘れないように、忘れないように。
 今日本当は、早めに帰って買い物に行きたかったので、花月のお稽古は2回だけにしておこうと思ったのに、途中からのT君参加でまんまと3回目突入した朔さんです。笑
 なのに、貴人清次の濃茶つきから平花月へと上手に頭の切り替えが出来てなくて、亭主役だというのに、初っ端からミスをする朔さん
 あー……。
 花月百遍朧月よなぁ……。
 くそぅ……、精進します!!

 先生、光春さんの寒雲棚を購入されるそうです!
 朔は見たこともないのですが、なんでも、向切でも本勝手の出炉でも使え、さらに中棚をはずせば風炉にも使えるとか!
 おもしろい!
 そしてお値段を聞いてびっくり
 そしてそしてそれをお稽古用に下ろして下さるそうで、さらにびっくり
 あわわわわ、疵でもつけようものなら……
 でもさらにびっくりしたのは、宗哲さん塗りの爪紅更好棚のお値段!!
 やはり宗哲さんの塗りというだけで、そんなに……(光春さんの寒雲棚の2倍以上です…)。
 しかも、京都でも数人の先生方しか持っておられないらしく……。
 はぁ……。
 ものすごい世界だなぁと改めて感じます。
 と言っても、楽茶碗はこの比じゃないんですけどね……
 
 最近、本を乱読しているのですが、その中の1冊に京極夏彦氏の百器徒然袋―雨―(再読。榎木津さんが好きだから。笑)がありました。
 最初に読んだのは大学生の時で、茶道のお稽古はしていたものの、お点前を覚えるだけで精一杯でお道具のことはちんぷんかんぷんだったのですが、
 今改めて読み返せば、特に「瓶長」での焼き物の話とか、「山颪」の北大路魯山人の美食倶楽部とか骨董品の競りの話とか、あの頃よりも一段深い部分で話に入っていけて面白かったです
 小説の舞台が第二次世界大戦後まもなく、ということなので、旧華族だったりした人たちが(生活のために)それまで所有していた骨董品を「売り立て」たり、それ(「初口うぶくち」)を買い取った道具商の人がどうやって価値を作り上げていくか(雲井みたいな道具商はいないと信じたい……)とか。
 今ではもう、初口(それまでは某家が大事に蔵とかに仕舞っておいたものを、初めて世間に出す=競売・入札に出品したもの)とか、滅多に出ないですもんねー。
 朔も、過去の入札目録とか某家所蔵の~とかいう目録を見せてもらったことがありますけど、小説の時代ならば、上手くすれば目録じゃなくて実物が生で見れたかもしれないとか!
 すごすぎる!!
 いいな~、いいな~、その中に今じゃ国宝になってるお道具とかも、あったりするのかな~?
 最近は近代数寄者(野村得庵=野村証券の創設者や、松下幸之助=パナソニック創業者)のお話も読んでたから、さらに興味深かったのかも。
 松下幸之助さんのエピソードは、去年の淡交(何月号だったかは忘れた)で読んだんですけど、
 皆さん知っての通り、この方は「経営の神様」と呼ばれる程の人物で、まぁ朔の元の会社の経営陣も、何かというとこの方のエピソードや経営哲学を引用しては朔たち社員のモチベーションを上げようとしたものです
 でもヤツらは知ってたんだろうか。
 松下幸之助さんの哲学の一部に、茶道の精神があったことを。

 淡交の中では、松下幸之助さんと淡々斎(裏千家14代お家元)との交流や、「素直な心」について書かれてあって、すごく興味深かったです。
 というか、数寄者と呼ばれる人の生き方や哲学が興味深い。
 現代のこの慢性的不景気の中、数寄者と呼ばれる人は一体どれくらいいるのだろうか……。

 と、話はあちこちに飛びましたが、お点前は勿論そうですが、朔はこれからお道具の勉強と草書を読めるように、頑張りますよ!
 花押はいつまで経っても覚えられないのですが、せめて人物の名前を聞いてそれが塗師なのか指物師なのか陶工なのか画家なのかとかが区別出来るとか、陶工の名前を聞いて焼き物の名前が分かるとか、お坊さんの名前を聞いてどこのお寺の人か分かるとか、そういうレベルに早くなりたいです
 箱書とか掛軸とか、そういうのも自力で読めるようになりたい
 そうすれば、50年後くらいには多少の目利きにはなれるかも?笑
 勉強することが一杯で楽しいです
 本当に茶道、好きだなぁ
 ……まぁ、値段の話をするとびびるわけですが……

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2月18日 雪!
2012.02.19 (Sun)
うふふ、2月最初のお稽古です!
そして、朔の本命?!バレンタインです

 2月ということで大炉、逆勝手です

・大炉・逆勝手で平点前
・唐物
・雪

 久々に三点前お稽古できました♪
 いやまぁ、一番ヤバかったのが、1年ぶりの大炉・逆勝手じゃなくて、唐物だった……という悲惨さなのですが
 うわー、もうホントやばい
 むしろ、大炉・逆勝手は特殊すぎてポイントが分かりやすい。
 唐物は、いろんなお点前とま~ざ~るぅぅぅ……!
 頑張ります。

 そしてバレンタイン。
 朔は、ちゃんとT君にも先生にも手渡し出来ましたよ……
 これで今年のバレンタインは無事終了です
 いいの、会社でばら撒いたギリチョコのお返しは回収する気満々だけど、本命チョコに限ってはお返しなんていらないの!
 ……お返しもらったことないしね……。
 T君、本当に朔は切ないよ……。 
 ましてや、先生からお返しとか、本気で畏れ多いしね……!
 渡せただけで満足です
 そして先生、いつまでもお元気でいて下さい。
 T君は、これからもお稽古に顔出してくれるだけでいいよ
 
 お稽古の後は、友達とタイ料理のお店で夕食食べました 
 久々!
 つなビィ。に写メが。
 
 話は飛びますが、17日から18日へ日付が変わる時間くらいから、どんどん雪が降ってきたことには驚きました。
 朔はその時間、絶賛パソコン中だったのですが、ふと顔を上げると、正面にある嵌め殺しの窓の向こうを、ひらひらとしきりに何か白いものが上から下へと動いてるんですもの。
 で、いよいよ気になってベランダ出たら、つなビィ。の画像ですよ。
 めっちゃびっくりした
 こんな、3月も近付いてきてる頃に?!って。
 18日の昼前に起きた時には、雪はほとんど溶けてたんですけど、そこから地下鉄乗って先生のお宅へ向かうと、やはりそちらではまだ雪がちらついてる&積もってる…っでした。
 京都、おそろしや……。

 mocoさんからコメントも頂いたソファですが、どれにするかはほぼ決まりました……!
 んが、予算内に収まってない……!
 というわけで、年末調整のお金が戻ってきたら(まだ戻ってないのです)、その金額も見て、購入に踏み切りたいと思います
 そして赤のソファ購入にいざ踏み切ったならば、カーテンや寝具カバー、机のカラー、デザインももう一度考え直そうと思います。
 転職して春ボーナスがなくなったので、この時期思い切ったお金の使い方は出来ませんが、じっくり考えていきます。
 そういうのも楽しいですね

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てんこ盛り
2012.02.10 (Fri)
・女装ノ心得;蛇足
 出勤前、鏡に映る自分を見るたび、「女装とどこが違うんだろう」とふと考える今日この頃。
 マスク&帽子で目元しか見えないのは朔も同じじゃーん!笑

・5日は、某臨済宗の大本山で、先生のお茶会でした。
 朔は朝5時に起きてきものに着替え、6時半にタクシーで出発。
 前回に続き、今回もお運びなどお手伝いさせていただきました
 
 で。まず何より得難かったのは、T君の袴姿です……
 すみません、幸せすぎます。笑
 なんとT君、水屋のお手伝いに来てくれたのです
 しかも袴……
 しかも、急に身長が伸びすぎて、サイズが……!笑
 なんでも、十三参りが済むまでは子ども?ってことで、袖とかつまんでおくらしいですね。
 T君のもそれでした。

 で、T君はじめは点出し用のお茶を点てるのを手伝ってたんですけど、そのうちお運びに。
 朔も最初ずっとお運びしてたんですけど、次にお湯とか水、コンロの番に回って、さらにさらに点心席のお運び担当に。
 そしたら、T君も点心席にいらっしゃったーーーーーーーー
 うっはうはです。笑
 外なのも気にならないくらいうっはうはです。
 いいんだよ、朔はもう一緒にいられるだけで幸せだよ。
 しゃ、写真一緒に撮りたかったけどね……!!
 その一言が言えなかったよ……!!
 朔のアホーーーーーーーーーーーーーッッ
 ……ああああ、新卒1年目の桐蔭席では、一緒に撮れたのに……
 朔はあの頃からちッとも変わらないのに、T君だけどんどん成長していくのはなんだか切ないよ……。
 ローゼリットの気持ちがよく分かる……。

 まぁそんな訳で、T君と先生へとバレンタインチョコも購入し、あとはメッセージカード(合格祝いも兼ねて)を書くだけなんですが、考えれば考えるほど、何と書いて良いのか分からず……
 本当に、生まれてくる時代と場所を間違えたなぁ……と思うと切ないです
 渡すのは14日よりまだ先なので、まぁゆっくり考えてみよう。

 あ。5日の茶会は、前回の某神社でのお茶会よりもお客様の数が大変なことになりました。
 丁度特別公開なんかもやっていたので観光客の数がめっちゃ多かったんですよね。
 途中、建物の外まで行列が出来ていたようです。
 おかげさまで朔たち社中メンバー分のお菓子まですべてなくなり(……。)、点心席担当の割烹屋さん(でいいのかな?)は慌ててお店に追加注文してました。

 で、ここからが茶道の怖いところ。
 茶室は最大40名ほど入れるところだったんですけど、そこに作法を知らない一般のお客様が紛れこむとどうなるか。
 茶道を少しでもかじったことのある方なら容易に想像がつくと思います。
 そう、アレです。
 最初のお菓子を運ぼうとふすまを開けたら……
 正客の席になんかジーンズの人が座ってるーーーーーーーーーッ!!
 ……という
 見た瞬間、こっちの口から魂飛び出るよって話です。
 正客って、その席にいるお客様の代表者なわけですよ。
 茶席では原則的に、その正客さんと亭主が会話(道具のこととか)をして、その他の客はそれを「ふんふん」と拝聴するわけです。
 そんな大事な席に、一般のお客様が座っている(ジーンズな時点で作法を知らない方であることは一目瞭然)……
 勿論、他のお客様の中には年配できものをびしっと着こなした、いかにも茶道の先生です!っていう方が何人も見えるのにも関わらず。
 誰の目にも、正客がまずいことになってる(座ってる本人にその自覚がなかろうとも)のは分かるはずなのに、誰もじゃあ自分が替わろう、とはしない。
 ……これが京都人の“いけず”でしょうか。苦笑
 怖いよ、京都人、怖いよ。

 またある時は、その場にいる誰もが正客の重さを知っているが故に互いに遠慮し譲り合い、一向に席が始まらない、という事態に陥ることもしばしば。苦笑
 もうそんな時には必殺・先生のご登場!!で、茶道口から中を覗いてもらって、お客様の中から名指しで正客さんを指名したり、知り合いがいなかったときは、まぁ高確率できもの着てる歳嵩の人が指名されます。
 そして、先生の鶴の一声には誰も逆らえません。笑
 ……でもね、「これからどんなことが始まるんだろ~♪」って顔してわくわくしてる一般のお客様on正客さんを前に、「正客替わって下さい」とは……、なかなか言えないですよ……。
 お願いですから、先生方は変に遠慮とかいけずせず、さっとどなたか正客に座ってもらいたいものです。
 まぁ、あまりにも「私以外に誰がいるの!」って感じでさっさと座られると、それはそれで顰蹙を買うのですが……。苦笑
 相手を立てる、一歩引く、譲り合う、難しいものです。

 ま、とにもかくにも、T君と1日過ごせて、大層幸せな日でございました
 なんかね、途中でね、「これがあの、水屋でほうじ茶アイスを美味しそうに食べてたT君か~(※5、6年前)」と思うと、なんだか泣きそうになったよ。
 歳を取るのは、T君も朔も、同じはずなのになぁ……。
 ……とかつらつら考えながら、朔はずっと青年部に入るよう友達から勧誘されているわけですが、もしT君が入部したら(何歳から入れるかは知らないけど)、朔はソッコーで入部するな!とか不埒なことも考えている朔でした。笑

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