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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2月25日 くもり
2012.02.25 (Sat)
2月2回目のお稽古というわけで、花月の日!

 今日はなんと、3回ぶっ続けで花月という荒行ぶり。笑
 終いにゃ、自分の元の位置が分からなくなるという

・杉棚で、貴人清次の濃茶つき
 朔は亭主役

・続けてもう1回、杉棚で貴人清次の濃茶つき
 朔は三客さん役

・T君も一緒に杉棚で平花月
 朔は亭主役

 それから、大炉・逆勝手の初炭点前も見学させて頂きました

 さすがに続けて2回も貴人清次の濃茶つきをお稽古すればだいぶ記憶に残ったので、また詳細は茶道ブログの方に記録しておこうと思います。
 忘れないように、忘れないように。
 今日本当は、早めに帰って買い物に行きたかったので、花月のお稽古は2回だけにしておこうと思ったのに、途中からのT君参加でまんまと3回目突入した朔さんです。笑
 なのに、貴人清次の濃茶つきから平花月へと上手に頭の切り替えが出来てなくて、亭主役だというのに、初っ端からミスをする朔さん
 あー……。
 花月百遍朧月よなぁ……。
 くそぅ……、精進します!!

 先生、光春さんの寒雲棚を購入されるそうです!
 朔は見たこともないのですが、なんでも、向切でも本勝手の出炉でも使え、さらに中棚をはずせば風炉にも使えるとか!
 おもしろい!
 そしてお値段を聞いてびっくり
 そしてそしてそれをお稽古用に下ろして下さるそうで、さらにびっくり
 あわわわわ、疵でもつけようものなら……
 でもさらにびっくりしたのは、宗哲さん塗りの爪紅更好棚のお値段!!
 やはり宗哲さんの塗りというだけで、そんなに……(光春さんの寒雲棚の2倍以上です…)。
 しかも、京都でも数人の先生方しか持っておられないらしく……。
 はぁ……。
 ものすごい世界だなぁと改めて感じます。
 と言っても、楽茶碗はこの比じゃないんですけどね……
 
 最近、本を乱読しているのですが、その中の1冊に京極夏彦氏の百器徒然袋―雨―(再読。榎木津さんが好きだから。笑)がありました。
 最初に読んだのは大学生の時で、茶道のお稽古はしていたものの、お点前を覚えるだけで精一杯でお道具のことはちんぷんかんぷんだったのですが、
 今改めて読み返せば、特に「瓶長」での焼き物の話とか、「山颪」の北大路魯山人の美食倶楽部とか骨董品の競りの話とか、あの頃よりも一段深い部分で話に入っていけて面白かったです
 小説の舞台が第二次世界大戦後まもなく、ということなので、旧華族だったりした人たちが(生活のために)それまで所有していた骨董品を「売り立て」たり、それ(「初口うぶくち」)を買い取った道具商の人がどうやって価値を作り上げていくか(雲井みたいな道具商はいないと信じたい……)とか。
 今ではもう、初口(それまでは某家が大事に蔵とかに仕舞っておいたものを、初めて世間に出す=競売・入札に出品したもの)とか、滅多に出ないですもんねー。
 朔も、過去の入札目録とか某家所蔵の~とかいう目録を見せてもらったことがありますけど、小説の時代ならば、上手くすれば目録じゃなくて実物が生で見れたかもしれないとか!
 すごすぎる!!
 いいな~、いいな~、その中に今じゃ国宝になってるお道具とかも、あったりするのかな~?
 最近は近代数寄者(野村得庵=野村証券の創設者や、松下幸之助=パナソニック創業者)のお話も読んでたから、さらに興味深かったのかも。
 松下幸之助さんのエピソードは、去年の淡交(何月号だったかは忘れた)で読んだんですけど、
 皆さん知っての通り、この方は「経営の神様」と呼ばれる程の人物で、まぁ朔の元の会社の経営陣も、何かというとこの方のエピソードや経営哲学を引用しては朔たち社員のモチベーションを上げようとしたものです
 でもヤツらは知ってたんだろうか。
 松下幸之助さんの哲学の一部に、茶道の精神があったことを。

 淡交の中では、松下幸之助さんと淡々斎(裏千家14代お家元)との交流や、「素直な心」について書かれてあって、すごく興味深かったです。
 というか、数寄者と呼ばれる人の生き方や哲学が興味深い。
 現代のこの慢性的不景気の中、数寄者と呼ばれる人は一体どれくらいいるのだろうか……。

 と、話はあちこちに飛びましたが、お点前は勿論そうですが、朔はこれからお道具の勉強と草書を読めるように、頑張りますよ!
 花押はいつまで経っても覚えられないのですが、せめて人物の名前を聞いてそれが塗師なのか指物師なのか陶工なのか画家なのかとかが区別出来るとか、陶工の名前を聞いて焼き物の名前が分かるとか、お坊さんの名前を聞いてどこのお寺の人か分かるとか、そういうレベルに早くなりたいです
 箱書とか掛軸とか、そういうのも自力で読めるようになりたい
 そうすれば、50年後くらいには多少の目利きにはなれるかも?笑
 勉強することが一杯で楽しいです
 本当に茶道、好きだなぁ
 ……まぁ、値段の話をするとびびるわけですが……

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