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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.22 (Fri)
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10月21日 晴れ
2012.10.21 (Sun)
風炉最後のお稽古でした。奥!

 にも拘らず、今日は仕事もあったので大幅に遅刻。
 結局行のお稽古しか出来ませんでした
 でもいつもなら行くこと自体諦めてたところなので、行けただけでも良しとします

 さて、最後の風炉の行は、まずまずの出来栄えでした。
 11月からは炉になりますが、予定通り(?)次のステップへ進んでみようと思います
 単に朔の力が不足しているだけで、許状はもっとずっと先まで頂いているので、問題はないハズ。笑
 いや、笑えない……。

 でも炉が今から楽しみです
 今年は先生のお宅の炉開きにも参加出来るので、それも楽しみだな~
 善哉!!

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終わりました……!!

 おぉぉぉぉ、世界遺産でのスペシャル公式行事のお手伝いが終わりました!
 皆さまお疲れ様です!

 今日は朝5時起床、6時半出発で、つなビィ。に写メも上げてる某世界遺産まで行ってきました。
 朔としては初、のお手伝いです。
 また新しい世界を見させて頂きました
 それもこれもすべては先生のこれまで積み重ねてこられたものの賜物なので、改めて今の先生の下でお稽古出来ていることに感謝感謝です

 ちょう公式行事すぎて、固有名詞を1つでも出せばその筋の人に簡単に身バレしてしまうのですが……
 嗚呼でも、興奮が……。
 本当に、こんなお手伝いが出来る日がくるとは思ってなくて、最初はあんまりピンときてなかったのですが、始まる直前になってくると次々にお偉いさんが顔を出しにきはり、やっぱりタダゴトじゃなんだと肌で感じ……。
 その中でもやっぱり朔たちの先生は別格扱いで、鼻が高いというかくすぐったいというか……。
 と、いうか、国 宝 が ……!!!
 国宝に触ってしまいましたよ、というか触らないと入れないというか、襖なので不可抗力ですよね?!
 誓って言います、悪さはしてません、よだれが出るほど間近でつくづくと飽きるまで見させて頂きましたけど、不可抗力で触れた以外はホントに指も触れてませんし!

 嗚呼、でもでも!!
 先週まで?アニメうた恋い。を観てたので、天皇とか斎宮女御とか宸殿とか……、テンション上がりまくりで、その建物自体は20世紀に再建したものと分かってはいても、ここが天皇の座った上段の間……とか思ったらもうもうもう!
 そう思えば、この廊下を平安時代の雅な方たちも歩いたのか……、ギャー半蔀!半蔀!とか、まるで夢の中にいるようでした。笑
 左近の桜、右近の橘もばっちりで、もう、はぁ……(うっとり)。

 あの場にいられることが奇跡でした、ホントに。
 初めて大学茶道部の見学に行った時、そりゃ先輩方は「お茶会に行くと、普段は非公開のところにも入れるよ」と言って勧誘をしていたけれど、今日のこの体験は、本当に面目躍如と言いますか。
 茶道ならではというか、特に京都という本当に特別な土地柄と、長い歴史の中で培われてきた伝統や守られてきた文化遺産など、すべての要素がないと成立しない事柄なので、感動もひとしおでした。
 本当に、何よりも京都と茶道を生活の第一にしてきて良かったと心底思いましたよ。
 だって、世界遺産の中で、国宝を目の前にしてというかもはや触り放題というか、そんな体験が出来るとは。

 さらに、いくつかの思いがけない方々のお顔も拝見し、特に年に1度の茶会で数回しかお会いしたことのない後輩の御母堂からご挨拶を頂いた時にはびっくりしました。
 幸いにして(?)朔は後輩の御母堂のお顔はお二方しか覚えていなかったので、すぐに誰の御母堂かは特定できました。笑
 仕事が忙しくて、その子が卒業してからは1度も会えていなかったのですが、まさか御母堂から近況をお聞きできるとは。
 お茶の御縁って不思議だなーと思います。
 後は仕事関連でも、あーこのお顔どこかで見たことある……って方がたくさんいらしたので、きちんと覚えていかねばなぁ。
 
 さて、これで今年の先生のお手伝いはすべて終了したわけですが、もう来年の予定もきっちり決まっているので(笑)、来年は今年以上にしっかりとお手伝い出来ればと思います。
 そして、先生の末長いご健康を願ってやみません。
 どうかどうかいつまでもお元気で、出来れば朔よりも長生きして欲しいくらいです。
 先生から学ぶことはまだまだ恐ろしいほどたくさんあり、いくら時間があっても足りない程ですが、というかもうすでにジェネレーションギャップといいますか、戦前生まれの方と体力とか気力とか鍛え方を比べること自体が間違ってるんじゃないかと思ってしまうくらい、あまりの差に諦念すら浮かんできてしまうのですが……、朔も先生の下で1つ1つ積み上げていきたいです。
 そのためにも、今はやっぱり京都にしがみついてお稽古を続けることかな、と思います。
 年齢的に、ずっとこのままの生き方で良いのかなーとふっと迷いが生じる時もあるんですけどね……。
 でも今日の日のような体験をしてしまうと、やっぱりこの生き方で良かった、続けて良かった、と思います。
 仕事もバイトも、すべては京都でお稽古を続けるためです。
 引き続き励みます。

 さて、これで山場は越えたので、この後近況雑記もまとめます!

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10月13日 晴れ
2012.10.13 (Sat)
10月最初のお稽古!
 中置です

・大板で重茶碗のお薄
・五行棚でお濃茶
 をお稽古しました

 それにしても……。
 先生のお宅では、五行棚の時はいつも筒形の雲竜釜が出てくるのですが、コレ、蓋のつまみ?が掻立釻になってるんですよ。
 で、蓋の上に茶巾を置くときに、その掻立釻を向こうに倒したり、茶巾を仕舞う時には手前に戻したりしないといけないのですが……。
 なーんで朔さんってば、いっつも最後に手前に戻すのを忘れるのかなー
 最初も最後も忘れずにきちんと出来たことって、あんまりないような気が……。
 うぉぉぉ……。

 重茶碗は本当に久々でした。
 仕舞方がポイントなので、またメモメモ。

 今日のお稽古は、点前以外の収穫が本当に多く……。
 とりあえず調べておくメモとして、宇多天皇、三十六歌仙、齋院女御、松琴を書き留めておく。
 それに因んだ釜・風炉なんだって。
 即全さんは19歳で16代永楽善五郎を襲名したらしい。
 妙全さんは女性で、得全さんの奥さん。
 正全さんはその甥。
 即全さんの最高傑作。
 源氏物語に因んだ金襴手の水指。

 あああ、なんだか17日が恐ろしくなってきました……。
 何だかとてつもなく場違いなところにお邪魔しようとしているような気がして……
 晴れがましいにも程があるような。
 とにかく粗相をしでかさないように、気を引き締めてかかります。
 本当は、何があるのかはっきり書いてしまいたい気持ちでいっぱいなのですが、事が事なだけにちょっと……。
 とにかく今はそのことで頭がいっぱいで、ちょっと他のことが手につかない状態です
(明日は仕事というのもあるのですが)
 すみません、劇場の上映は早くて18日、遅ければ週末になるやもしれません
 ↓の記事の最後で触れた事柄についても、とりあえず17日の超公式行事のお手伝いが終わらなければ考える余裕が生まれそうもないです……。
 拍手の御礼だったり、お世話になった人へのメッセージだったり、これから楽しみにしていることだったり、ドキドキワクワクなこともたくさんあるのですが、今はそれより何より17日だ……。
 やっぱりうちの先生ってすごいと痛感……。

ではでは。

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10月7日 月釜のお手伝い
2012.10.07 (Sun)
づ~が~れ~だ~よ~~~~……

 ハイ、というわけで(?)、利休さんのお墓があるお寺の中にある某院で行われた月釜@先生がお当番にお手伝いに行って参りました。
 ここのお手伝いに行くのはこれで2度目だー。
 前回行った時はまだ建て替え(修復?)工事中だったなぁと思い出しました。
 あ、つなビィ。に門の前で撮った写メが。

 ……つなビィ。ご覧になって頂けましたでしょうか?
 投稿時間もご覧あそばして?
 実に7:05ですよ。
 つまり、到着したのが7:05ですよ。
 その前に北大路のバスターミナルでバスに乗り込んだのが6:53。
 地下鉄は、6:19発のに乗ろうとしてタッチの差で間に合わず(コンビニに寄ったし、階段走る気ゼロ)、次発にずれ込みましたが、家を出たのは6:10。
 起きたのは、4:50です。

 ええ、起きたのは5時前です……。

 そこからー、顔洗って化粧してきものに着替えコンタクトはめて~と動き回り、朝ごはん食べずに出発。
 コンビニでゼリー飲料を買って、乗り過ごした駅のホームでちゃちゃっと朝ごはん……。
 昨日寝たのが23:30頃だから……、睡眠時間は5時間半くらい?
 そして帰ってきたのが19時過ぎ。
 非常に眠たいです、ハイ。

 朔の先生は年に3回月釜のお当番(北野天満宮、建仁寺、大徳寺)があるそうで、今日のがその最後でした。
 そして良く思い出してみると、今年朔さんは、初めてその3回ともにお手伝いとして参加させて頂きました
 やったね やっぱ転職して大正解やったわ

 ……しかしやはり体力の限界というものはあるわけで。
 唯でさえ今週は、というか9/29から働き通しの朔には、体力的に大層キツイものがありまして……。
 眠いです、非常に眠いです、茶会のお手伝いをしながら、「お腹空いた」よりも「眠い」の方が圧倒的に勝っている自分に驚きました。
 今も眠い……っていうか、帰ってきもの脱いでから意識が途切れていた時間があったらしく、気付いたら20時過ぎてました、みたいな。笑
 あんまりにも眠すぎて、途中からTくん(会うのちょう久しぶり!!)が参戦してくれたにも関わらず、完全にTくん<眠気状態。
 ダメだ……、やっぱ朔は恋する乙女にはなれん……
 せっかく良いお道具がたくさん出ていたにも関わらず、「ああ、うん……」としか心が動かず、今思うとやっぱもったいないことをした……。
 せめて香合、見たかったな……

 とまぁ反省すべきことはたくさんあるのですが、バイトを初めてようやく実を結んだスキルの1つに「下っ端根性」というのがありまして。
 今回、このニュースキルが大活躍を致しました。
 朔命名によるこの珍妙なスキルは、簡単に説明すると「言われたことにはすべて素直にハイと言う、常に笑顔、低姿勢を崩さない」という、まぁ社会人としては身に付けていてアタリマエな心得でもあるのですが……。
 大学茶道部の頃は、本人はやってるつもりでも出来てないことの方が(今思えば)多かったし、新卒で入った会社ではバリバリの体育会気質に反発を覚えることの方が多く、最終的には数字で実力を認めさせるという暴挙(?)に出たし、転職して今の会社に入ってから半年程はこのスキルに磨きをかけましたが、いかんせん業務が少なく、すでに低姿勢で教わることにも限界が……という状況の中、新しく始めたバイトではまだまだ教わることが多く、しかも学生さんや若いフリーターさんに教えて頂くので、このスキルが大層磨かれたのです。
 だって彼女たちは朔より年少者とはいえど、バイトといえど、ホントに社員顔負けの手際の良さと接客態度なんですもの。
 自然と尊敬できるし、そんな彼女たちに対して朔が「こちらの方が年長者、しかも正社員として働き、自立している社会人」と偉そうに接するのはおかしいですもんね。
 逆に、彼女たちから「あの人は年上だから」とか「あの人は本業があるから」と敬遠されないように、朔としては精いっぱい気を使ってニコニコ働いていたわけです。
 しかもバイトは接客業。
 結果として、上記のスキルが磨かれた訳です。

 現場が混乱した時に、Aさんからの指示に従ってやっていたことをBさんから「それは違う」と言われたりするのはバイト先も茶会も同じ。
 そんな時に「でもAさんが~」とか言わず、素直に「ハイ」と言える日が来るなんて、ちょっと前までは自分でも想像が出来ませんでした。笑
 で、やってみて初めて、笑顔で「ハイ」って言うのって、自衛手段でもあるんだなーと実感するわけです。
 ついでに理不尽とも思える指摘についても笑顔で「ありがとうございます」とか、困ったような顔で「わ~、そうだったんですね!(知りませんでした) さすが○○さんです! これから気を付けます!」って言っておけば、相手はそれ以上くどくど言わなくなるとも学んだ。

 ただこのスキルにはまだまだ弱点があり、その最大の弱点は、対女性にしか発動しないというものである。
 つまり、男相手には発動しないのである(お客様は除く)。
 おかげで、本業の方の職場でイラッとすることが最近多いのですが……。
 まぁなんとかバイト先での若い女の子たちとの会話に癒されております。

 今回の茶会では、若手ならではの役割も頂き、バイト仕込みの「~~くださいませ」という日常生活では決して使わない語尾も大活躍しました(以前なら単に「~~ください」)。笑
 ex.ご覧くださいませ どうぞそのままお上がりくださいませ 等
 そんな言葉遣いがスラスラ出てくるようになるんだから、継続ってやつはやっぱり力なりだな~。

 さぁって、やばいぞー。
 明日も朔さんは仕事だぞ
 それも、いつもよりも早い8時半出勤だゾ
 6時半には起きなきゃなんだゾ
 ……ハァ……、死ねるわ……
 でも火曜日は休みだ!
 たった1日だけだけど、休みだ!!
 水曜日からまだ7日間連続出勤だけど、それでも火曜日は休みだ!!!
 うん、なんだかや る 気 が 出 て き た ぞ ~ ?

 ……頑張るしかない。
 申し訳ありませんが、上映は火曜日までお待ちくださいませ……

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9月23日 晴れ
2012.09.24 (Mon)
9月最後のお稽古、奥の日です!

 ……の前に、可愛すぎてお持ち帰りしたお干菓子↓
    
 紅白の菊ですよ~
 あ、主菓子は別におはぎがあったんですけど、実は朔、このテの干菓子があまり好きではないので、専ら鑑賞用として楽しんでおります。笑
 懐紙は、ずーっと前に(笑)Yちゃんに貰ったもの。
 毎年この時期くらいにちょっとずつ使っているのです。笑

・行の行台子
・台子で平点前(笑)
 をお稽古しました。

 見学したものとしては、圓草、真の行、大圓の真です。
 途中で先生が、「オクジュウダン」なるものの説明をされていたのですが、何しろお免状だけは先に進んでいるものの、点前がまったくついていけていない朔さんには何のことやらさっぱりちーんでした
 どんな字を書くのかすら……「奥十段」か?
 何やら特別なお点前で、なんか、昔はお家元のお稽古で教えてもらえていたそうな。
 でも当然のごとく奥秘中の奥秘なので、「門の外へ出たら忘れろ」「門の中に入れば思い出せ」という秘伝ぶりで、帰ってから自分のお稽古場で練習することすらNGだったらしい。
 でもルールを守らない人がいたので、今はお稽古自体されていないそうです。
 どんなお点前だったんでしょうねー。
 朔さんはと言えば、ようやく行の行台子が分かるようになってきたので、再来月の炉からは圓草に取り掛かろうかなと思います。
 来月もお稽古出来れば良いのですが、仕事と重なってるからな……。
 圓草、3人分くらい見学したので大分思い出せたのですが、でも炉になったらまた点前が変わるので、あんまり参考にならないかも。
 うぉー、頑張るぞ!!

 先生は、「点前を忘れる(間違える)のはしょうがない。それよりも位が大事」と言わはります。
“位”というのがまだ朔にはピンと来るようで来ないのですが、軽いお点前、重いお点前、それぞれに合ったお点前が出来るようになりたいです。
 ミスすると、すぐに乱れるからなー、わはははは


 行の平点前は、これはもう時間がなかったのと、先月(?)台子で平花月したのの復習のつもりだったのですが、まぁまぁまぁ……。笑
 あー、久しくお稽古してないからって、在学中はあんなにお稽古したのに、こんなに簡単に忘れてしまうとはなぁ。
 自分のおつむが残念でなりませぬ。
 帰りの地下鉄で、偶然後輩の4回生2人に会ったので、「たくさんお稽古できて羨ましい!」とひとしきり訴えてきました。笑
 今年の4回生は8人いるので、今は4・4で唐物と台天目に分かれてお稽古しているそうです。
 そうやんねー、いっぺんに両方覚えるとか、朔たちも無理でそれぞれ覚える点前の担当を決めてから教えあいっこしてたよ。笑
 朔たちの時はそれ+和巾も教えて頂いていましたが、やっぱり先生、和巾お嫌いなんですね。
 どうして先生が和巾がお嫌いなのか、お家元稽古での業躰先生とのエピソードには笑わせて頂きました。笑
 年末の正午の茶事に向けて、4回生には仲良く頑張ってもらいたいものです。
 というか、朔も茶道部に遊びに行きたくなってきた!
 ううう、一緒にお稽古したいぞ!

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