ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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さてさて秋の夜長に本について無駄に熱く語ってみます。笑
★田中芳樹さん
たぶん朔より年長の方たちには『銀河英雄伝説』の作者さん、と言ったらよく分かると思うのですが。
朔と同世代、あるいは下なら『創竜伝』、アニメ化もした(している)『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズ、『タイタイニア』の作者さん。
でも朔は『銀英伝』は読んでないんですね。
何から入ったかというと、たぶん高2の修学旅行の時、旅のお伴に関空の本屋さんで『夏の魔術』を買ったのがはじめだと思います。
そこから、『創竜伝』、『薬師寺涼子』、『夏の魔術』に連なる他3冊、その他と手を広げました(あれ? もしかしたら『創竜伝』が入口だったかもしれません?)。
で、今回驚いたんですよ。
講談社のYA! ENTERTAINMENTから『創竜伝』が新装刊行されるというではありませんか。
対象年齢は「中学生から」ということですが……。
えーと、新装刊行ということは、内容の改訂は行わない……んですよね??
えーと、えーと、じゃあやっぱりソ連が健在だった頃のお話からはじまるんですよね?
ヘ、平成生まれの子たちに、ソ連て……(絶句)。
そして、あの偏執的とすら言えそうな社会風刺や社会批判を、子どもたちの目にさらすのですね?汗
あのマニアックなまでの中国史薀蓄に、漢文を習い始めたばかりの(世界史なんて知りもしない)中学生を巻き込むんですね?笑
今回1巻から読み返して、朔でさえ「歴史」を感じてしまったというのに、今の中学生の子どもたちが『創竜伝』を読んで、田中芳樹という作家にどういう印象を持つのか、すごーく興味があるというか、気がかりでもあります。
まず第一に、強烈な社会風刺に対して食傷気味になるあまり、読む気が進まず、「つまんなーい」と思われるのではないかということ。
第二に、経済とか歴史とか、小難しくて「つまんなーい」と思われるのではないかということ。
第三に、そういう小難しいところや、読めない漢字なんかすっとばして読む場合、まったく作者の意図していない受け止め方をされるのではないか、ということ。
ああ、どれも不幸だなぁ……。
ま、いつの時代も本を読む子は読むし、読まない子は読まないのです。
だからして、今の中学生に「読む力」がないとは言いませんが。
言いませんが。
ちょぉっと、対象年齢を間違えてませんかぁ?と思ってしまいます(だいたい中学生なんて、1年生と3年生じゃえらい違いですよ)…。
『創竜伝』て、元はと言えば講談社ノベルスから出てたんですよ。
講談社ノベルスといえば、氏の巻末会談か何かに、女子高生が講談社ノベルスの『創竜伝』を読んでいたら、その父親が血相を変えて本を取り上げた、という笑い話が載ってるくらい、アダルティ(笑)らしいですよ?
ま、その後文庫化に伴ってイラストがCLAMPさんに代わりハイティーンの手に触れやすくなり、漫画化にともなってさらに入口は広がったんでしょうけれど。
でもだからって、中学生……。
中学生が読んでも、もちろん楽しめると思います。
でもそれは4兄弟の設定が奇想天外で面白いとか、表面の面白さをなぞるだけで、世界とか歴史とか人間のあり方とか、そういうの全てひっくるめた作品としての面白さではないような、気が。
売れてるから、面白いから、という理由だけでの新装刊行なら、ファンとしてビミョーだなぁ。
だってね、確かに『創竜伝』は田中芳樹さんの代表作の1つだし、面白いけれど、中学生に読んで欲しい本ならもっと他にあるんです。
田中芳樹さんの手掛ける児童文学って、『創竜伝』や『銀英伝』ほどは脚光を浴びてないけれど、すばらしいと朔は思うのですよ。
売れてる・売れてない、だけが本を選ぶ基準じゃないと声を大にして言いたい。
例えば、『アップフェルラント物語』。
朔はこれを大学入ってから読みましたけど、久々に良い1冊に出会ったなーと思う作品でした。
ドキドキワクワクの冒険活劇の好きな子なら絶対お薦め。
もしかしたら、この本をきっかけに歴史に興味をもつ子が出てくるかもしれない!
王道をゆく、それでいて古臭くもお説教臭くもない物語です。
他にも『ラインの虜囚』『晴れた空から突然に…』あたりが、抵抗なく入れるかなーと思うのですが(『ラインの慮囚』は未読)。
だけど『創竜伝』なのかぁ……。
そもそも『創竜伝』はまだ完結していないのであって。
まだ未完の作品(それも、定期新刊というわけですらない)を、ノベルス、文庫化、そして今回の新装刊行、と、挿画と体裁を変えることで手を替え品を替えしながら売ろうとする、その商魂に嫌気が差すのは…朔がオトナになってしまったからでしょうか。
なぁんか、出版社の都合に踊らされてるだけのような気が。
それより何より先にすべきは、作品を大団円へ導くことなのでは?
新たな読者層を広げるよりも、商業出版であるかぎり、古い読者のニーズ(最新刊はまだか!)に応えることの方が先なのでは?
朔さん、自分では正論を言ってるつもりなんですけどねぇ……。
しかしそれが通用しない世の中なのか。
ああ無情。
(そして万が一、中学生向けに『創竜伝』を改訂してあった場合、「そんなことして暇があるならさっさと続きを書け!」と喉から血が出るほど叫びたい。笑)
プロの仕事は、風呂敷をたたんでナンボである。
その意味では、『創竜伝』よりも『夏の魔術』シリーズの方が名作である。
★田中芳樹さん
たぶん朔より年長の方たちには『銀河英雄伝説』の作者さん、と言ったらよく分かると思うのですが。
朔と同世代、あるいは下なら『創竜伝』、アニメ化もした(している)『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズ、『タイタイニア』の作者さん。
でも朔は『銀英伝』は読んでないんですね。
何から入ったかというと、たぶん高2の修学旅行の時、旅のお伴に関空の本屋さんで『夏の魔術』を買ったのがはじめだと思います。
そこから、『創竜伝』、『薬師寺涼子』、『夏の魔術』に連なる他3冊、その他と手を広げました(あれ? もしかしたら『創竜伝』が入口だったかもしれません?)。
で、今回驚いたんですよ。
講談社のYA! ENTERTAINMENTから『創竜伝』が新装刊行されるというではありませんか。
対象年齢は「中学生から」ということですが……。
えーと、新装刊行ということは、内容の改訂は行わない……んですよね??
えーと、えーと、じゃあやっぱりソ連が健在だった頃のお話からはじまるんですよね?
ヘ、平成生まれの子たちに、ソ連て……(絶句)。
そして、あの偏執的とすら言えそうな社会風刺や社会批判を、子どもたちの目にさらすのですね?汗
あのマニアックなまでの中国史薀蓄に、漢文を習い始めたばかりの(世界史なんて知りもしない)中学生を巻き込むんですね?笑
今回1巻から読み返して、朔でさえ「歴史」を感じてしまったというのに、今の中学生の子どもたちが『創竜伝』を読んで、田中芳樹という作家にどういう印象を持つのか、すごーく興味があるというか、気がかりでもあります。
まず第一に、強烈な社会風刺に対して食傷気味になるあまり、読む気が進まず、「つまんなーい」と思われるのではないかということ。
第二に、経済とか歴史とか、小難しくて「つまんなーい」と思われるのではないかということ。
第三に、そういう小難しいところや、読めない漢字なんかすっとばして読む場合、まったく作者の意図していない受け止め方をされるのではないか、ということ。
ああ、どれも不幸だなぁ……。
ま、いつの時代も本を読む子は読むし、読まない子は読まないのです。
だからして、今の中学生に「読む力」がないとは言いませんが。
言いませんが。
ちょぉっと、対象年齢を間違えてませんかぁ?と思ってしまいます(だいたい中学生なんて、1年生と3年生じゃえらい違いですよ)…。
『創竜伝』て、元はと言えば講談社ノベルスから出てたんですよ。
講談社ノベルスといえば、氏の巻末会談か何かに、女子高生が講談社ノベルスの『創竜伝』を読んでいたら、その父親が血相を変えて本を取り上げた、という笑い話が載ってるくらい、アダルティ(笑)らしいですよ?
ま、その後文庫化に伴ってイラストがCLAMPさんに代わりハイティーンの手に触れやすくなり、漫画化にともなってさらに入口は広がったんでしょうけれど。
でもだからって、中学生……。
中学生が読んでも、もちろん楽しめると思います。
でもそれは4兄弟の設定が奇想天外で面白いとか、表面の面白さをなぞるだけで、世界とか歴史とか人間のあり方とか、そういうの全てひっくるめた作品としての面白さではないような、気が。
売れてるから、面白いから、という理由だけでの新装刊行なら、ファンとしてビミョーだなぁ。
だってね、確かに『創竜伝』は田中芳樹さんの代表作の1つだし、面白いけれど、中学生に読んで欲しい本ならもっと他にあるんです。
田中芳樹さんの手掛ける児童文学って、『創竜伝』や『銀英伝』ほどは脚光を浴びてないけれど、すばらしいと朔は思うのですよ。
売れてる・売れてない、だけが本を選ぶ基準じゃないと声を大にして言いたい。
例えば、『アップフェルラント物語』。
朔はこれを大学入ってから読みましたけど、久々に良い1冊に出会ったなーと思う作品でした。
ドキドキワクワクの冒険活劇の好きな子なら絶対お薦め。
もしかしたら、この本をきっかけに歴史に興味をもつ子が出てくるかもしれない!
王道をゆく、それでいて古臭くもお説教臭くもない物語です。
他にも『ラインの虜囚』『晴れた空から突然に…』あたりが、抵抗なく入れるかなーと思うのですが(『ラインの慮囚』は未読)。
だけど『創竜伝』なのかぁ……。
そもそも『創竜伝』はまだ完結していないのであって。
まだ未完の作品(それも、定期新刊というわけですらない)を、ノベルス、文庫化、そして今回の新装刊行、と、挿画と体裁を変えることで手を替え品を替えしながら売ろうとする、その商魂に嫌気が差すのは…朔がオトナになってしまったからでしょうか。
なぁんか、出版社の都合に踊らされてるだけのような気が。
それより何より先にすべきは、作品を大団円へ導くことなのでは?
新たな読者層を広げるよりも、商業出版であるかぎり、古い読者のニーズ(最新刊はまだか!)に応えることの方が先なのでは?
朔さん、自分では正論を言ってるつもりなんですけどねぇ……。
しかしそれが通用しない世の中なのか。
ああ無情。
(そして万が一、中学生向けに『創竜伝』を改訂してあった場合、「そんなことして暇があるならさっさと続きを書け!」と喉から血が出るほど叫びたい。笑)
プロの仕事は、風呂敷をたたんでナンボである。
その意味では、『創竜伝』よりも『夏の魔術』シリーズの方が名作である。
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観てきましたーーー!!
平日の朝1番に行ったので、予想通り空いてて快適でした★
原作は、浪人時代に高校の補習科仲間で後に上智に進学した友達から借りて読んでました。
たしか11巻くらいまで。
その後互いに大学進学で離れて、しょうがないから10巻から自分で買って読みました。
なぜ10巻からかというと、キリが良いから。笑
なので、最初の方ってもうぼんやりとしか覚えてないんですよねー。
その状態で映画を観てきて、もうはじまった瞬間、これは全然知らない物語になってしまった…!とちょっと焦ったのは内緒。笑
パンフのインタビューとかにも、とにかく原作を忠実に再現することを心掛けて、アングルとかにまでこだわった、ってあったのを読んでたから、なおさら焦る焦る。笑
コンビニ炎上とか、ライブに殴り込み?とか完全に忘れてましたー。
そもそもはじまりって、刑務所の漫画家からでしたっけ……?
てっきり、カンナが巨大ロボットを見るシーンからだと思ってました。
思い込みってオソロシイですね。
で、肝心の感想ですが。
もうケンヂがかっこいいかっこいい!
いや、行動は原作でも勿論かっこいいんですが、映画の唐沢さんが、ね。
ビジュアル的に。笑
いやー、唐沢さんならテンマでもいけるよね!とか場違いな感想を抱きながら観てました。
MONSTERの映画化も、テンマ役は絶対日本人でしてほしいですなー。
話が逸れました。
改めまして、オッチョがかっこいいかっこいい!!笑
正直、原作のオッチョより好きだ!
原作の子供時代オッチョはもうちょっと大人びてるっていうか、ケンヂたちと遊びながらも、一歩大人への道を先に歩き始めててケンヂたちを引いた位置から見てる子かなーという印象だったんですけど、イヤミ?な部分がなかった!
歳相応の仲間になってたよ!
改めて考えてみると、原作の方にはもっと個々のにおいがあったかなー。
「うちはうち、他所は他所」と言われていた時代のにおいというか、いつも一緒に遊んでる仲間でも、その背景には家庭環境による貧富の差があって(映画の中でも、ケンヂの家にはTVがあってもドンキーの家にはTVがない)、仲が良くたってみんな一緒なわけじゃない、人は1人1人違うものなんだ、って子どもでも肌で感じてた時代のにおいというか。
今の世の中、子どもが「だってみんな持ってる」って言えば、親は大抵のものを買い与えますからね。
だけどケンヂたちの子ども時代にはそんなの夢のまた夢で、だからこそケンヂたちは、自分と他者は違うってことを頭じゃなくて根っ子の部分で感じ取ってたり、今ないからこそそれを手に入れる「明日」を夢みることができる。
そんな70年代の孤独感とパワーを原作からは感じていたのですが。
それが映画では、前述の通りオッチョはちょっとリーダーシップのある子って感じに収まり、あのドンキーでさえ、ちょっと変わった子止まりだったのが、惜しいなーと思いました。
ま、今後のストーリー展開には差し支えないし、尺的に無難な感じにまとまってて良かったと思うんですけど。
というか、すごいと思います、まとめられたんだから。
でもやっぱ、ストーリーを楽しむなら原作かな。
おまけに、時系列に迷った時は読み返しが出来るしね。笑
音楽は勿論映画の方がすごいけど。
ケンヂが夜中にマルオの家に乗り込んでギターをかき鳴らすシーン、すごかったです!
そうだよね、遣り切れないときって、そういう衝動に走るよね!(力説)
そして、マルオが外で苦情に対応している姿に噴きました。笑
さて、第2弾は来年1月だったような気が。
もっちろんまた映画館で観ますよ★
この後に続けるのも妙な気がしますが、ようやく『人形芝居』(高尾滋さん)を読めましたー!
わー! 9年ぶりの最新刊ですって!笑
待ったですよ、待ちましたですよ。
帯の紹介文?が何故かミステリー作家の有栖川有栖氏ですよ!
ホントになぜ?笑
でもたしか高尾さんはミステリー小説が好き~ってどこかに書いてたような気がするから、その繋がりかしらん。
ま、それはともかくとして、今回の3編はどれも恋愛を織り込んだものだったのです、が……。
泣きました。笑
特に、ポエムな彼の最後のアレに。
せ、切ないのぅ……。
や、記憶うんぬんの辺りから既にうるうるしてたのですが。笑
やー、実は朔さん、アイボとかがもてはやされてた時代、いつかロボットが人間に代わって仕事をする時代がくるとか聞くと、何だか人間の尊厳とか存在意義を踏み躙られたような恐怖にも似た嫌悪感または怒りを感じたものなのですが。
そしてそれは今も変わらないのですが。
なぜか、高尾さんの描かれる小型機械人形(チャイルドタイプアンドロイド)たちは、その限りではないんですよねー。
それはたぶん、きちんと「人間」が描かれているからだと思う。
ポエムな彼のお話だって、ヒロインは最後にやはり同じ人間を選ぶ。
話としては悲恋なのだろうけど、だけどそれって人間としては正しい選択のはず。
人間の登場人物たちがきちんと「人間」の役割を果たしているからこそ、たとえば最後のパースレインの「ぼくのマリー……」みたいな台詞が活きてくるのだろうなぁ。
今回の作品で、改めて高尾滋という漫画家は秀逸だなーと再確認しました。
正直、近年の忍者?の話とかタイムスリップの話とかついていけないなーと思っていたのですが。笑
今回の3作は年に1本のサイクルで描いてたというのも、要因の1つかもしれません。
のんびりでもいいから、これからも妥協のない素晴らしい作品を読ませて欲しいです。
そしていつか、静と嵐にスポットを当てたお話も読みたいです!
あ。もしこのブログを読んで『人形芝居』に興味を持った人がいたら。
3巻の表紙、ちょっと(すごく)気合いの入った衣裳を纏ってますが、中身は全然そんなじゃないですよ!笑
安心してレジに持っていって下さい。笑
平日の朝1番に行ったので、予想通り空いてて快適でした★
原作は、浪人時代に高校の補習科仲間で後に上智に進学した友達から借りて読んでました。
たしか11巻くらいまで。
その後互いに大学進学で離れて、しょうがないから10巻から自分で買って読みました。
なぜ10巻からかというと、キリが良いから。笑
なので、最初の方ってもうぼんやりとしか覚えてないんですよねー。
その状態で映画を観てきて、もうはじまった瞬間、これは全然知らない物語になってしまった…!とちょっと焦ったのは内緒。笑
パンフのインタビューとかにも、とにかく原作を忠実に再現することを心掛けて、アングルとかにまでこだわった、ってあったのを読んでたから、なおさら焦る焦る。笑
コンビニ炎上とか、ライブに殴り込み?とか完全に忘れてましたー。
そもそもはじまりって、刑務所の漫画家からでしたっけ……?
てっきり、カンナが巨大ロボットを見るシーンからだと思ってました。
思い込みってオソロシイですね。
で、肝心の感想ですが。
もうケンヂがかっこいいかっこいい!
いや、行動は原作でも勿論かっこいいんですが、映画の唐沢さんが、ね。
ビジュアル的に。笑
いやー、唐沢さんならテンマでもいけるよね!とか場違いな感想を抱きながら観てました。
MONSTERの映画化も、テンマ役は絶対日本人でしてほしいですなー。
話が逸れました。
改めまして、オッチョがかっこいいかっこいい!!笑
正直、原作のオッチョより好きだ!
原作の子供時代オッチョはもうちょっと大人びてるっていうか、ケンヂたちと遊びながらも、一歩大人への道を先に歩き始めててケンヂたちを引いた位置から見てる子かなーという印象だったんですけど、イヤミ?な部分がなかった!
歳相応の仲間になってたよ!
改めて考えてみると、原作の方にはもっと個々のにおいがあったかなー。
「うちはうち、他所は他所」と言われていた時代のにおいというか、いつも一緒に遊んでる仲間でも、その背景には家庭環境による貧富の差があって(映画の中でも、ケンヂの家にはTVがあってもドンキーの家にはTVがない)、仲が良くたってみんな一緒なわけじゃない、人は1人1人違うものなんだ、って子どもでも肌で感じてた時代のにおいというか。
今の世の中、子どもが「だってみんな持ってる」って言えば、親は大抵のものを買い与えますからね。
だけどケンヂたちの子ども時代にはそんなの夢のまた夢で、だからこそケンヂたちは、自分と他者は違うってことを頭じゃなくて根っ子の部分で感じ取ってたり、今ないからこそそれを手に入れる「明日」を夢みることができる。
そんな70年代の孤独感とパワーを原作からは感じていたのですが。
それが映画では、前述の通りオッチョはちょっとリーダーシップのある子って感じに収まり、あのドンキーでさえ、ちょっと変わった子止まりだったのが、惜しいなーと思いました。
ま、今後のストーリー展開には差し支えないし、尺的に無難な感じにまとまってて良かったと思うんですけど。
というか、すごいと思います、まとめられたんだから。
でもやっぱ、ストーリーを楽しむなら原作かな。
おまけに、時系列に迷った時は読み返しが出来るしね。笑
音楽は勿論映画の方がすごいけど。
ケンヂが夜中にマルオの家に乗り込んでギターをかき鳴らすシーン、すごかったです!
そうだよね、遣り切れないときって、そういう衝動に走るよね!(力説)
そして、マルオが外で苦情に対応している姿に噴きました。笑
さて、第2弾は来年1月だったような気が。
もっちろんまた映画館で観ますよ★
この後に続けるのも妙な気がしますが、ようやく『人形芝居』(高尾滋さん)を読めましたー!
わー! 9年ぶりの最新刊ですって!笑
待ったですよ、待ちましたですよ。
帯の紹介文?が何故かミステリー作家の有栖川有栖氏ですよ!
ホントになぜ?笑
でもたしか高尾さんはミステリー小説が好き~ってどこかに書いてたような気がするから、その繋がりかしらん。
ま、それはともかくとして、今回の3編はどれも恋愛を織り込んだものだったのです、が……。
泣きました。笑
特に、ポエムな彼の最後のアレに。
せ、切ないのぅ……。
や、記憶うんぬんの辺りから既にうるうるしてたのですが。笑
やー、実は朔さん、アイボとかがもてはやされてた時代、いつかロボットが人間に代わって仕事をする時代がくるとか聞くと、何だか人間の尊厳とか存在意義を踏み躙られたような恐怖にも似た嫌悪感または怒りを感じたものなのですが。
そしてそれは今も変わらないのですが。
なぜか、高尾さんの描かれる小型機械人形(チャイルドタイプアンドロイド)たちは、その限りではないんですよねー。
それはたぶん、きちんと「人間」が描かれているからだと思う。
ポエムな彼のお話だって、ヒロインは最後にやはり同じ人間を選ぶ。
話としては悲恋なのだろうけど、だけどそれって人間としては正しい選択のはず。
人間の登場人物たちがきちんと「人間」の役割を果たしているからこそ、たとえば最後のパースレインの「ぼくのマリー……」みたいな台詞が活きてくるのだろうなぁ。
今回の作品で、改めて高尾滋という漫画家は秀逸だなーと再確認しました。
正直、近年の忍者?の話とかタイムスリップの話とかついていけないなーと思っていたのですが。笑
今回の3作は年に1本のサイクルで描いてたというのも、要因の1つかもしれません。
のんびりでもいいから、これからも妥協のない素晴らしい作品を読ませて欲しいです。
そしていつか、静と嵐にスポットを当てたお話も読みたいです!
あ。もしこのブログを読んで『人形芝居』に興味を持った人がいたら。
3巻の表紙、ちょっと(すごく)気合いの入った衣裳を纏ってますが、中身は全然そんなじゃないですよ!笑
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びっくり!!
10年近く続きの出てなかった漫画が、今月出るそうなのです!
何かというと高尾滋さんの『人形芝居』3巻。
高校生の時、友達に教えてもらって読んだのです。
少年とか子ども好きで懐古的なヒューマンドラマのがスキな人は好きかも。
ヒューマンドラマと言っても、主人公たちはアンドロイドなわけですが。笑
あー。
久々の新刊ということで、テイスト変わってたらと思うと少し手に取るのが怖い気もしますが、たぶん読むことでしょう。
……でも解説読む限り、どうもオムニバスっぽい?のかな。
嵐と静の話も読みたいような。
あのふたり見てるのが一番好きだなぁ。
癒されるー。
花とゆめ系でずっと好きなのはこの『人形芝居』と喜多尚江さんの『空の帝国』です。
10年経った今でも、ずっと。
いいものってきっとずっと変わらない、そんな気がします。
好きなものついでに、ヴァン・ホーテン。
貴方はどんだけ朔をココア漬けにすれば気が済むんですか。笑
あったかいのも好き。
冷たいのも好き。
そして新お目見え?のココアプリン!
すごいスキ!!
毎晩、ご飯はこれでいい!!(ちょっと待て)
最近他に好きなのはー。
あー……と。
そういや今週月曜からはじまった『天体議会』のラジオ再放送ですが、最初ちょろっと聴いて……。
あー……うー……となり。
ずっと録音はしてるけどまだまともに聴いてません。
あのラジオドラマ枠を聴くのは荻原規子さんの『これは王国のかぎ』以来だから、これまた10年くらい経ってる。笑
なんていうか……独特の「色」のある枠ですよね。
演技にも「型」があるっていうか、ある一定のテンションが保たれてるっていうか……。
久々に聴いてそんなことを思いました。
……先にドラマCD版のをニコ動で聴いちゃったからなー。
ギャップがすごくて
心安らかに聴けるようになるまで、しばらく封印してると思います。
……そんな日来るのだろうか……。
15日は京都から友達が来ます!
この都市が大嫌いな朔さんとしては、一体どこへ案内すればよいやら困りモノ。
はー。髪切りたい。
ではでは。
10年近く続きの出てなかった漫画が、今月出るそうなのです!
何かというと高尾滋さんの『人形芝居』3巻。
高校生の時、友達に教えてもらって読んだのです。
少年とか子ども好きで懐古的なヒューマンドラマのがスキな人は好きかも。
ヒューマンドラマと言っても、主人公たちはアンドロイドなわけですが。笑
あー。
久々の新刊ということで、テイスト変わってたらと思うと少し手に取るのが怖い気もしますが、たぶん読むことでしょう。
……でも解説読む限り、どうもオムニバスっぽい?のかな。
嵐と静の話も読みたいような。
あのふたり見てるのが一番好きだなぁ。
癒されるー。
花とゆめ系でずっと好きなのはこの『人形芝居』と喜多尚江さんの『空の帝国』です。
10年経った今でも、ずっと。
いいものってきっとずっと変わらない、そんな気がします。
好きなものついでに、ヴァン・ホーテン。
貴方はどんだけ朔をココア漬けにすれば気が済むんですか。笑
あったかいのも好き。
冷たいのも好き。
そして新お目見え?のココアプリン!
すごいスキ!!
毎晩、ご飯はこれでいい!!(ちょっと待て)
最近他に好きなのはー。
あー……と。
そういや今週月曜からはじまった『天体議会』のラジオ再放送ですが、最初ちょろっと聴いて……。
あー……うー……となり。
ずっと録音はしてるけどまだまともに聴いてません。
あのラジオドラマ枠を聴くのは荻原規子さんの『これは王国のかぎ』以来だから、これまた10年くらい経ってる。笑
なんていうか……独特の「色」のある枠ですよね。
演技にも「型」があるっていうか、ある一定のテンションが保たれてるっていうか……。
久々に聴いてそんなことを思いました。
……先にドラマCD版のをニコ動で聴いちゃったからなー。
ギャップがすごくて
心安らかに聴けるようになるまで、しばらく封印してると思います。
……そんな日来るのだろうか……。
15日は京都から友達が来ます!
この都市が大嫌いな朔さんとしては、一体どこへ案内すればよいやら困りモノ。
はー。髪切りたい。
ではでは。
こんばんわ。
昨日↓に書いたとおり、ポニョ観てきました~
ポニョ! 可愛いよ! 予想以上だよ!!
は~。ポニョと宗介(←漢字不明)が予想以上に可愛かった!
なんて愛情表現がストレートなんだ!
可愛すぎるぞ!!
そして自分でも意外だったことに、リサも可愛いと思ってしまった!
……もうそんな(母親側に感情移入出来る)歳なのかなぁ、と愕然とした。
以前だったら、BAKABAKABAKAのところでウザイ…とか絶対思ってたはず。笑
月日の流れって人を変えますねー……
さらにリサと宗介のコンビも可愛かった!
宗介の口癖?「今忙しいから、後でね」っていうの、絶対リサの口癖が移ったんだろーなーとか思いながら観てました。
他にも「しめた!」とか「上々」とか、5歳児がフツーに使うとは思えない口調とかも。笑
こういうのって、母子の絆みないなものじゃありません?
知らないうち気付かないうちに似てくるっていう。
個人的には、我が子に自分や父親のことを名前で呼ばせるっていうのは朔はどうかと思いますが、リサと宗介母子は、素敵な関係だなーと思いました。
宗介とポニョを家に残してリサだけ車でひまわりに戻る時の、宗介にこの家に残っていて欲しい理由を話すシーンなんかも、好きです。
あー。それにしても子ども可愛い。
ついでに、隣に座ってた(他所の)男の子が、ポーニョポニョポニョに合わせて両手を上げて全身で左右に揺れ始めた(踊ってる)時には、思わずぎゅっ!としたくなりました(それは犯罪です)。笑
子どもいいなぁ。可愛いなぁ。
子ども可愛いといえば、予告の流れてたパコと魔法の絵本!
パコ可愛い! 可愛い! 可愛すぎるヨ!!
じ、時間さえあれば、劇場で観るかも……。
予告流れてたといえば、20世紀少年!!
予告パンフに第一部のキャラと出演者の一覧が載ってるんですけど、これがすごい!
見事に原作の特徴出てる!
キャスト考えた人もすごいけど、やっぱここはこれだけの登場人物を描き分ける浦沢直樹さん(原作者)の力がすごいんだと思う。
公開がすんごい楽しみです!
予告編も面白そうでした!
「ケーンヂくーん、あーそびーましょー」で鳥肌立ちましたもん!
パコの前売りは買いませんでしたが、20世紀少年は買ってしまいました。笑
あ~、原作読み返したくなってきた!(しかしうちには10巻以降しかない!笑)
ではでは。
昨日↓に書いたとおり、ポニョ観てきました~
ポニョ! 可愛いよ! 予想以上だよ!!
は~。ポニョと宗介(←漢字不明)が予想以上に可愛かった!
なんて愛情表現がストレートなんだ!
可愛すぎるぞ!!
そして自分でも意外だったことに、リサも可愛いと思ってしまった!
……もうそんな(母親側に感情移入出来る)歳なのかなぁ、と愕然とした。
以前だったら、BAKABAKABAKAのところでウザイ…とか絶対思ってたはず。笑
月日の流れって人を変えますねー……
さらにリサと宗介のコンビも可愛かった!
宗介の口癖?「今忙しいから、後でね」っていうの、絶対リサの口癖が移ったんだろーなーとか思いながら観てました。
他にも「しめた!」とか「上々」とか、5歳児がフツーに使うとは思えない口調とかも。笑
こういうのって、母子の絆みないなものじゃありません?
知らないうち気付かないうちに似てくるっていう。
個人的には、我が子に自分や父親のことを名前で呼ばせるっていうのは朔はどうかと思いますが、リサと宗介母子は、素敵な関係だなーと思いました。
宗介とポニョを家に残してリサだけ車でひまわりに戻る時の、宗介にこの家に残っていて欲しい理由を話すシーンなんかも、好きです。
あー。それにしても子ども可愛い。
ついでに、隣に座ってた(他所の)男の子が、ポーニョポニョポニョに合わせて両手を上げて全身で左右に揺れ始めた(踊ってる)時には、思わずぎゅっ!としたくなりました(それは犯罪です)。笑
子どもいいなぁ。可愛いなぁ。
子ども可愛いといえば、予告の流れてたパコと魔法の絵本!
パコ可愛い! 可愛い! 可愛すぎるヨ!!
じ、時間さえあれば、劇場で観るかも……。
予告流れてたといえば、20世紀少年!!
予告パンフに第一部のキャラと出演者の一覧が載ってるんですけど、これがすごい!
見事に原作の特徴出てる!
キャスト考えた人もすごいけど、やっぱここはこれだけの登場人物を描き分ける浦沢直樹さん(原作者)の力がすごいんだと思う。
公開がすんごい楽しみです!
予告編も面白そうでした!
「ケーンヂくーん、あーそびーましょー」で鳥肌立ちましたもん!
パコの前売りは買いませんでしたが、20世紀少年は買ってしまいました。笑
あ~、原作読み返したくなってきた!(しかしうちには10巻以降しかない!笑)
ではでは。