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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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9月4日。晴れ。
2006.09.04 (Mon)
今日!は!
睡眠時間3時間で、京都伊勢丹のミュシャ展とお買い物に行ってきました!

 アルフォンス・ミュシャ展!
 何となく好きなんです、ミュシャの絵。
 そんなに含蓄があるわけでもなく、タイトルを知っている絵が一枚でもあるわけではなく、それでも「あれ、これミュシャかな?」と思った絵はやっぱりミュシャの絵だった、くらいにはミュシャが好きです(笑)
 というか、建築にしても絵画にしても美術品にしても、アール・ヌーヴォーが好きなだけかも。
 繊細優美でいいですよね~♪

 で。
 美術の勉強なんて義務教育が終わってから一度もしていない朔が、独断と偏見と思い込みの感想についてたらたらと書いていきたいと思います。

 ミュシャの絵を見ていて、思ったことがある。
 というか、驚いたことがある。

 観光用ポスターとして描かれた『モナコ-モンテ・カルロ』という絵を見た時、
 朔は「あれ?」と思ったのだ。
 なぜかそこに描かれた少女が、小畑健氏(『ヒカルの碁』『デスノート』等)
 の描くヒロインとダブって見えたのだ。
 今、買って来た図録で同じ絵を見てもそれほど思わないのだが、
 実物を間近で見た瞬間、特に目の辺りとか顔の輪郭とか髪の線とかが、似ていると感じた。
 (しかもそのポーズは、あたかもキラを崇拝する最後のシーンの弥海砂のよう?/笑)
 他の絵は金髪で明らかに西洋的な顔立ちの女性が多い中、
 その絵は黒髪の少女で東洋的に見えなくもないので、特にそう思ったのかもしれない。
 しかし考えてみれば、繊細で淡く多彩な色遣いとかも、似ているかもしれない。
 綺麗な絵、というのは、つまるところ行き着く先はみんな同じなのかなぁと思った。

 さらにどんどん絵を見ていくと、聖書を題材とした『御国を来らせ給え』という絵があった。
 それまでにあった、華やかで軽やかな色遣いではなく、描かれるのも優美な女性ではなく、
 色は白と黒だけで、その中ですべての濃淡が表現されている。
 朔はこの絵を見た時、今度は「指輪物語?」と思った(笑)
 評論社から刊行されているアラン・リーによる装画に、雰囲気が似ていると思ったのだ。
 ホントに、エルフとホビットの絵かと思った。
 何だろう、山上の垂訓の場面? 多分、イエスと人々の絵なのだろうけど。

 そしてさらに、『チェコの心、国民慈善協会証書』という絵が出てきた。
 そして今度は、「ラファエロ?」と思った(笑)
 な~んでこの絵、こんなに他の絵と雰囲気違うんだろう?
 図録に収められたこの絵の隣りには『南西モラヴィア挙国一致宝くじ』という絵があるのだが、
 明らかに、線とか色遣いとか、筆のタッチとか全然違うよなぁ?
 他の絵は図案化されてるというかデザイン化された単純な線で描かれてるのに、
 この絵は本当に「絵画」って感じやもんなぁ。
 しかも、この看護婦と少年の組み合わせが、聖母子のようにも見える。ような気が。
 他にもこういうニュアンスの絵があるのかもしれないけれど、今回出展されていた中では、『御国を来らせ給え』と並んで瀬ひときわ異彩を放っていた気がした。

 全体を通して、大満足な展示だった。
 ミュシャはいいなぁ、優しい典雅な気持ちになれる。

 最後に図録も買って、大満足なり。

 他にも、『ジスモンダ』、『花:ばら』と『花:ユリ』、『サクラソウ』と『羽根』、『ヒヤシンス姫』の絵葉書合計4枚、
 『ビザンティン風の頭部:ブロンド』の携帯ソーイングセット(ピルケースにもなる)
 をお買い上げ~♪
 ステキです!!(*~◇~*)

 お昼はポルタのレストラン街でパスタ(といったらあそこでしょう。ホントよく行くなぁ)を食べ、 続けてキューブでお買い物~♪
 すごいんです! SSを発見! サイズがぴったり~~~~V(*~◇~*)V
 というわけで、秋の新作パンツをお買い上げ~♪

 お次は四条に出て、オーパでブラウスとジャケットをお買い上げ~♪

 そしてロフトに行き、友達依頼の豆本の材料をお買い上げ~♪
 依頼された豆本は、中国の切手を利用したもので、
 見開きの半分に切手を、もう半分に漢詩を載せることに決定。
 ふたりでいろいろ紙やら麻糸やら厚紙やらをまとめて購入。

 お次は高島屋に行って(なぜか)ハンカチをお買い上げ~♪
 ホントはブーツが欲しかった……(>_<)

 ブーツ…いろいろ見たけど、サイズとかがやっぱり難しい……。
 Sでもやっぱ大きいし、ヒールがそんなに高くないヤツなら我慢して履けないこともないけど、
 ヒールが高くなると完全に土踏まずの位置がズレて苦痛だし……。
 でもでも、せっかくならヒール10cm!!とか履きたいし(笑)
 ……やっぱムリかなぁ……。
 通販なら22.0からサイズはあるけど、やっぱ実際に履いてみないとコワイしなぁ(>_<)
 う~ん……。

 いいや、また別のお店で探してみよう!

ではでは。

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7月4日のコト。
2006.07.05 (Wed)
7月4日。朔さんの華麗なる一日(計画篇)

 この日は火曜日。
 授業は昼前の1コマしかありません。
 なので……

09:00 起床
10:15 大学へ・授業
12:00 食堂へ・昼食
13:00
  ↓   図書館か演習室で演習の発表準備
15:30
  ↓   休憩  
16:00
  ↓   映研さんの上演会。『ALWAYS 三丁目の夕日』『真夜中の弥次さん喜多さん』
20:30
21:00 夕食の買い物を済ませ、帰宅

 となるはずが…………


------------------------------------------------------------------------

7月4日。朔さんの華麗なる一日(実行篇)

 実際どうなったかというと…………

09:00 一時起床
09:30 完全起床
10:25 大学へ・授業
12:00 演習室で調べモノ
12:15 食堂へ・昼食(冷やしとろろ芋茶そば! 最近こればっか)
13:00 
  ↓   食堂で演習の発表の準備
14:00
  ↓   友達とボックス街(※部室が建ち並ぶエリア)でバドミントン!!
14:25
  ↓   疲れたので、ボックスで お昼寝!!
13:30
  ↓   友達と合流し、上演を待つ。
14:00
  ↓   映研の上演会。
20:30
21:00 買い物をして帰宅。


 という……なんともステキ☆な一日と相成りました(*~□~*)

 バドミントンにお昼寝って(笑)……一体いつぶりでしょう?
 大学に入ってからそんなことをした覚えは…お昼寝ならこの間もしたけど、
 自分から進んで運動するなんて、ハジメテでした。
 でもバド楽しかったぁ~♪
 テニスはダメだけど、バドは好きなんだよな~。
 なぜ茶道部のボックス(部室)にバドのセットがあるのかは謎だけど(笑)
 いや~、ヒールの高いサンダル履いて頑張りましたよ!
 そしたら予想以上に消耗してしまい、珍しく自ら水分補給を図り、
 そのままお昼寝と相成りました(笑)
 あ~。心地よかった。なんせ前日?は4時間しか寝てなかったもので。

 それから映研さんの上演会ですが……
 実は友達がやっているわりに、朔は初めての参加でした。
 上映内容は先に挙げた通り『ALWAYS 三丁目の夕日』と『真夜中の弥次さん喜多さん』。
 朔は何ら予備知識を持たず、たった1つだけ、
 後者の方に中村七之介さんが出演しているのだけを楽しみに観に行ったのですが……。

 えーと、では前者の感想から。
 はっきり言って昭和の話、くらししか知らなかったから、予想外の収穫でした♪
 CMで観た、小雪さんが見えない指輪を嵌めてもらうシーンではちょっと泣きました(笑)
 でもちょうどそのシーンでですね~、
 外でオケ部が練習をはじめまして、金管楽器のプォ~という音が…聞こえてきたりしつつ…
 まぁそれはご愛嬌ということで(笑)
 あと、六子ちゃんにお母さんからの手紙を見せるとことか、
 ジュンノスケがおじちゃんのところに戻って来て…のシーンでも泣いてしまいました。
 朔だけじゃなくて、ほとんどのお客さんが泣いてましたよ?
 でも一番印象的だったのは、堤さん扮する「お父さん」が六子ちゃんを嘘つき呼ばわりして追い詰めるシーンかなぁ。
 迫力あるし、妙に笑えるし(笑)
 なんだか、『天空の城ラピュタ』に出てくる、パズーの親方を彷彿とさせました(笑)
 観て良かったです。
 あの街並み、どうやって再現したんだろう、CGってすごいなぁ~と感心しきりで画面に釘付けでした!

 そして、淡い期待を寄せて挑んだヤジキタですが……
 正直な感想、
 笑えた:怖い:意味不明:歌がステキ☆=1:3:5:1
 というところですか……。
 なんか…ボーゼンとしてしまいました。
 要所要所で、いわゆる「ドン引き」をしつつ……
 ああ、これを「ドン引き」と言うんだな、と身を以って体験してしまいました。
 七之介さん、ヤク中って……(T_T)
 しかも最初は白黒だったから、白く見える鬘を見て、
「えっ、白髪?! おじいさんなの?!」と思いました…
 でもカラーになって今度は、「えええっ?! 金髪ぅ?!」と思ったのですが。

 なんだか…演習で江戸時代の好色モノに触れる機会があるので、
 そういういわゆる「衆道」というか…
 なんかそんなものを割と平気というか麻痺しつつ扱ってきたのですが…
(だって普通に『男色大鑑』とか『色道大鑑』とか利用するし…というか今まさにその演習の発表の準備をやってる最中だし……。おかしいな。朔の専攻は国語学だったはずなのに)
 やっぱり、観ると読むとじゃ大違いなのですね…痛感しました……_(-_-;)|||
 そこはかとなくショックです。
 でもキタさんが役者崩れでそして男色家というのは、妙にその当時の風俗としてリアリティがありすぎ…江戸時代ってホントにこんな人たちがたくさんいた時代だったらどうしよう、と思いました。よくわからない発想ですけど。
 平成に生まれて良かった。
 全体的に先の読めない展開で、一体どこからその発想が出てくるのか、非常にシュールというか一種「アリス的展開」ですよね?
 お伊勢さん(朔は先日行ったばかり)にバイクで行こうとしたり、ものすごく笑える一方で、
 大阪から来た漫才師?が関所で死んでしまったり、キタさんがヤジさんを殺してしまったり…と、非常に怖い話でもあり……ショッキングな映像も挟みつつ……
 結局この話はどうなんですか?
 朔にはよく分からない作品でした。


ではでは。

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29日。講座旅行2日目!
2006.07.01 (Sat)
 そして翌朝。
 朝食をバイキングで済まし最後に足湯に浸かると、お次は松坂の本居宣長記念館へ~♪
 旧邸「鈴屋」も見学しました。
 本居宣長さん…あんなに変人さんだったとは知りませんでした!!(笑)
 だって、空想の家系図とか地図とか、まるでJ.R.R.トールキン!
 いや~細部にまで凝ってましたねぇ。
 その変人っぷりに、前よりもずっと好きになりましたよ(笑)
 …ところで、先生がここの展示で2つの間違いを指摘しはりました。
 しかもそのうち1つは、朔と友達が苦心しつつ板に書き付けた歌を読んでいる現場で発見されました!
 解説と照らし合わせてみると、2文字ほど読み方が違っている!!
 先生は嬉々として間違いを指摘しはってました(笑)
 ……あののたくった字を、どうして先生はすらすらと読めるのでしょう……。
 先生方にしてみれば、朔たちの方こそどうして読めないのか不思議にお思いなんでしょうけど……。
 何はともあれ、学芸員さんにとって、本職の人にチェックされることほど怖いことってないんだろうなぁ…と思いました。
 どこで誰が見てるか解らない~。

 で、各自昼食を済ませた後はいざ芭蕉ゆかりの地へ!!……となるのが我らが専攻なら妥当なところですが……
 朔たちは伊賀上野へ!! いざ往かん、忍者村!!ってなもんですよ!(笑)
 先生方は苦笑しつつの引率です(笑)
 これは学生からの強烈なプッシュで実現しました♪
 嗚呼~忍者~♪
 やっぱり旅行には、娯楽もなくっちゃあ、というわけです!
 伊賀流忍者博物館はそれはそれはステキな所でした♪
 特に忍者屋敷!
 案内してくれたお兄さんのキビキビとした隠れ方にドキドキです(笑)!!
 か~っこいーい!!☆
 あら不思議、こんな所に隠し扉が~♪とかとか。
 お兄さんの姿が見えなくなる度に、正座して見物する朔たちは「おお~っ!!」というどよめきと共に拍手喝采ですよ(笑)
 お茶目な先生方も、回転する扉の向こうに消えたりと結構楽しんではったご様子。
 いや~良かった良かった♪
 そしてこの旅の最終目的地で、朔は1つの使命を帯びておりました。
 それは…先生方1人1人と写真を撮ること!!
 まずは担任の先生と忍者のお兄さんの間で、パシャッ!…という感じで、
 最後は卒論の指導をしれくれはる先生になぜか斬りつけられる構図(笑)の写真で撮り終わりました(*^-^*)
 いい記念です!
 現像したら、先生のとこにも持っていきたいと思います☆

 とまぁこんな感じで、ものすっごい楽しい旅行でした☆
 先生と写真が撮れたこと、院生の先輩とお話できたのも収穫かなぁ。
 酔っ払った友達から意外な話を聞けたりもできたし(笑)

 ところで、高校の修学旅行から付け始めた「旅先日記帳」が今回の旅行でいっぱいになりました。
 なつかしく読み返してみると、……その書き方が今のテンションと全く変わっていない……。
 成長してないんだろうか、朔さんは。
 こう、もう少し…何というか…賢そうなことが書けるように……なれればなぁと(^-^;)
 ま、読み返して楽しいしいっかー。

 次の旅先がどこになるかは分かりませんが、次からは新しい日記帳に綴っていきたいと思います!


ではでは。

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28日。講座旅行1日目!
2006.07.01 (Sat)
こんばんわ!

 さてさて、日は経ったものの、楽しかった講座旅行について記録を残しておきたいと思います!

 というわけで。
 6月28~29日は我らが専攻の講座旅行でした♪
 3、4回生と院生、そして先生方総勢30数人での出発です。
 行き先は伊勢、鳥羽、そして忍者村!(伊賀上野)!
 学校に集合して、バスに乗ってえんやこら~です(^-^)

 ああ~楽しかったぁ!!o(*~-~*)o

 まずは謡曲「田村」に因んで田村神社へ!
 田村神社には茅の輪がありました♪
 そこでみんなで先生の後に続き、ぞろぞろ~と八の字走行で茅の輪をくぐりました☆
 これで厄除けはバッチリね!というわけです(笑)

 そして続いて向かったのは、伊勢神宮!
 一生に一度はお伊勢参り、というわけです♪
 なぜかお伊勢さんには、たくさんの鶏さんが闊歩なさっていました。
 ……なぜに??

 お伊勢さんは収穫が大きかったです!
 実は途中で雨に降られてしまったのですが、
 でもでもそのおかげで、先生とアイアイガサ(笑)をしてしまいました!!
 キャーーーーー!! 先生優しい、ステキです!!o(*~◇~*)o
 なんで朔はこんなに先生が好きなんでしょう?(笑)
 朔はどうも昔っから、先生と仲良くなるのが好きですね~。
 自分の知らないことを教えてくれる人が好きなのかもしれません。
 一緒にいて安心してバカなこともできるし(笑)
 担任の先生は女性の先生で、やっぱり大好きです。
 先生の部屋に遊びに行っては仕事の邪魔をする朔たちの長話にも、根気よく付き合って下さいます(笑)
 卒業まで見捨てんといてくれはったらうれしいな~。

 で(と話を強引に戻す)、雨宿りの為にしばらく待合所みたいなところに避難したのですが。
 そこで朔は「蘭陵王」のお面を発見したのですよ!
 「ねぇ、あれってさぁ……もしかして?」
 と友達とこそこそ話していたら、ななんと!! 傍にいた先生が自ら解説して下さいましたぁ!!
 キャーーーーー!! 先生優しい、ステキです!!o(*~◇~*)o パート2(笑)
 その先生は中国文学が専門なのです。
 朔たちは雅楽の「らんびょーおー」(とアナウンスでは聞こえる)のお面じゃない??と話していたのですが、やはりそのお面でした。
 なんでも蘭陵は中国の地名で、美貌のために強く見えない武将が、恐く見えるようにとお面を被ったんだそうです。
 これ、もう日本にしか残っていないそうです。本国ではすでに歴史の彼方に消え去ったのですね…。
 バイト先の演目の正体が解ったこと。
 これが今回の旅行の最高の収穫です(笑)
 とまぁこんな感じで、朔はますます先生のことが好きになったのでありました♪

 お伊勢参りの後は、おはらい町とおかげ横丁へ☆
 そこで手こね寿司を食べました(^-^)
 伊勢うどんも、友達から2本ほどもらって食べました(笑)
 古い街並みの、ステキ横丁でした!

 そして、赤福の本店で赤福も食べました(*^-^*)
 先生(傘の先生とは別人)に誘われたのです! 
 どうも、一緒に店に入ってくれる人を探してはったみたいです(笑)
 で3人で入ったところ、なんとすでに中文の先生方が2人で座って食べてはりました(笑)
 いや~のほほんですね~♪
 ホントうちの大学は人数少ないし、仲いいよなぁ~♪

 お伊勢さんの後は早々とホテルへ!
 今回のホテル、温泉が多いということで、とある先生が独断で決めたようなホテルです(笑)
 どうも先生は温泉がお好きらしい(笑)
 夕食までの数時間、朔たちは浜辺で貝拾いをしていたのですが、
 朔たちが部屋に帰ろうとすると、すでに温泉上がりの先生方とすれ違いました(笑)
 先生方は男2人で連れ合って「スイートベイ」(だってそういう名称なんです)へ~♪
 朔たちはそれから温泉に入って、夕食の宴会場へ行きました。

 朔は…露天風呂にたぶん初めて入ったのですが……
 露天風呂って……かなり丸見えですね?
 海を眺められるすばらしい眺望だったのですが、それは取りも直さず船からもこちらが丸見えというわけで……双眼鏡を使わずとも、裸で立っていることくらいすぐ解ってしまうんじゃ…と思いました。
 どうなんでしょう。
 日本はよく「恥の文化」と言いますが、お風呂だけは違うのでしょうか??
 そこだけ開き直り?
 それとも、江戸時代から綿々と受け継がれる「のぞきの文化」の賜物でしょうか??(笑)
 ……すいません、今演習の準備で好色モノばかり扱っているのもので……

 で、何はともあれ、夜になったら夕食後は宴会です!!
 我らが専攻には飲兵衛が多いのであります!!
 旅行の幹事さんたちがお酒の手配ばかり気にしていると、旅行会社の人が呆れる程であります(笑)
 伊勢の地ビールとかお神酒とか、普通の缶チューハイやらビール、ワイン……とにかく何でもアリの大宴会です!
 朔は氷結を紙コップ1杯しか飲まなかったけど、ずっと笑い転げてました(笑)
 いや~楽しかったぁ(*^-^*)
 なぜか先生方2人掛かりで「院に進まないの?」と誘われたりしつつ…あれにはびっくりしました、本当に。
 しかも誘ってくれはった先生は国文と中文の先生で、朔の直接の専攻分野ではないという……。
 しかも院試…受かるとは到底思えないんですけど……。勉強してないし。
 でも、見込んでくれてはるのかなぁと、少しうれしく思いました。
 でも切ない。
 できることなら朔だって、大好きな大学で大好きな先生方といつまでも一緒にいたいです!!(>_<)
 あ~あ……。

 結局夜中の1時過ぎまで騒ぎまくってお開きとなり、各自の部屋に戻って就寝。

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贅沢な時間
2006.06.23 (Fri)
 22日、朔はとても贅沢な時間を過ごしました♪
 何をしたかというと、映画を観たのです!!

 映画を(映画館で)観る、という習慣は残念ながら朔にはないので、
 それはそれはとても貴重で贅沢な時間なのです。
 で、今回観たのは『オリバー・ツイスト』。
 以前バンバンCMが流れていた頃は確か就活の真っ最中だったのかな?
 観たいな~と思っても観に行けなかったので、
 祇園会館で23日まで上演していると知った時、
 よし絶対観に行かねば!と思い、行ってきました☆
 去年に引き続き週休4日の朔は、木曜日は授業ないし、
 サービスデーで1000円で観られるし♪
 しかも、前々から祇園会館に入ってみたかったんですよ~(笑)
 という、朔にはとてもとてもオイシイ時間でした(^-^)

 あまり映画館へ足を運ばないものの、朔は映画館の雰囲気が大好きです。
 劇場とかの舞台の雰囲気も。
 何やらいつもとは違う、日常からかけ離れた「特別」な感じがしませんか?
 期待に満ちた空気とか、知らず知らずに小声になってしまうところとか、薄暗い場内とか…

 最近は映画館でのマナーが悪い人もたくさんいますが、
 今回は平日の午後ということもあり、入りもまばらで平均年齢もぐっと高く、
 静かに落ち着いて観ることができました♪
 まばらにしかお客さんがいないっていいですよね☆
 外は雨が降ってて午後なのに静かで、場内はスカスカでひそひそ話す人声が微かに響き……。
 
 平日の午後にこんな時間が持てるなんて、なんて贅沢なんでしょう…(*^-^*)

 で、『オリバー・ツイスト』ですが。
 何と言っても、主役のオリバー(バーニー・クラーク)が可愛い!!
 憂いを含んだ表情がステキすぎます!!(*~◇~*)
 撮影当時11歳ですよ? これからどう成長していくのか…すっごい楽しみです!!
 古いロンドンの街並みとか自然とか、映像も綺麗~♪
 ビジュアル的には◎な感じでした!
 あと朔は、ドジャー(役名)にも目を惹かれました。
 最初から最後まで(その行動が)カッコ良かったな~♪
 ホント、将来大物になれそな感じ?

 お話そのものは…ディケンズの原作を朔は読んだことがないのですが。
 映画を観てからパンフを購入し、それを読んではじめて
「あ、そうだったの?」という事実が…多々あったりなかったり……。
 いや、ホント些細なとこなんですけどね。
 例えば、救貧院で粥のおかわりを言う人をくじで決めるという場面。
 結果的にオリバーが引いてしまい、それがきっかけでオリバーは施設を追い出されかけるのですが。
 そういった話の大筋は観てれば誰にだって分かります。
 だけど、「くじを引いておかわりを要求する」という行動の背景に、
「何ヶ月も空腹に耐えた末に、とうとう」なんてそこまで深刻な背景があったとは、
 パンフを読んではじめて知りました…。
 それとか、奉公に出されかけたオリバーが、判事の口添えで無事施設に戻れたという法廷の場面。
 なぜ判事が口添えしてくれたのかといえば、
 朔は単に「判事が善良な人物だったから」としか思わなかったのですが。
 実は「判事がオリバーの奉公人契約書にサインしようとしたところ、いつものところにインク壺がない。そこで判事はインク壺を探し始め、小さくて青白いオリバーに目を留め」たかららしい。
 そこまで深読みしないとダメですか…?
 たぶん、ディケンズの小説にはそういう地の文があるのでしょうが、
 それを知っていることが大前提のように映画を作られると…
 原作を知らない朔は一体どうすればよいのでしょう?

 もっと言ってしまえば、ストーリーの流れ的に少し不自然に感じるのは朔だけでしょうか?
 一番不思議だったのは、ブラウンロー氏の自宅に押し入った場面です。
 銃で脅されて、オリバーは泥棒の片棒を担がされます。
 しかし物音に気付いたブラウンロー氏が起きてきて侵入者を見つけてしまい、
 オリバーはブラウンロー氏を助けようと、大声を上げます。
 すると動転した悪党の1人が発砲し、弾はオリバーの左腕を掠めます。
 階段から転落し、腕からの出血もひどいオリバーを悪党たちがどうしたかというと。

 そのままトドメを刺して逃げるのが一番の得策だと思うんだけどなぁ。
 もしくは、トドメは刺さなくてもそのまま放置して逃げるとか。

 なのに悪党の2人は、ロクに歩けもしないオリバーを担ぎ上げ、一緒に屋敷を逃げ出すんですよ。
 なぜ…? 足手まといなのは一目了解なのに。
 そして屋敷を逃げ出した後になって、よし川に捨てるか。とか言ってるんですよ。
 その挙句、誤って足を滑らせ、自分が濁流に呑まれてしまうアホな悪党が1人…。
 そして残った1人はどうしたかというと、仲間を助けるでもなく、オリバーを殺すでもなく、
 オリバーだけを大事に抱えて仲間の許へ帰り、手厚く治療するんですよ?
 なぜ…? オリバーは明らかに、ブラウンロー氏を助けようとして、悪党仲間を裏切ろうとしたのに。

 とこんな感じで、最後に悪党たちが急いでアジトを引き払わなくてはならなくなった時も、
 フェイギン(スリの少年たちを束ねている男)はわざわざ寝ているオリバーを連れて行こうとするし……。
 フェイギンはオリバー誘拐の疑いで指名手配されてるんだから、
 わざわざオリバーを連れていくのは命取りなんじゃないのかなぁと思うのは朔だけ?
 なぜかみんな、オリバーを手元に置きたがるんですよ。
 まぁそう思わせる何かがあるところが、オリバーの魅力なのだと言われたらおしまいですが。

 確かにオリバー少年は可愛いです。守ってあげたい感じです。
 そう思わせる純粋さとか無垢さがオリバーにはあります。
 サワベリー氏とかドジャーとかブラウンロー氏とか、オリバーに惹かれて庇護を申し出る人物は多いです。
 そういった人たちとの出会いによってオリバーの道は開かれていきます。
 だけど、何度も自分たちを裏切ろうとしたオリバーを、それでも手元に置きたがる悪党の心理というのは…ありえるのでしょうか?
 その裏には、単に「サツにチクられるとまずいから手元に繋いでおく」という思惑以上のものがあるような気がします。
 朔の深読みのしすぎでしょうか。
 あるいは、もっと単純な理由を見落としているのでしょうか。
 いずれにせよ、そういうストーリー展開なんだから仕方ないだろと言われればそこでお終いですね。
 でもちょっと謎だなぁと思ったので。
 やっぱりオリバーの魅力なのかなぁ。
 でもそれだと、純粋無垢を通り越して、魔性という気が……(笑)
 ま、オリバーは実際可愛いしいいか~(笑)

 パンフで初めて五味太郎さんの文章を読みました。
 こういう文体なのですね…ちょっとびっくり。
 でも書かれている内容に、ものすごく共感してしまいました♪


 はぁ。何か文句というか疑問点ばかりが長くなってしまいましたが、
 観て良かったという気持ちに変わりはありません。

 やっぱり映画って贅沢だなぁ。

 そう思った朔でした。

ではでは。

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