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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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 うふふ!
 昨日のお稽古で、仙台から以前お世話になった社中の方が来られると聞いたので、朝もはよからお茶会に行ってきました!
 残念ながらお席は御一緒出来なかったのですが、待合で少しお話できて本当に良かったです。
 その方は、朔が学生の頃、貴船の水まつりの献茶式とか伏見稲荷の献茶式とかのチケットを譲って下さった方です(このブログにも書いたような)。
 元々は、同じ社中というよりもバイト先でお世話になっていた方で、朔たち学生に本当に良くして下さいました。
 震災の時は本当に動揺してしまって、ケータイの充電も限られているというのに、1度だけメールしてしまいました
 今年のお正月は朔も喪中だったし、それよりもっと大変な思いをなさった方になんとご挨拶すれば良いのか分からず欠礼してしまいましたが、こうして直接お顔を拝見することが出来て本当に良かったです。
 いつか、仙台に会いに行きたいなぁ。

 お茶会の後は、長楽館で開催されている「假屋崎省吾の世界 in京都長楽館 2012」に行ってきました。
 うふふふ、目的は花:内覧=1:1くらいの割合だったんですけど、いやもう本当に、御成の間がすごくって
 順を追って説明します。
長楽館貸し切り(朔は、御成の間だけが展覧会場で、1,2階は通常営業だと思ってた)
 1階の物販コーナーで、假屋崎省吾さんご本人様にお会いしてしまいました。笑
 これは嬉しい誤算。
サインを頂いた
 ここでしか手に入らないという薔薇の紅茶(byルピシア)を購入したところ、サインまで頂きました↓
  
 もんのすごい気さく?な方で、キャラはTVで拝見する通り。笑
 でも思ったより少し小柄な方だったように感じましたよ。
 余談ですが、実は朔、バレンタイン前にも大丸京都で假屋崎省吾さんをお見掛けしております。
 これまでの人生で最も多くお見掛けした有名人が、「假屋崎省吾さん」になりました。笑
最も印象に残った花「連翹」
 展覧会の広告を見た時から、薔薇がメインなのかな~と勝手に思い込んでいたのですが……、
 展示されていたお花は、薔薇、カーネーション、牡丹などもありましたが、メインは桜、連翹、シンビジウム、流木(土台っぽい扱い)、着色した枝を組み合わせたものでした。
 中でも、連翹の鮮やかな黄色!
 桜の淡いピンク色と、鮮やかな黄色の対比?がふわぁっと華やかで華やかで
 もう春ですね~
 一足先に満喫してしまいました
背景もすごい
 そして何と言っても、会場は長楽館ですよ
 明治の煙草王の迎賓館
 こちらが圧倒されそうな大きさと華やかさで咲き誇ってる花の背景は、ただの白い壁とかじゃなくて、重厚なカーテンが吊るされた大きな窓だったり、横に絵画が掛けられていたり……
 室内にある暖炉や箪笥、鏡、天井の装飾等等……、調度がまた良い
 あぁ~、会場が素敵すぎます
普段は非公開の「御成の間」
 1,2階は完全なる洋館なのですが(ルネサンス様式が基調らしい)、こちらは和室です。
 残念ながら館内の撮影はNGだったのですが、こんな感じです→長楽館インフォメーション(一番上の写真です)
 襖の絵とか、天井とかも見てて溜息しか出ませんでした
 どどーん!とお花様が鎮座していたので畳の様子がよく分からなかったのですが、天井に釣釜の鎖を引っかける鉤があったので、たぶんここってお茶室でもあるんですよね??
 うわー、もう……。
 こんなところでお茶会とか……。
 素敵すぎて夢の世界だわ……
ベーゼンドルファー クリムト生誕150周年記念モデル
 グランドピアノの天板の内側に、クリムトの「接吻」が……
 あらまー、無知な朔は、ベーゼンドルファーという名も知りませんでしたし、それがクリムトとどういう関係にあるかは今も分かりませんが、まぁすごかったです。笑
 これ、世界限定25台のうちの1台だそうですよ。
 グランドピアノって、あの曲線がものすごく美しいですよね~
 良いものを見させて頂きました
ベーゼンドルファーの生演奏(クリムトのではない)
 ピアノに関する詳しい情報は→コチラ
 これはたまたまタイミングが良かったのかもしれませんが、丁度帰ろうとした時、1階のレジカウンター近くで生演奏が始まりました
 びっくり なんてお優雅なの
 壁にある説明によると、ヨーロッパの憲法の勉強をするために渡欧した伊藤博文が、リストによるベーゼンドルファーの演奏をえらく気に入り、「日本に招け」とか言ったんだとか。
 えへ。でも会場とグランドピアノと生演奏という素敵三大コラボにぼーっとしてる頭には、他のグランドピアノとの音色の違いとかはよく分かりませんでした。笑
 とにかく素敵すぎる
 ちょっと残念なのは、素敵すぎて、身分不相応な身としてはどこかほんの少しだけ落ち着かない、ということですね。笑
 いやいや本当に、夢のようなひと時でした
  
 そして朔の珍道中はまだまだ続きます。
 最後は京都伊勢丹で開催中の「アンリ・ル・シダネル展 -薔薇と静寂な風景-」に行ってまいりました。
  
 ル・シダネルという画家、朔はこれまでちっとも知りませんでしたが、地下鉄の広告を見て(↑奥に上半分くらい見えてるやつ。「離れ家」。つなビィに大きなポスターもあります)、行ってみたい!と思ったのです。
 きものだと無料だし
 ル・シダネルは1862年生まれの1939年没なので、当時のフランス事情を考えると結構大変な(というかヨーロッパ全土、世界規模で戦争が……という直前没)時代を生きた方ですが(自分も兵役したり、息子も戦争に行ってる)、絵からは全然そんなことが感じられませんでした。
 今日覚えた単語の1つに「アンティミスト」という言葉があるのですが、これは身近なもの、特に室内などを好んで描くことをさすそうです。
 特にル・シダネルの場合は、直接人物を描くわけではないけれど、そこに描かれる室内の様子や食卓の様子から、人々の生活のぬくもりが感じ取れる……と解説されていました。
 まさしくそんな感じなんですけど、屋外の、特に路地を描いた作品も朔はいいな~と思いました。
 奥から誰か歩いてきそう。笑
 なんとなく、梨木香歩さんの『家守綺譚』(水辺を描いた掛け軸から、亡くなった友人が訪ねてくる)を思い出しました。
 でも購入したポストカードは、代表作にあたる《食卓》シリーズから。笑
 というか! 今日こんな散財(特に紅茶)するはずじゃなかったから現金を持ち歩いてなくて、ちゃんと持っておけばと少し後悔…… 
 ル・シダネルの絵、気に入ってしまったので、出来れば壁に掛けれるような絵も欲しかったんですけど、手が出ず……
 明日(振替休日)もきもの着て行けばいいだけの話なんですけど、明日はヒキコモリの上、模様替えの続きをする予定なので……。
 さすがに2日連続できもので歩きまわって、疲れもたまってるし……。
 おぉう……

 そういえばこうして振り返ってみると、假屋崎省吾さんの華展とル・シダネル展には、「フランス・薔薇」という共通点があることに今気付きました。
 長楽館の会場に、今年の6月だか7月だかに假屋崎省吾さんと行くフランスツアーの案内が置いてあって、丁度フランス行きたい病の朔は思わずぐらっとしてしまいました。笑
 ル・シダネルは、ジェルブロワに移り住んだ時に村全体を薔薇で埋め尽くし、今現在当地は「フランスでもっとも美しい村」の1つに選ばれているそうです。
 あぁ~、やっぱりフランス行きたいぜ
 部屋の片付け途中に久々に自分のパスポート見たら、あと1年と少しで期限が切れてしまう……!
 行きたい! フランス行きたい……!!
 誰か一緒に行こうよ……!

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