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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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京都の事件(事故)
2012.04.12 (Thu)
全国放送にもなったみたいですね……。

 今日の午後1時10分頃、四条縄手の交差点で、信号無視をした軽自動車が通行人を次々に撥ね逃走するも自らも電信柱に衝突し、ついに止まるという事故が起きました。
(事故の詳細についてはYahoo!ニュース or 京都新聞でどうぞ)

 蛇足ですが、記事中では「大和大路通」と書かれるものの、四条通から三条通の間はもっぱら「縄手通」と呼ばれます。
 何故ならその昔、四条河原の刑場に引っ立てられてゆく罪人が、「縄」で「手」を結ばれた状態で歩かされた「通り」だから。
 事故を引き起こした車は通りを四条からさらに北上し、新橋を少し超えた辺りで自損事故を起こしているので、京都の地理を少しでもかじっている人にとっては、「四条縄手」の方がしっくりくるという。
 実際、事故直後にNHK京都(これはさすがに全国放送じゃないですよね?)では生中継で事故の様子を伝えていたのですが、解説の人は「縄手」って言ってました。

 つい熱く語ってしまいましたが、そんなことはどうでも良くて。
 朔の職場、めっちゃこの近くなんですよ……。
 ヘリからの映像に、映ってたんじゃないかな……。
 そう、ヘリ。
 お昼休憩が終わったて少し経った頃くらいに、東大路をすごい勢いで緊急車両がサイレン鳴らしながら通って行ったんです。
 ぶっちゃけ、そう珍しいことでもないので最初はそんなに気にしてなかったんですけど、しばらくしたら一方通行になってる会社前の通りにも緊急車両が入ってくる(そして爆走してる)し、もうしばらくしたら、うるさいほどにヘリが……。
 しかも、1機とか2機なんて可愛いもんじゃなくて、それもめっちゃ低空飛行。
 これは何か起きてる!ってことで、2時過ぎくらいにTVを点けたのでした。
 そしたら、見慣れた風景が……。
 ものすごく、ショックでした。
 だって、今4月ですよ?
 観光客の人もたくさん来てくれて、桜も綺麗で、祇園では都をどりなんかもやって。
 暖かくて、めっちゃ良い天気で。
 みんな、楽しく歩いてたんだと思います。
 自転車の人も、車の人も、タクシーに乗ってた人も、バスに乗ってた人も。
 それが。
 事故が起きた交差点の様子も映ってましたが、道路上にばら撒かれた帽子や鞄といった日常品のリアリティが恐ろしかったです。
 それらが、ものすごく広範囲に飛び散っているのです。
 事故を目撃した人(また自身も被害に遭われた方)の証言だと、その軽自動車は、一切減速することなく、横断する人々の中に突っ込んだそうです。
 ……朔は小学生の時、幼馴染の女の子が、目の前で車に撥ねられ宙を舞った姿を見たことがあるのですが、それを思い出してしまいました……。

 本当に恐ろしかったです。
 TV観てて、不安から気持ち悪くなるほどでした……。
 なんで? どーやったらこんな事故が起きるん?
 ってずっと思ってました。
 あ、あれ?
 今もう1回記事検索してたら、こんなのが出てきましたよ……?
 犯人は、癲癇の症状があったって……(読売新聞 4月12日(木)19時26分配信)。
 これって……、どうなるんでしょう……。
 しかも犯人も亡くなってるし……。
 被害者遺族の方の無念さ、やり切れなさって、どこにぶつければいいのでしょうか……。

 この報道を初めて見たとき、少し怒りを感じた部分があったんです。
 現場で中継してる人が、犯人の車について、「犯人の車と思われる車両が」みたいな、正確じゃないかもしれないですけど、“この車(の運転手)が犯人かどうかは決まってない”みたいなしゃべり方をしていたことと、「まだ事件の詳細は分かっていません」みたいなことを言っていて、朔ははぁ????と思いました。
 だって、あれだけの被害者が出てて、目撃者が山のようにいて、しかも事故発生から1時間以上経ってるんですよ?
 そんなの、後からTV観ただけでも、その車両の運転手が犯人だよって。笑
 そして、運転免許証もあるだろうし、車のナンバープレートから車の持ち主の特定も出来るだろうし、どうしてさっさと犯人の特定(実名放送)しないのか、イライラしてました。
 今思うと、不安がイライラを助長させてたんだろうと思うし、その不安の背景には、「もしかしたら、この事件(あえて事件と書きます)の中に、知ってる人が含まれてるかもしれない」という思いがあったのです。
 縄手を新橋よりもっと上がれば、そこにはたくさん知ってる人たち(店)がいます。
 四条通にも、知ってる人、お世話になってる人たち(店)がたくさんいます。
 朔自身、その辺りは仕事でもプライベートでもよく通ります。
 運が悪ければ、朔が歩いてたかもしれない。
 それなのに、一向に犯人の名前も、被害者の名前も出てこない。
 現場の見た感じだけで犯人だと決めつけることは出来ないのかもしれませんが(まぁ今回はどう考えても、犯人は事故車両に決まってるのですが)、犯人の実名放送が倫理的な問題から無理だとしても、せめて被害者だけでも早く知らせてくれればいいのに、と思いました。
 だって、この観光シーズン。
 遠方からたまたま京都に遊びに来てる人だったら、どうするのでしょう。
 帰りを待ってる家族に、いち早く伝えた方が良いのではないでしょうか?
 京都市民だって、「そういえば○○さん、今日四条に行くって言ってたな……」って思って朔のようにやきもきしてた人がたくさんいたはずです。
 それが、今この段階でも、死亡者の人数を伝えるのみ……。

 あ、こちらに、お二人だけですが、被害に遭ってお亡くなりになられた方のお名前が出ていました→フジテレビ系(FNN) 4月12日(木)19時23分配信
 ご冥福をお祈り申し上げます……。

 人を憎まず、病気を憎む。ですか?
 犯人は、家族からも運転を控えるように言われていた、とのことですが(記事はこちら産経新聞 4月12日(木)20時34分配信)、どうしてこんな事件が起きるのでしょうか?
 癲癇が車を運転するには危険な病気だということ、それは去年のニュース(癲癇患者の運転するクレーン車が小学生を多数轢き殺した事件)でも散々言われてきたじゃないですか。
 それなのに、どうして自分の権利(運転したい、働きたい)ばかり主張して、その結果こういう事件を引き起こせるのでしょう?
 自分の「好き勝手に生きたい」という権利を守るために、他人の生きる権利を奪うことが許されて良いのでしょうか。
 朔なら、迷わず自分から運転免許は取り下げますけどね。

 フツーに歩いてるだけで暴走車に轢き殺されるって、予防のしようもないじゃないですか。
 それが病気の所為だって言われても、納得できるわけないじゃないですか。
 でも、いくら慰謝料っていって金銭積まれたって、亡くなった人は戻ってこないじゃないですか。
 ずっと犯人およびその家族を恨んだって、そんなの疲れるだけじゃないですか。
 ……でもだったら、本当にどうすればいいの??
 犯人の家族も、被害者の家族も、犯人を雇ってた会社だって、不幸になるだけじゃないですか……。
 もうホント、やめましょうよ……。
 お願いですから、危険な運転をする可能性が少しでもあるなら、それが飲酒によるものでも、寝不足からくるものでも、病気の所為だとしても、高齢からくるものだろうと、自主的に運転を控えてもらえませんか。
 免許証をどうしても身分証代わりに使いたいということなら、完全なるペーパードライバーに徹して下さい。
 もうこんな事件、見たくありません……。

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