ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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22日、朔はとても贅沢な時間を過ごしました♪
何をしたかというと、映画を観たのです!!
映画を(映画館で)観る、という習慣は残念ながら朔にはないので、
それはそれはとても貴重で贅沢な時間なのです。
で、今回観たのは『オリバー・ツイスト』。
以前バンバンCMが流れていた頃は確か就活の真っ最中だったのかな?
観たいな~と思っても観に行けなかったので、
祇園会館で23日まで上演していると知った時、
よし絶対観に行かねば!と思い、行ってきました☆
去年に引き続き週休4日の朔は、木曜日は授業ないし、
サービスデーで1000円で観られるし♪
しかも、前々から祇園会館に入ってみたかったんですよ~(笑)
という、朔にはとてもとてもオイシイ時間でした(^-^)
あまり映画館へ足を運ばないものの、朔は映画館の雰囲気が大好きです。
劇場とかの舞台の雰囲気も。
何やらいつもとは違う、日常からかけ離れた「特別」な感じがしませんか?
期待に満ちた空気とか、知らず知らずに小声になってしまうところとか、薄暗い場内とか…
最近は映画館でのマナーが悪い人もたくさんいますが、
今回は平日の午後ということもあり、入りもまばらで平均年齢もぐっと高く、
静かに落ち着いて観ることができました♪
まばらにしかお客さんがいないっていいですよね☆
外は雨が降ってて午後なのに静かで、場内はスカスカでひそひそ話す人声が微かに響き……。
平日の午後にこんな時間が持てるなんて、なんて贅沢なんでしょう…(*^-^*)
で、『オリバー・ツイスト』ですが。
何と言っても、主役のオリバー(バーニー・クラーク)が可愛い!!
憂いを含んだ表情がステキすぎます!!(*~◇~*)
撮影当時11歳ですよ? これからどう成長していくのか…すっごい楽しみです!!
古いロンドンの街並みとか自然とか、映像も綺麗~♪
ビジュアル的には◎な感じでした!
あと朔は、ドジャー(役名)にも目を惹かれました。
最初から最後まで(その行動が)カッコ良かったな~♪
ホント、将来大物になれそな感じ?
お話そのものは…ディケンズの原作を朔は読んだことがないのですが。
映画を観てからパンフを購入し、それを読んではじめて
「あ、そうだったの?」という事実が…多々あったりなかったり……。
いや、ホント些細なとこなんですけどね。
例えば、救貧院で粥のおかわりを言う人をくじで決めるという場面。
結果的にオリバーが引いてしまい、それがきっかけでオリバーは施設を追い出されかけるのですが。
そういった話の大筋は観てれば誰にだって分かります。
だけど、「くじを引いておかわりを要求する」という行動の背景に、
「何ヶ月も空腹に耐えた末に、とうとう」なんてそこまで深刻な背景があったとは、
パンフを読んではじめて知りました…。
それとか、奉公に出されかけたオリバーが、判事の口添えで無事施設に戻れたという法廷の場面。
なぜ判事が口添えしてくれたのかといえば、
朔は単に「判事が善良な人物だったから」としか思わなかったのですが。
実は「判事がオリバーの奉公人契約書にサインしようとしたところ、いつものところにインク壺がない。そこで判事はインク壺を探し始め、小さくて青白いオリバーに目を留め」たかららしい。
そこまで深読みしないとダメですか…?
たぶん、ディケンズの小説にはそういう地の文があるのでしょうが、
それを知っていることが大前提のように映画を作られると…
原作を知らない朔は一体どうすればよいのでしょう?
もっと言ってしまえば、ストーリーの流れ的に少し不自然に感じるのは朔だけでしょうか?
一番不思議だったのは、ブラウンロー氏の自宅に押し入った場面です。
銃で脅されて、オリバーは泥棒の片棒を担がされます。
しかし物音に気付いたブラウンロー氏が起きてきて侵入者を見つけてしまい、
オリバーはブラウンロー氏を助けようと、大声を上げます。
すると動転した悪党の1人が発砲し、弾はオリバーの左腕を掠めます。
階段から転落し、腕からの出血もひどいオリバーを悪党たちがどうしたかというと。
そのままトドメを刺して逃げるのが一番の得策だと思うんだけどなぁ。
もしくは、トドメは刺さなくてもそのまま放置して逃げるとか。
なのに悪党の2人は、ロクに歩けもしないオリバーを担ぎ上げ、一緒に屋敷を逃げ出すんですよ。
なぜ…? 足手まといなのは一目了解なのに。
そして屋敷を逃げ出した後になって、よし川に捨てるか。とか言ってるんですよ。
その挙句、誤って足を滑らせ、自分が濁流に呑まれてしまうアホな悪党が1人…。
そして残った1人はどうしたかというと、仲間を助けるでもなく、オリバーを殺すでもなく、
オリバーだけを大事に抱えて仲間の許へ帰り、手厚く治療するんですよ?
なぜ…? オリバーは明らかに、ブラウンロー氏を助けようとして、悪党仲間を裏切ろうとしたのに。
とこんな感じで、最後に悪党たちが急いでアジトを引き払わなくてはならなくなった時も、
フェイギン(スリの少年たちを束ねている男)はわざわざ寝ているオリバーを連れて行こうとするし……。
フェイギンはオリバー誘拐の疑いで指名手配されてるんだから、
わざわざオリバーを連れていくのは命取りなんじゃないのかなぁと思うのは朔だけ?
なぜかみんな、オリバーを手元に置きたがるんですよ。
まぁそう思わせる何かがあるところが、オリバーの魅力なのだと言われたらおしまいですが。
確かにオリバー少年は可愛いです。守ってあげたい感じです。
そう思わせる純粋さとか無垢さがオリバーにはあります。
サワベリー氏とかドジャーとかブラウンロー氏とか、オリバーに惹かれて庇護を申し出る人物は多いです。
そういった人たちとの出会いによってオリバーの道は開かれていきます。
だけど、何度も自分たちを裏切ろうとしたオリバーを、それでも手元に置きたがる悪党の心理というのは…ありえるのでしょうか?
その裏には、単に「サツにチクられるとまずいから手元に繋いでおく」という思惑以上のものがあるような気がします。
朔の深読みのしすぎでしょうか。
あるいは、もっと単純な理由を見落としているのでしょうか。
いずれにせよ、そういうストーリー展開なんだから仕方ないだろと言われればそこでお終いですね。
でもちょっと謎だなぁと思ったので。
やっぱりオリバーの魅力なのかなぁ。
でもそれだと、純粋無垢を通り越して、魔性という気が……(笑)
ま、オリバーは実際可愛いしいいか~(笑)
パンフで初めて五味太郎さんの文章を読みました。
こういう文体なのですね…ちょっとびっくり。
でも書かれている内容に、ものすごく共感してしまいました♪
はぁ。何か文句というか疑問点ばかりが長くなってしまいましたが、
観て良かったという気持ちに変わりはありません。
やっぱり映画って贅沢だなぁ。
そう思った朔でした。
ではでは。
何をしたかというと、映画を観たのです!!
映画を(映画館で)観る、という習慣は残念ながら朔にはないので、
それはそれはとても貴重で贅沢な時間なのです。
で、今回観たのは『オリバー・ツイスト』。
以前バンバンCMが流れていた頃は確か就活の真っ最中だったのかな?
観たいな~と思っても観に行けなかったので、
祇園会館で23日まで上演していると知った時、
よし絶対観に行かねば!と思い、行ってきました☆
去年に引き続き週休4日の朔は、木曜日は授業ないし、
サービスデーで1000円で観られるし♪
しかも、前々から祇園会館に入ってみたかったんですよ~(笑)
という、朔にはとてもとてもオイシイ時間でした(^-^)
あまり映画館へ足を運ばないものの、朔は映画館の雰囲気が大好きです。
劇場とかの舞台の雰囲気も。
何やらいつもとは違う、日常からかけ離れた「特別」な感じがしませんか?
期待に満ちた空気とか、知らず知らずに小声になってしまうところとか、薄暗い場内とか…
最近は映画館でのマナーが悪い人もたくさんいますが、
今回は平日の午後ということもあり、入りもまばらで平均年齢もぐっと高く、
静かに落ち着いて観ることができました♪
まばらにしかお客さんがいないっていいですよね☆
外は雨が降ってて午後なのに静かで、場内はスカスカでひそひそ話す人声が微かに響き……。
平日の午後にこんな時間が持てるなんて、なんて贅沢なんでしょう…(*^-^*)
で、『オリバー・ツイスト』ですが。
何と言っても、主役のオリバー(バーニー・クラーク)が可愛い!!
憂いを含んだ表情がステキすぎます!!(*~◇~*)
撮影当時11歳ですよ? これからどう成長していくのか…すっごい楽しみです!!
古いロンドンの街並みとか自然とか、映像も綺麗~♪
ビジュアル的には◎な感じでした!
あと朔は、ドジャー(役名)にも目を惹かれました。
最初から最後まで(その行動が)カッコ良かったな~♪
ホント、将来大物になれそな感じ?
お話そのものは…ディケンズの原作を朔は読んだことがないのですが。
映画を観てからパンフを購入し、それを読んではじめて
「あ、そうだったの?」という事実が…多々あったりなかったり……。
いや、ホント些細なとこなんですけどね。
例えば、救貧院で粥のおかわりを言う人をくじで決めるという場面。
結果的にオリバーが引いてしまい、それがきっかけでオリバーは施設を追い出されかけるのですが。
そういった話の大筋は観てれば誰にだって分かります。
だけど、「くじを引いておかわりを要求する」という行動の背景に、
「何ヶ月も空腹に耐えた末に、とうとう」なんてそこまで深刻な背景があったとは、
パンフを読んではじめて知りました…。
それとか、奉公に出されかけたオリバーが、判事の口添えで無事施設に戻れたという法廷の場面。
なぜ判事が口添えしてくれたのかといえば、
朔は単に「判事が善良な人物だったから」としか思わなかったのですが。
実は「判事がオリバーの奉公人契約書にサインしようとしたところ、いつものところにインク壺がない。そこで判事はインク壺を探し始め、小さくて青白いオリバーに目を留め」たかららしい。
そこまで深読みしないとダメですか…?
たぶん、ディケンズの小説にはそういう地の文があるのでしょうが、
それを知っていることが大前提のように映画を作られると…
原作を知らない朔は一体どうすればよいのでしょう?
もっと言ってしまえば、ストーリーの流れ的に少し不自然に感じるのは朔だけでしょうか?
一番不思議だったのは、ブラウンロー氏の自宅に押し入った場面です。
銃で脅されて、オリバーは泥棒の片棒を担がされます。
しかし物音に気付いたブラウンロー氏が起きてきて侵入者を見つけてしまい、
オリバーはブラウンロー氏を助けようと、大声を上げます。
すると動転した悪党の1人が発砲し、弾はオリバーの左腕を掠めます。
階段から転落し、腕からの出血もひどいオリバーを悪党たちがどうしたかというと。
そのままトドメを刺して逃げるのが一番の得策だと思うんだけどなぁ。
もしくは、トドメは刺さなくてもそのまま放置して逃げるとか。
なのに悪党の2人は、ロクに歩けもしないオリバーを担ぎ上げ、一緒に屋敷を逃げ出すんですよ。
なぜ…? 足手まといなのは一目了解なのに。
そして屋敷を逃げ出した後になって、よし川に捨てるか。とか言ってるんですよ。
その挙句、誤って足を滑らせ、自分が濁流に呑まれてしまうアホな悪党が1人…。
そして残った1人はどうしたかというと、仲間を助けるでもなく、オリバーを殺すでもなく、
オリバーだけを大事に抱えて仲間の許へ帰り、手厚く治療するんですよ?
なぜ…? オリバーは明らかに、ブラウンロー氏を助けようとして、悪党仲間を裏切ろうとしたのに。
とこんな感じで、最後に悪党たちが急いでアジトを引き払わなくてはならなくなった時も、
フェイギン(スリの少年たちを束ねている男)はわざわざ寝ているオリバーを連れて行こうとするし……。
フェイギンはオリバー誘拐の疑いで指名手配されてるんだから、
わざわざオリバーを連れていくのは命取りなんじゃないのかなぁと思うのは朔だけ?
なぜかみんな、オリバーを手元に置きたがるんですよ。
まぁそう思わせる何かがあるところが、オリバーの魅力なのだと言われたらおしまいですが。
確かにオリバー少年は可愛いです。守ってあげたい感じです。
そう思わせる純粋さとか無垢さがオリバーにはあります。
サワベリー氏とかドジャーとかブラウンロー氏とか、オリバーに惹かれて庇護を申し出る人物は多いです。
そういった人たちとの出会いによってオリバーの道は開かれていきます。
だけど、何度も自分たちを裏切ろうとしたオリバーを、それでも手元に置きたがる悪党の心理というのは…ありえるのでしょうか?
その裏には、単に「サツにチクられるとまずいから手元に繋いでおく」という思惑以上のものがあるような気がします。
朔の深読みのしすぎでしょうか。
あるいは、もっと単純な理由を見落としているのでしょうか。
いずれにせよ、そういうストーリー展開なんだから仕方ないだろと言われればそこでお終いですね。
でもちょっと謎だなぁと思ったので。
やっぱりオリバーの魅力なのかなぁ。
でもそれだと、純粋無垢を通り越して、魔性という気が……(笑)
ま、オリバーは実際可愛いしいいか~(笑)
パンフで初めて五味太郎さんの文章を読みました。
こういう文体なのですね…ちょっとびっくり。
でも書かれている内容に、ものすごく共感してしまいました♪
はぁ。何か文句というか疑問点ばかりが長くなってしまいましたが、
観て良かったという気持ちに変わりはありません。
やっぱり映画って贅沢だなぁ。
そう思った朔でした。
ではでは。
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