ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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さてもさても、予定通り美術館めぐりに行ってまいりました!
食パン1枚食べて~、12時丁度に出発
地下鉄で蹴上まで行き、1番出口から地上に上がって、煉瓦のトンネル「ねじりまんぽ」を通り抜け、道なりに金地院前を通り過ぎ、右手に曲がって南禅寺の境内に侵入し、山門を右手に見つつ左に曲がって道なりに進み、東山中学高等学校を右手に見ながら歩いていると、左手に現れるのが野村美術館。
ご存じ、野村証券創始者で近代数寄者としても名高い野村得庵のコレクションです
説明すると長いですが、ほとんど道なりなので簡単&観光コースです。笑
さて今回の野村美術館。
秋季特別展は「茶の湯名碗展」です
アニメへうげものを観ているせいでしょうか、秀吉作の茶杓(共筒)とか懐紙とか見ると、なんだか笑いがこみ上げてきました。
アニメではまったく数寄を解さない人物のように描かれているので……。笑
天目茶碗に七種天目(建盞、烏盞、曜変、灰被、油滴、黄盞、玳皮盞)というのがあるのですが、今回の前期展では「灰被天目」が出ていました。
これって、あの、中興名物の灰被天目……??
す、すごい……。
10/23からは後期展に切り替わるので、そちらもまた行ければな~と思います
さて、野村美術館を出たら、そのまままっすぐ道なりにどんどん北へ上がっていくと、左手に見えてきますのが「泉屋博古館(センオクハクコカン)」!
朔は今回初めて行ったのですが、広々として綺麗なところでした
こちらは、住友家のコレクションですが、主に15代当主である春翠(住友銀行の創始者)が蒐集したもののようです。
全然知らなかったのですが、春翠は養子で、実父は東山天皇の5世孫の公家・徳大寺公純で、実兄に西園寺公望(内閣総理大臣)がいるそうです。
西園寺公望ってなんか聞いたことあるなーと思ったら、今は京大の持ち物になってる清風荘(一般非公開)の人じゃないですか!
うわー、そんな風につながってくるんだなぁ
話は戻りますが、春翠は青銅器のコレクターとして有名だそうで、入ってすぐのところから右手の階段を上って進む常設展(たぶん)は青銅器だらけでした
うわー、興味なーい(失礼)と思いながらも、特別展の展示会場がどこにあるか分からず、順路通りに進んで行った結果最初の展示室に戻ってしまい、そこで初めて「(根本的に)あ、ここじゃない」と気がつくありさま。笑
青銅器ねー……。
九州国博と共同で青銅器の内部をスキャンしたり?と何だか最新の研究をしているらしい(他にも、大阪の大学と協力して、青銅器で奏でる音階の研究?とかも)ですが、いかんせん興味が……。
ちょっと面白かったのは、田中芳樹氏の『創竜伝』に出てくるような、古代中国の伝説の神とか怪物が出てきたことでしょうか。
あとしょっちゅうキャプションに「酒を貯めるために用いた」みたいな説明が。笑
ざぁっと通り過ぎながら眺めてただけですが、ほとんど酒の保存容器みたい(中には携帯用のものも)でしたよ。笑
どんだけ酒好きなんだか。笑
いや、昔のことなので、お酒くらいしか楽しみがなかったのか?
あと笑ったのが、表面の凸凹がそれぞれ「目」とか「鼻」とか「尾」とかを表してるって説明が親切に写真入りであったのですが、素人の素朴な目線では、「何故各パーツをバラバラに配置するのか?」が最大の謎でした。
だって、福笑いの一番ひどいヤツよりもバラバラすぎる……。
それで顔を表現しているって言われても、「顔???」みたいな。
青銅器の世界って、奥が深いんですね……。
肝心の企画展は、廊下で繋がった別棟でした。
こっちはもー、ホントにすごかった!
特に朔は、唐物茶入に目を奪われました。
何と言うか、見ながら、「実際にこれを自分が使ったら……」とか想像したのは初めてでした。
新鮮な驚き。
手触りとか、重さとか、見ただけでそんなことを想像してしまうなんて、へうげものの(主人公・古田織部の)影響でしょうか。笑
ポスターやチラシ、パネルにもなってる(つなビィ。に写メが)唐物文琳茶入、銘「若草」なんて、もう……。
掌にすっぽり収まりそうなサイズで、可愛い、愛でたい、触ってみたい、思ったより軽そう、乾いたサラッとした感じかな、とか……。
うわ~、いいなぁ……。
唐物写十九種茶入も見ごたえがありました!
というか、ここへきて初めてようやく腹の底から「瓶子」の形が分かりました。笑
あ、あと同じく写ってる仕覆ですが、これなんと「オランダ東インド会社のVOCマークをはじめとしたローマ字風の文字を織り出した紅毛裂」だそうで。
オランダ東インド会社!
グローバルだ、楽しい
その他、キャプションには銘の由来や伝来についても詳しい説明がいろいろあり(ex.↑の仕覆の中身である小井戸茶碗・銘「六地蔵」は、道具商の戸田露吟から3,500円で買った)、面白かったです。
当時の3,500円て……?
それにしても、この世界では戸田露吟さんのお名前をいろんなところでお聞きします。
やっぱり相当な目利きだったんですね……
こちらは野村美術館さんとは違い、前期・後期でそんなに大幅な展示替えはないようですが(一部アリ)、招待券はもう1枚あるし、後期も行ってみようかなぁ……。
それとも、誰かに譲ろうか。
うーむ。
それにしても、食パン1枚食べたきりでたくさん歩いたし、たくさん頭に詰め込みもしたので、もうくたくたです。笑
完全に蛇足ですが、ミスタードーナツの半額セールがすごいことになっていると聞いたので、帰りに京都駅のミスド(烏丸口側の)に寄ってみたのですが、予想以上にすごいことになってました。笑
だって、コトチカに新規オープンしたプレッツェルのお店よりも行列してるんですもの。笑
なので、久しぶりにドーナツ食べたいなーと思いつつも、ポルタのドトールでいつものやつ(つなビィ。に写メが)を食べました。
八条口の方のミスドも、やっぱり行列してたんだろうか……?
それにしても、異常なくらいの行列でしたよ。笑
そしてマンションに戻ってきた今、順調に熱が上がってきております。笑
明日からはまた仕事だぜー。
明日から7連勤に次いで6日はバイト(2、4日は仕事+バイト)、7日は茶会のお手伝い、8日はまた仕事です。
うん、このままだと死ねるね~。笑
茶会だけは万全の体調で迎えたい(え、仕事とバイトは?)ので、滋養内服液のお力でどうにか体力を回復させたいです。
ふぅ、とりあえず今日は早く寝よう……。
そんなわけで、この2連休を遊び倒した結果、今週末の上映はどうなることやら……。
しばらく修羅場が続くので、長い目で見て頂ければ幸いです
ではでは。
食パン1枚食べて~、12時丁度に出発
地下鉄で蹴上まで行き、1番出口から地上に上がって、煉瓦のトンネル「ねじりまんぽ」を通り抜け、道なりに金地院前を通り過ぎ、右手に曲がって南禅寺の境内に侵入し、山門を右手に見つつ左に曲がって道なりに進み、東山中学高等学校を右手に見ながら歩いていると、左手に現れるのが野村美術館。
ご存じ、野村証券創始者で近代数寄者としても名高い野村得庵のコレクションです
説明すると長いですが、ほとんど道なりなので簡単&観光コースです。笑
さて今回の野村美術館。
秋季特別展は「茶の湯名碗展」です
アニメへうげものを観ているせいでしょうか、秀吉作の茶杓(共筒)とか懐紙とか見ると、なんだか笑いがこみ上げてきました。
アニメではまったく数寄を解さない人物のように描かれているので……。笑
天目茶碗に七種天目(建盞、烏盞、曜変、灰被、油滴、黄盞、玳皮盞)というのがあるのですが、今回の前期展では「灰被天目」が出ていました。
これって、あの、中興名物の灰被天目……??
す、すごい……。
10/23からは後期展に切り替わるので、そちらもまた行ければな~と思います
さて、野村美術館を出たら、そのまままっすぐ道なりにどんどん北へ上がっていくと、左手に見えてきますのが「泉屋博古館(センオクハクコカン)」!
朔は今回初めて行ったのですが、広々として綺麗なところでした
こちらは、住友家のコレクションですが、主に15代当主である春翠(住友銀行の創始者)が蒐集したもののようです。
全然知らなかったのですが、春翠は養子で、実父は東山天皇の5世孫の公家・徳大寺公純で、実兄に西園寺公望(内閣総理大臣)がいるそうです。
西園寺公望ってなんか聞いたことあるなーと思ったら、今は京大の持ち物になってる清風荘(一般非公開)の人じゃないですか!
うわー、そんな風につながってくるんだなぁ
話は戻りますが、春翠は青銅器のコレクターとして有名だそうで、入ってすぐのところから右手の階段を上って進む常設展(たぶん)は青銅器だらけでした
うわー、興味なーい(失礼)と思いながらも、特別展の展示会場がどこにあるか分からず、順路通りに進んで行った結果最初の展示室に戻ってしまい、そこで初めて「(根本的に)あ、ここじゃない」と気がつくありさま。笑
青銅器ねー……。
九州国博と共同で青銅器の内部をスキャンしたり?と何だか最新の研究をしているらしい(他にも、大阪の大学と協力して、青銅器で奏でる音階の研究?とかも)ですが、いかんせん興味が……。
ちょっと面白かったのは、田中芳樹氏の『創竜伝』に出てくるような、古代中国の伝説の神とか怪物が出てきたことでしょうか。
あとしょっちゅうキャプションに「酒を貯めるために用いた」みたいな説明が。笑
ざぁっと通り過ぎながら眺めてただけですが、ほとんど酒の保存容器みたい(中には携帯用のものも)でしたよ。笑
どんだけ酒好きなんだか。笑
いや、昔のことなので、お酒くらいしか楽しみがなかったのか?
あと笑ったのが、表面の凸凹がそれぞれ「目」とか「鼻」とか「尾」とかを表してるって説明が親切に写真入りであったのですが、素人の素朴な目線では、「何故各パーツをバラバラに配置するのか?」が最大の謎でした。
だって、福笑いの一番ひどいヤツよりもバラバラすぎる……。
それで顔を表現しているって言われても、「顔???」みたいな。
青銅器の世界って、奥が深いんですね……。
肝心の企画展は、廊下で繋がった別棟でした。
こっちはもー、ホントにすごかった!
特に朔は、唐物茶入に目を奪われました。
何と言うか、見ながら、「実際にこれを自分が使ったら……」とか想像したのは初めてでした。
新鮮な驚き。
手触りとか、重さとか、見ただけでそんなことを想像してしまうなんて、へうげものの(主人公・古田織部の)影響でしょうか。笑
ポスターやチラシ、パネルにもなってる(つなビィ。に写メが)唐物文琳茶入、銘「若草」なんて、もう……。
掌にすっぽり収まりそうなサイズで、可愛い、愛でたい、触ってみたい、思ったより軽そう、乾いたサラッとした感じかな、とか……。
うわ~、いいなぁ……。
唐物写十九種茶入も見ごたえがありました!
というか、ここへきて初めてようやく腹の底から「瓶子」の形が分かりました。笑
あ、あと同じく写ってる仕覆ですが、これなんと「オランダ東インド会社のVOCマークをはじめとしたローマ字風の文字を織り出した紅毛裂」だそうで。
オランダ東インド会社!
グローバルだ、楽しい
その他、キャプションには銘の由来や伝来についても詳しい説明がいろいろあり(ex.↑の仕覆の中身である小井戸茶碗・銘「六地蔵」は、道具商の戸田露吟から3,500円で買った)、面白かったです。
当時の3,500円て……?
それにしても、この世界では戸田露吟さんのお名前をいろんなところでお聞きします。
やっぱり相当な目利きだったんですね……
こちらは野村美術館さんとは違い、前期・後期でそんなに大幅な展示替えはないようですが(一部アリ)、招待券はもう1枚あるし、後期も行ってみようかなぁ……。
それとも、誰かに譲ろうか。
うーむ。
それにしても、食パン1枚食べたきりでたくさん歩いたし、たくさん頭に詰め込みもしたので、もうくたくたです。笑
完全に蛇足ですが、ミスタードーナツの半額セールがすごいことになっていると聞いたので、帰りに京都駅のミスド(烏丸口側の)に寄ってみたのですが、予想以上にすごいことになってました。笑
だって、コトチカに新規オープンしたプレッツェルのお店よりも行列してるんですもの。笑
なので、久しぶりにドーナツ食べたいなーと思いつつも、ポルタのドトールでいつものやつ(つなビィ。に写メが)を食べました。
八条口の方のミスドも、やっぱり行列してたんだろうか……?
それにしても、異常なくらいの行列でしたよ。笑
そしてマンションに戻ってきた今、順調に熱が上がってきております。笑
明日からはまた仕事だぜー。
明日から7連勤に次いで6日はバイト(2、4日は仕事+バイト)、7日は茶会のお手伝い、8日はまた仕事です。
うん、このままだと死ねるね~。笑
茶会だけは万全の体調で迎えたい(え、仕事とバイトは?)ので、滋養内服液のお力でどうにか体力を回復させたいです。
ふぅ、とりあえず今日は早く寝よう……。
そんなわけで、この2連休を遊び倒した結果、今週末の上映はどうなることやら……。
しばらく修羅場が続くので、長い目で見て頂ければ幸いです
ではでは。
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