ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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こんにちわ。
さて今回上映致しますのは。
『終焉の世界』でございます→→→→→→→→→→→→→→コチラ。
ピノ島で行われる奇祭《天空祭》。
これまで知られることのなかった奇祭がその神秘のヴェールを脱ぐ時、
歴史は大きく動き出す。
思ってもみなかった方向に――……
……という展開になるよう頑張ります。笑
ところで。
明日は朝茶事です
朝4時半起き
が、頑張ります……。
今年の朔は、お詰の役を頂きました。
地味に仕事のある役どころなので、滞りなく進められるように頑張ります。
でーもー!
最後にお櫃に残ったご飯とか、残さず食べるなんて無理だぁぁぁぁ
ああああ、いつまで経っても懐石だけは恐怖だ……
そういえば、田中芳樹さんの『月蝕島の魔物』(理論社 2007/7/?)を読みました。
久しぶりにこの著者の作品を読んで、やっぱりこの人は歴史の魅せ方が上手いなぁ、と。
舞台は英国、ヴィクトリア女王の時代。
主な登場人物は、クリミア戦争から生還したエドモンド・ニーダム(31)、その姪メープル・コンウェイ(17)、童話作家アンデルセン(52)、作家ディケンズ(45)。
随所に歴史的トリビアを織り込みながら、単なる歴史小説ではなく、冒険小説というエンターテイメントへと昇華させる手腕。
それも、きちんと大人も子どもも楽しめるレベルで書いている。
この少し前に読んだ『カルパチア綺想曲』(光文社 1998/06)がまッッたく面白くなかったので、てっきり朔はもうこの著者の作品を楽しめない年齢になってしまったのかとがっかりしたのですが、そんなことありませんでした。笑
『カルパチア~』はどの登場人物にも魅力を感じず、全体としてすべてがチグハグな違和感しか残らなかったのですが、『月蝕島~』の登場人物は、人物すべて魅力的です
ディケンズやアンデルセンといった、今日に名前も作品も受け継がれている偉大な作家たちに命を吹き込む肉付けの上手さ、そして後半で意外な(?)特技が披露されるニーダム氏、聡明なメープル。
中でも、特にメープルが可愛いです。
『カルパチア~』では何といっても主人公のジョー(女)を好きになれなかったことが最大の問題だったのですが、メープルは『創竜伝』の茉莉ちゃんをもう少しヴィクトリア朝時代の淑女らしくした感じで、でも周囲のおじさんたちよりよほどしっかりしているとか、とても魅力的です。
にしても、田中芳樹さんは肉体的にも精神的にも健康健全な美少女ってのが本当に好きですね。
朔も(自分では書けませんが)嫌いじゃないです。笑
そして、ニーダム氏の特技は、田中芳樹さんの作品の中では珍しいんじゃないのかな、と。
『創竜伝』はまぁ特殊ですし、薬師寺涼子シリーズの泉田クンは下僕扱いですけど職業が警察官ですし、『白夜の弔鐘』は傭兵ですし、ニーダム氏のように貸本屋で働くサラリーマンにこの特技は、いくら生還兵という過去を持つといえどカッコ良すぎです。笑
もうここまで書けば特技が何なのかは明らかでしょう。笑
てっきり、ニーダム氏は戦地に赴いたもののあっという間に気付けば病院にいた……的な感じだと思っていたので、良い意味で意外だったのです。
う~ん、これは朔の中では『アップフェルラント物語』と1位2位を争うお気に入り作品になるかもしれません(氏の児童文学作品の中で)。
3部作だそうなので、続きも機会があれば手に取ってみようと思います
ではでは。
---支配人・朔---
さて今回上映致しますのは。
『終焉の世界』でございます→→→→→→→→→→→→→→コチラ。
ピノ島で行われる奇祭《天空祭》。
これまで知られることのなかった奇祭がその神秘のヴェールを脱ぐ時、
歴史は大きく動き出す。
思ってもみなかった方向に――……
……という展開になるよう頑張ります。笑
ところで。
明日は朝茶事です
朝4時半起き
が、頑張ります……。
今年の朔は、お詰の役を頂きました。
地味に仕事のある役どころなので、滞りなく進められるように頑張ります。
でーもー!
最後にお櫃に残ったご飯とか、残さず食べるなんて無理だぁぁぁぁ
ああああ、いつまで経っても懐石だけは恐怖だ……
そういえば、田中芳樹さんの『月蝕島の魔物』(理論社 2007/7/?)を読みました。
久しぶりにこの著者の作品を読んで、やっぱりこの人は歴史の魅せ方が上手いなぁ、と。
舞台は英国、ヴィクトリア女王の時代。
主な登場人物は、クリミア戦争から生還したエドモンド・ニーダム(31)、その姪メープル・コンウェイ(17)、童話作家アンデルセン(52)、作家ディケンズ(45)。
随所に歴史的トリビアを織り込みながら、単なる歴史小説ではなく、冒険小説というエンターテイメントへと昇華させる手腕。
それも、きちんと大人も子どもも楽しめるレベルで書いている。
この少し前に読んだ『カルパチア綺想曲』(光文社 1998/06)がまッッたく面白くなかったので、てっきり朔はもうこの著者の作品を楽しめない年齢になってしまったのかとがっかりしたのですが、そんなことありませんでした。笑
『カルパチア~』はどの登場人物にも魅力を感じず、全体としてすべてがチグハグな違和感しか残らなかったのですが、『月蝕島~』の登場人物は、人物すべて魅力的です
ディケンズやアンデルセンといった、今日に名前も作品も受け継がれている偉大な作家たちに命を吹き込む肉付けの上手さ、そして後半で意外な(?)特技が披露されるニーダム氏、聡明なメープル。
中でも、特にメープルが可愛いです。
『カルパチア~』では何といっても主人公のジョー(女)を好きになれなかったことが最大の問題だったのですが、メープルは『創竜伝』の茉莉ちゃんをもう少しヴィクトリア朝時代の淑女らしくした感じで、でも周囲のおじさんたちよりよほどしっかりしているとか、とても魅力的です。
にしても、田中芳樹さんは肉体的にも精神的にも健康健全な美少女ってのが本当に好きですね。
朔も(自分では書けませんが)嫌いじゃないです。笑
そして、ニーダム氏の特技は、田中芳樹さんの作品の中では珍しいんじゃないのかな、と。
『創竜伝』はまぁ特殊ですし、薬師寺涼子シリーズの泉田クンは下僕扱いですけど職業が警察官ですし、『白夜の弔鐘』は傭兵ですし、ニーダム氏のように貸本屋で働くサラリーマンにこの特技は、いくら生還兵という過去を持つといえどカッコ良すぎです。笑
もうここまで書けば特技が何なのかは明らかでしょう。笑
てっきり、ニーダム氏は戦地に赴いたもののあっという間に気付けば病院にいた……的な感じだと思っていたので、良い意味で意外だったのです。
う~ん、これは朔の中では『アップフェルラント物語』と1位2位を争うお気に入り作品になるかもしれません(氏の児童文学作品の中で)。
3部作だそうなので、続きも機会があれば手に取ってみようと思います
ではでは。
---支配人・朔---
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