ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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いつか忘れちゃうのかなぁと思いつつ、書き留めてみる。
今、中学生の受験生たちと触れ合ってみて、思えばぼくは高校選択を迷ったりしなかったなーと思い出す。
朔の家は結構市の中心部にあって、遠出をしなくても周囲に何でもある環境だったせいか、生活圏内がものすごく狭かったんですよ。
しかも年上のキョウダイがいなかったから、高校のレベルとか場所とか全然知らなくて、(場所を含めて)知ってる高校が4つしかありませんでした。
1.中学の隣の進高校B。(家から徒歩10分)
2.県庁の近くにある進学校A。(家から自転車で15分くらい?)
3.文化センターの隣にある商業高校C。(私立。家から自転車で15分くらい?)
4.県下唯一の女子高(今は共学)D。(私立。家から自転車で15分くらい?)
その他は、名前を聞いたことはあっても、どこにあるのかさっぱり分からない高校ばかりで。
さーてそれじゃこの4つの中からどこにするかってなった時に、なぜか私立は選択肢にすら挙がらず。
……なんでだろ。
今にして思えば不思議なんですけど、やっぱ周りの友達の雰囲気とか親からの影響だったんですかねー。
具体的に大学行きたいとか全然思ってなくても、進学校に行くのが当たり前だと思ってた。
で、そんな学生生活を送ってるうちに、「うちの中学で●番以内だったらA高校(学区ナンバー1の進学校)で、▲番以内だったらB高校(ナンバー2進学校)」っていうランク付けがどこからか聞こえてきたのですよ。
当時の朔さんの成績は、ちょっとやる気出せばA高校にも合格できたけど、自転車で通うことを考えると雨の日とか絶対イヤだ!!と思って、徒歩で行けるB高校を選びました。
自転車で15分とか、朔にとってはもう遠すぎるくらい遠いんですよ……。
それを3年間毎日とか考えただけで、絶望的な気持ちになる。
そんな訳で、安易にB高校に決定。
さらに安易だったのがコース選択で、B高校の普通科の中には特別クラスとして「国際コース」「特別理科コース」がありまして。
これらのレベルはA高校とさして変わらないんですけど、コースの受験に失敗しても、普通コースの方に自動的に下ろしてもらえるんですよ。
要するに、チャレンジしてみて受かればラッキー♪、落ちても一般受験になるだけ、というシステム。
朔は国語が大の得意(※英語は超苦手)だったので(?)、担任と親に勧められるまま国際コースを選択。
印象的だったのが、隣の高校に試験しに行くだけなのに、わざわざ中学校に集まってから、総勢30名強で引率の先生と一緒に高校へ行ったこと。笑
面接試験の時に、妊婦でそうとうお腹の大きくなってる先生がいたことですかねー。
「ああ、この先生はぼくが入学しても(出産のために)おらんくなっとるんやろーなー」とか思いながらの面接でした。笑
で、合格。
でも何も考えないで受けたクラスだったから、しばらくして担任から「このクラスは国公立大合格のためのクラスだから、指定校推薦とか、その他の推薦も貰えんぞー。実力勝負だぞー」とか、いきなりそんな話を聞かされてかなり驚きました。
あ、こりゃ何だか場違いなところにきてしまったぞ、という。笑
ホント、なーんにも考えないで、好悪の判断だけで高校選んだなーという。
でもその前提には、選択肢として進学校しかなかったんだよな。
ずっとそれが当たり前だと思ってたんですけど、恥ずかしい話、社会人になって初めて、それが「当たり前」ではないことを知りました。
考えてみれば当然なんですけどね……。
ああ、子どもの進路を決めるのって、やっぱ環境なのかなーと今になってひしひしと感じます。
だって、親の目線が低ければ・応援がなければ、たかが14,5歳の世間知らずな子どもが自己努力で自発的に上を目指していくなんて、相当難しい。
高校生くらいになれば、大学に進みたいなって自分で思うようになるかもしれませんが、中学生はまだまだそんなの考えられませんよ。
でも実際は、きちんと高校から選んでおかないと、高校のレベルによって使ってる教科書のレベルも変わってくるし、進学率も全然違うんですよ。
だけど中学生にそんな話してもピンとくる子は少ないし、本人が理解しないなら、周囲の大人が上手く誘導するしかないじゃないですか。
なのに、目線の低い親は、それをしない。
ここなら受かるから、という安易な発想で安全牌を選んだ結果、それ以上の進学は望めそうもない専門課程の高校を選んだりする。
結果、子どもの将来の選択肢が狭まる。
たかが高校入試、これで人生が決まるわけでもなし、と思ってる人も多いかもしれませんが、これはほとんどの中学生にとっては人生初の関門であると同時に、その後の人生にとっても大きな影響力をもってます。
目線を上げておけば、必要とあらばいつでも下げることは可能なんですから、子どもには常に目線を高くもてる環境を整えてあげて欲しいです。
憲法にある「子どもに普通教育を受けさせる義務」って、そういうことじゃないのかな。
大卒が偉いとか、学歴社会バンザイって訳じゃないけれど、子どもがやりたい道を見つけたとき、それを選択できるだけの幅を確保するためにも、やはり学力は高いに越したことはないと思います。
というわけで。
受験生のみなさん、自分に妥協せずがんばれー!
来年、再来年に受験生だという人も、受験はあっという間にきますよー!
後悔しないよう、今からしっかり頑張ってー!!
高校は楽しいよ、大学はもっと楽しいよ!
社会人になれば、「学生時代は良かった」って思うことばっかりだよ!!!涙
今、中学生の受験生たちと触れ合ってみて、思えばぼくは高校選択を迷ったりしなかったなーと思い出す。
朔の家は結構市の中心部にあって、遠出をしなくても周囲に何でもある環境だったせいか、生活圏内がものすごく狭かったんですよ。
しかも年上のキョウダイがいなかったから、高校のレベルとか場所とか全然知らなくて、(場所を含めて)知ってる高校が4つしかありませんでした。
1.中学の隣の進高校B。(家から徒歩10分)
2.県庁の近くにある進学校A。(家から自転車で15分くらい?)
3.文化センターの隣にある商業高校C。(私立。家から自転車で15分くらい?)
4.県下唯一の女子高(今は共学)D。(私立。家から自転車で15分くらい?)
その他は、名前を聞いたことはあっても、どこにあるのかさっぱり分からない高校ばかりで。
さーてそれじゃこの4つの中からどこにするかってなった時に、なぜか私立は選択肢にすら挙がらず。
……なんでだろ。
今にして思えば不思議なんですけど、やっぱ周りの友達の雰囲気とか親からの影響だったんですかねー。
具体的に大学行きたいとか全然思ってなくても、進学校に行くのが当たり前だと思ってた。
で、そんな学生生活を送ってるうちに、「うちの中学で●番以内だったらA高校(学区ナンバー1の進学校)で、▲番以内だったらB高校(ナンバー2進学校)」っていうランク付けがどこからか聞こえてきたのですよ。
当時の朔さんの成績は、ちょっとやる気出せばA高校にも合格できたけど、自転車で通うことを考えると雨の日とか絶対イヤだ!!と思って、徒歩で行けるB高校を選びました。
自転車で15分とか、朔にとってはもう遠すぎるくらい遠いんですよ……。
それを3年間毎日とか考えただけで、絶望的な気持ちになる。
そんな訳で、安易にB高校に決定。
さらに安易だったのがコース選択で、B高校の普通科の中には特別クラスとして「国際コース」「特別理科コース」がありまして。
これらのレベルはA高校とさして変わらないんですけど、コースの受験に失敗しても、普通コースの方に自動的に下ろしてもらえるんですよ。
要するに、チャレンジしてみて受かればラッキー♪、落ちても一般受験になるだけ、というシステム。
朔は国語が大の得意(※英語は超苦手)だったので(?)、担任と親に勧められるまま国際コースを選択。
印象的だったのが、隣の高校に試験しに行くだけなのに、わざわざ中学校に集まってから、総勢30名強で引率の先生と一緒に高校へ行ったこと。笑
面接試験の時に、妊婦でそうとうお腹の大きくなってる先生がいたことですかねー。
「ああ、この先生はぼくが入学しても(出産のために)おらんくなっとるんやろーなー」とか思いながらの面接でした。笑
で、合格。
でも何も考えないで受けたクラスだったから、しばらくして担任から「このクラスは国公立大合格のためのクラスだから、指定校推薦とか、その他の推薦も貰えんぞー。実力勝負だぞー」とか、いきなりそんな話を聞かされてかなり驚きました。
あ、こりゃ何だか場違いなところにきてしまったぞ、という。笑
ホント、なーんにも考えないで、好悪の判断だけで高校選んだなーという。
でもその前提には、選択肢として進学校しかなかったんだよな。
ずっとそれが当たり前だと思ってたんですけど、恥ずかしい話、社会人になって初めて、それが「当たり前」ではないことを知りました。
考えてみれば当然なんですけどね……。
ああ、子どもの進路を決めるのって、やっぱ環境なのかなーと今になってひしひしと感じます。
だって、親の目線が低ければ・応援がなければ、たかが14,5歳の世間知らずな子どもが自己努力で自発的に上を目指していくなんて、相当難しい。
高校生くらいになれば、大学に進みたいなって自分で思うようになるかもしれませんが、中学生はまだまだそんなの考えられませんよ。
でも実際は、きちんと高校から選んでおかないと、高校のレベルによって使ってる教科書のレベルも変わってくるし、進学率も全然違うんですよ。
だけど中学生にそんな話してもピンとくる子は少ないし、本人が理解しないなら、周囲の大人が上手く誘導するしかないじゃないですか。
なのに、目線の低い親は、それをしない。
ここなら受かるから、という安易な発想で安全牌を選んだ結果、それ以上の進学は望めそうもない専門課程の高校を選んだりする。
結果、子どもの将来の選択肢が狭まる。
たかが高校入試、これで人生が決まるわけでもなし、と思ってる人も多いかもしれませんが、これはほとんどの中学生にとっては人生初の関門であると同時に、その後の人生にとっても大きな影響力をもってます。
目線を上げておけば、必要とあらばいつでも下げることは可能なんですから、子どもには常に目線を高くもてる環境を整えてあげて欲しいです。
憲法にある「子どもに普通教育を受けさせる義務」って、そういうことじゃないのかな。
大卒が偉いとか、学歴社会バンザイって訳じゃないけれど、子どもがやりたい道を見つけたとき、それを選択できるだけの幅を確保するためにも、やはり学力は高いに越したことはないと思います。
というわけで。
受験生のみなさん、自分に妥協せずがんばれー!
来年、再来年に受験生だという人も、受験はあっという間にきますよー!
後悔しないよう、今からしっかり頑張ってー!!
高校は楽しいよ、大学はもっと楽しいよ!
社会人になれば、「学生時代は良かった」って思うことばっかりだよ!!!涙
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