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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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ぷくくくくく。
2009.02.06 (Fri)
いやぁ。今日もまた笑わせてもらいました。笑

◆問題「下線部(満州事変)の時、占領地から撤退するよう求めた国際連盟に対して、日本はどのような態度をとったか述べよ」

◆快答1「反抗的
◆快答2「無視

 ……あっははは、なんじゃそら。笑
 まー、ホントに中2の女の子たちってすごいこと!

 しかしこうして改めて快答をみてみると、あながち「間違い」ではないんですよねぇ。
 確かに反抗的だし、(当然かつ正論である)要求を無視してる。笑
 まぁ、それが学校の試験になると、模範解答「国際連盟を脱退した」以外の答えは×ということになってしまうのですが。
 いまさらだけど、学校教育って理不尽だなぁ。

 ぼくはむしろ、快答を導き出したお嬢さんたちの方が大好きだ!!笑

 そして、そう思う自分を自覚するたびに、「学校の試験でいい点取るのがそんなにエライのか」という究極的な疑問へと回帰してしまう。

 うーん、でもなぁ。
 答えが出ないんだ、これに関しては。

 強いて言うなら、「エライ・偉くない」じゃなくて、「やって当たり前」のことを「やる・やらない」じゃないのかなぁ、と思ったり。

 しかし日本国憲法の面白い(?)ところで、「子どもに普通教育を受けさせる義務」が親に課され、子どもには「教育を受ける権利」はあるのに、「教育を受ける義務」なんてものは、ナイんだよなぁ。
 つまりは、子どもが勉強するかしないかは親の責任で、子ども自身には強制されていない、というなんとも中途半端なもの。

 話が横に逸れてしまったけれど(いつものコト)、
 世の大人が多かれ少なかれ労働を義務として課されているように、
 学生であるうちは、勉強することが義務なのだと、
 朔は思うのですよ。
 ましてや義務教育中は、何をか言わんやという勢いで。

 で、どうせ勉強しなきゃいけないんなら、テストの点はいい方が気持ちいいじゃないですか。
 いい点取れたら、また次もガンバローって思うし、臨時のお小遣いなんかももらえちゃって(笑)、いい事づくしだと思うんですけどねぇ。
 授業内容にちゃんとついていけてたら、授業が苦にもならずに学校も楽しいし。
 その上、将来の選択肢も広がる。
 まぁ、一石二鳥とどころか一石四鳥ですわよ、奥さん!!

 それに、きちんと勉強をするというのは、ただ成績を上げるってことだけじゃなくて、「社会から求められている責任を果たす」ってことだと、今は考えるようになりました。
 ネギぼーずさんのブログに以前ちらっと「勉強する癖」と「学ぶ基礎」について書かれてあったんですけど、それに朔は深く頷いたんです。

 子どもがどうして学校に行って勉強しなくちゃいけないかって、
 それはたぶん、
 教科書を丸暗記するためじゃなくて、「勉強する癖」をつけるためなんじゃないかな、
 って。

 たとえば、今朔が接している子どもで、将来の夢や憧れが「声優さん」という子、結構います。
 勉強の得意でない子ほど、一見夢物語のような目標を持ってたりします。
「いつまでもそんな夢みたいなこと言ってないで、現実を見なさい」とは言いません。
 でも、思うのですよ。
 今、「英語キライ、数学分かんない、やりたくない」って言ってる子が、いざ本当にそういう養成所や専門学校に入った時、何かちょっとした壁や違和感にぶつかって、「想像してたのと違った、もうやーめた」ってすぐに諦めるんじゃないかな。って。
 
 子どもが勉強を通じて身につけるように求められてるのって、「苦手なことにも我慢強く取り組む姿勢」とか、「向上心」「出来る喜び」じゃないでしょうか。
 それさえ身に付けられれば、どの道に進んでも、そこでさらに知識を吸収してステップアップしていくことができる。
 逆にそれが身に付けられなかった子は、結局どこへ行っても、伸びない、続かない、成長しない。
 子どものうちに、そういった社会に出てからも通用する「学ぶ基礎」を身に付けて欲しくて、手っ取り早く「義務教育」なんて制度を取っているんじゃないでしょうか。

 まぁこれは朔が学生を終えて、丸2年ほど中学生に接しているうちにたどり着いた私見なのですが。
 学生の頃は、朔も思いましたよ、「平方根なんて知って何になる!」って。笑
 でも、「平方根」に意味があるんじゃなくて、「学ぶこと」それ自体に意味があったのだなぁ、と今になって思います。
「大人」を見ていると、学歴に関わらず、いろんな本を読んでいろんな経験を積み重ねてきた人の方が断然厚みがあるし、面白い!
 そういう人は、失敗してもへこたれない強さもある。

 一部の才能ある人々には当てはまらないかもしれませんが、まだ確たる目標がなくて、まだまだ何にだってなれる可能性を秘めている子どもたちには、是非とも目の前にある勉強に専念して欲しいものです。

 本当にやりたい目標が見付かったとき、「勉強する癖」を身につけておけば、上達もはやいですよ!

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