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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.04.29 (Mon)
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2011.01.01 (Sat)
 ---かつて創造神フレアディルによって創られしフィンデル・ファロスは、同様に創られし5柱の女神たちにこよなく愛された。
 創造と同時に破壊の神でもあるフレアディルが破壊の左手を揮おうとした時、女神たちは創造神に対して最初で最後の反乱を起こす。
 女神たちは、父たるフレアディルの目からフィンデル・ファロスを隠してしまったのだ。
 ここから、フィンデル・ファロスの真の歴史がはじまる。
 地上にはエルフ、言語を解する動物、神獣、それから人間が栄えた。
 現在のように人間が地を覆い尽くしてしまうより以前、地を治めていたのはエルフたちだった。
 すらりと伸びた若木のような肢体、月光を編み込んだ長く美しい髪、透き通る肌は輝く白さ、涼やかな両眼は深い英知を秘めて煌めく。
 エルフとは、天空に輝くフレアディルの創りし星々の化身だった。
 星の誕生とともにこの地に生を受ける彼らは、創造神のいなくなったフィンデル・ファロスでは新たな生を受けるべくもない。
 そうして、時代の移ろいとともにエルフに代わり日々増え続ける人間たちが地の支配権を握るようになり……


 人間の時代を迎えたフィンデル・ファロスは、これまでに2度の変革の時を経て現在に至る。
 すなわち、フィングレア中興の名君、聖処女王との呼び声も高いセーナ女王による異界の封印。
 そのおよそ800年後にやはりフィングレアの王子によって、綻びかけた異界の封印が施される。

 そしてそれから200年の年月を数えた現在、フィンデル・ファロスはフィングレアを宗主国とする統一国家へと第一歩を踏み出そうとしていたーーー

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