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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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映画
2011.04.10 (Sun)

 レイトで観てきました!

 突発的に思いつきで観てきたのですが、何に影響されたかなんて、藤木稟氏のバチカン奇跡調査官シリーズに決まっている。
 というか、アマルフィ、ツーリスト、ザ・ライトときて、単にイタリアが好きなだけやん、と言われると否定は出来ない。笑
 イタリア好きだ!
 バチカンも非常に良かった!!
 バチカン奇跡調査官シリーズ(の特に第一巻)に出てくるベルニーニ作の天蓋付祭壇も本当に素晴らしかった。

 お気に入りの写真で、部屋にも飾ってます。

 まぁそれは置いておいて、ザ・ライトですが、面白かったです。
 こう言うと変に聞こえるかもしれませんが、「非常に現実的な」お話だと思いました。
 行く前に
これ
を読んでたから、なおさらそう思うのかもしれません。
 悪魔の存在を信じるからこそ、神の存在をも信じる。
 すんなりと入っていけました。
 唯一不可解な点は、あの女性がどうしてあの講座を受講出来ていたか、ですかね。
 身分を隠して潜入していたのか、身分を明かした上で堂々と乗り込んでいたのか……。
 でも作中において女々しく男の影に隠れたり足を引っ張ったりしてなかったので、不問としておきます。笑

 興味深いのは、悪魔と対話する際に、何語を話しているのか、と言う点ですね。
 奇跡調査官シリーズの中では、ラテン語がカトリック内での共通言語なのか??的な記述が散見されますが、この映画の中では、ベテランエクソシスト(すでに名前忘れた)はウェールズ人、主人公の青年(こちらも名前忘れた)はアメリカ人ということで、主に英語による会話でした。
 それとも、アメリカ産の映画だから、英語なのかな??
 日本人エクソシストが話しかけたら、悪魔は日本語で答えてくれるのかしらん?
 とまぁ、朔はこの手の話も大好きなことを久々に思い出しました。
 それにしても、ザ・ライトはホラー映画にジャンル分けされるんですね。
 奇跡調査官シリーズも、「角川ホラー文庫」でした。
 これ……、ホラーなんですかね……?
 まぁちっとも怖くはないわけですが(興味深くはある)。
 本編に入る前に予告編が宣伝されていた「富江 アンリミテッド」の方がよっぽどホラーで「絶対観たくない!!」って感じだったのですが。
 オカルト?って、ホラーなんだろうか、と考える今日この頃。
 そもそも、オカルトという表現は適しているのだろうか??

 9日からの公開ということで、まだご覧になっていない方が多いと思いますが、「ホラー映画」ではなく、「現代のエクソシストの実態」が観たいという人にはお勧めです。

 話変わって奇跡調査官シリーズですが、結局3巻まで読みました。笑
 結論から言うと、3冊目が一番面白かったです。
 が、相変わらずの「キャラ設定のご都合主義ぶり」がすごいです。
 平賀よ、君は不眠症ではなかったのか。
 ジュリアよ、君は指紋を残すなんてヘマはしそうにないのだが(それ以前に、脱走した少年を追い掛けるなんて役は、下っ端に任せてそうなものだが)。
 ロベルトにも確実に設定が矛盾してる所が一か所あった気がするけど、もう忘れた。
 そしていつも思うのが、「犯人よ、こんなに無防備なふたり(平賀とロベルト)なのに、どうして最初にさっさと排除してしまわないんだい?」ということ。
 平賀たちは奇跡調査官として事件の舞台に登場するわけで、犯人側から見たら最大の脅威になるのは目に見えて分かっているはずなのに、なぜか放置。笑
 そして調査は順調に進んでいく。
 朔が犯人なら、先にこのふたりをやってしまいますけどね。ニヤリ
 それでは小説として成り立たないだろう、ということは百も承知ですけど、いっつもあまりにもふたりがマイペースに何の妨害を受けることもなく調査をしているもので……(1巻では、なんとふたりの部屋には鍵すら掛からなかった)。
 そして3巻なんて、表紙見た瞬間に、「あ今回の黒幕はジュリアだな」ってネタバレしてるんですけど。笑
 つっこみどころ満載で、もう脱力してしまうというかいちいちつっこむ方が疲れてくる小説ですが、ロベルトの暗号絡みの話が面白いのと、カトリックな点と、オカルトチックな点が気に入っているので、続巻も読んでいくつもりです。

 さて、今日は劇場の更新もするぞー。
 ではでは。

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