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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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日記
2006.10.06 (Fri)
こんばんわ。

 行って来ました、『マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展』!!
 すっごく良かったです!!(*~◇~*)
 やっぱり朔は日本史よりも世界史の方が大大大大好きだと再確認しました。
 ああ~、ハプスブルク~☆
 もうめちゃめちゃドイツ・オーストリアに行きたくなりましたよ。

 高校の世界史に習ったことがわんさか出てきて、
「ああ、角度を変えればそういう見方もあるんだねッ!!」
 と、改めて歴史の持つ意味、文化、芸術、政治、外交……
 いろいろなものが授業で習ったのと重なったりズレたりしながら、
 万華鏡のように1つの世界を作り上げて行く多角的世界……なんてステキ☆
 ああ~世界史好きだぁ♪

 展示の中で度肝を抜かれたのは、
  神聖ローマ皇帝の権標:
   神聖ローマ皇帝冠、帝国十字架、王笏、聖なる槍
 です。
 約9000時間かけて、オリジナルと同じ素材を使って複製したんですって。
 宝石とか、めっちゃデカイ。
 特に冠と帝国十字架。
 ごっついです。
 きらきら。

 あと驚いたのは、
 マリア・テレジアが私室に置いてたっていう日本製の漆の長持とかチェスト。
 だって17世紀ですよ?
 日本、江戸時代ですよね?
 長持はまだ分かるけど、チェストって……!
 あの猫足チェストを作った江戸時代の職人さんは、どんな気分でアレを作ったんだろう。
 猫足チェストって…江戸時代の日本には…なさそうですよね?
 (日本史はさっぱりなため、イマイチ自信ナシ)
 自分の作ったものが外国で、しかも女帝に使われてるなんて!
 だって江戸時代と言えば鎖国ですよ?
 (あれ? パリ万博とかにも出品してたっけ?
  浮世絵とかなら、外国の画家にかなりの影響を与えたっていうのを習った記憶がある。)
 作った職人さんは、絶対に外国の宮殿とか、見たことなかったんだろうなぁ。
 自分が作ったものが、外国でどんな人たちにどう使われてるかなんて、
 想像も出来なかったんじゃないかな。
 あー、びっくりしたぁ。
 余談だけど、マリア・テレジアはこの日本製の家具を
 「インドの物」と言っていたらしい(笑)
  
 あまりにも展示が朔の好みにヒットしていたため、
 思わず図録を買ってしまいました♪
 2100円……。
 重かったけど、そして財布には痛かったけど、気に入ってるからいいや。
 文化博物館さんは、学芸員関係の授業で習っている先生がいる分、
 苦しい財政事情というか(これはどの館にも共通していること)、
 いかに図録を作るのに手間暇そしてお金が掛かるか知ってしまった分、
 何やら買わないと申し訳ないような気がするんですよね(^-^;)

 世の中の学芸員さん。
 指定管理者制度とそれに付随して起こる数々の逆境なんかに負けないで、これからも質のいい展覧会をお願いします!
(といっても朔は玄人好みの展覧会よりも、素人受けのいい分かりやすく華やかな展覧会の方が好きですが。すいません、俗物で)
 

ではでは。

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