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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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好きな
2007.11.09 (Fri)
支社内の結婚ブームに当てられてるのかもしれません
好きということについて。

「好きな人」というと、大抵の場合彼氏彼女や片思いの相手を指すのでしょうけど、
 朔の場合、「好きな人は?」と問われれば、「そりゃ自分だよ」以外の返答はできない気が…します……。
 自分だよ。
 自分の都合で生きてるもん。
 だって「結婚に向いてないと思う3ヶ条」
  ・相手の都合に振り回されるのがイヤ
  ・自分一人の部屋&時間がないとイヤ
  ・四六時中誰かといるのに耐えられない
 全部満たしてるもん。
 自分一人が良ければ、とまでは思わないけど、自分は自分他人は他人って考え方しか出来ないし。
 根本的なところで相互理解の意識が欠如してるのかも。
 相手のすべてを理解したいと思わないし、自分のことを理解して欲しいとも思わない。
 だってそんなの絶対ムリだし。
 そんなんじゃ寂しさは埋まらないし。
 誰かを好きになったって、結婚したって、「自分」が独りであることに変わりはないし。
 好きになったって寂しさが埋まらないんじゃ、虚しいだけだし。

 そう思う一方で、朔には大好きな人がたくさんいます。
 一部を除く血縁者とか、旧い友達とか、茶道・京都関連の皆々サマとか。
 一番敬愛してるのは茶道の先生で、一番溺愛(笑)してるのはそのお孫さんで、無条件に守ってあげたいのが1つ後輩の子、可愛いのがその下の後輩たちで、頼りにしてるのが……
 いろんな好きがあるけど、恋愛対象としての好きだけはナシ。
 たぶん、ね。
 そうなんだろうなぁって人はいるけど、好きになっても虚しいだけだから。
 叶う叶わないじゃなくて、叶ったところでどうしようもないから表に出さない。
 ホントにね、好きな人が出来ました→両思いになりました→一生幸せに暮らしました、だったらいいのにね。笑
 そんなわけにいくかっつーの。
 うっかり思いが通じたら、それまで以上の孤独を抱えることになるんで、
 ぼくは一生京都へ片思いでいいです。
 いや、いつか絶対両思いになるけどね。笑

 恋愛なんか、両思いになったら後は坂道を転がり落ちてくだけさ。
 結婚は墓場とかよく言ったもんだね。

 誰かに好きだと言われたら、絶望で目の前が真っ暗になっちゃうよ。
 フツーに立ち竦んじゃうよ。
 いっそ、そんなことを言う相手を怨むね。
 好きなんて、軽軽しく言ってんじゃねー。

 だけどぼくは天邪鬼だから、誰かに好きですって伝えたくなる瞬間がある。
 だけどそんな時、相手からも好きですとは言って欲しくない。
 返事なんかいらない。
 笑って受け流してほしい。
 ただ聴いてほしいだけ。
 ぼくの「好き」はあくまで自分本位だから。笑
 そしてぼくの「大好きです」は、時として「ありがとう」と異音同義語にもなるという。笑

 恋愛対象としての好きってなんだろう。
 どうして結婚なんかするんだろう。
 結婚とか……一日中他人に気を遣いながら生活するとか、ぼくには絶対ムリだ……!!
 想像するだけで発狂しそうだ。
(こないだの京都泊で、大学時代の友人と深夜話してた話題が「家に戻らなくてお金だけ入れてくれる人がほしい」とかだったりする。挙句の果てに結論は「みんなでお金出し合って(好きなときに使える隠れ家的)マンションでも借りるかー」になった。笑)

 好きな人なんかいらない。
 自分が一番可愛い。
 その時・その状況に合わせて、最適な人に囲まれて快適に生きていきたい。
 ぼくに一番のメリットを与えてくれる人。
 それがぼくの、その時いちばん好きな人。

 恋 愛 な ん て。

ではでは。

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