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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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読み終わったー
2012.12.31 (Mon)
 紅白歌合戦の真っ最中ですが、『ゼンダ城の虜』に続いて『ヘンツオ伯爵』も読み終わりました。

 まぁなんという終わり方なのでしょう。
 3年間耐え続けたフラビア女王の健気な一途さ、戻ってきたルドルフ・ラッセンディルの胸のすくような活躍、フリッツやベルネンシュタイン、サプト、意外と食わせもののジェームスたちの友情と願い。
 王冠の行方については最後までハラハラさせられ、そして最後の最後に…。
 ああもう、確かにらしい最期だと思うけど、女王とサプトの姿がなんとも哀れでやりきりなくて……。
 朔は役立たずで足手まといなお姫様というのが腹立たしくて大嫌いなのですが、全編を通じてフラビア女王に好感が持てるのは、何だかんだ言いながらも結局は王族としての義務と責任から逃げないからかなぁと思います。
 確かにフラビアは国中から慕われるに値する女王だ。
 だからこそ、その横に、新しい王様がいて欲しかった…本当に。
 あーあ~……
 テレヴィジョン・シティほどではないけれど、虚脱感。
 いつの間にか朔までも、フリッツやサプトと一緒に王様を熱望していたみたいです。
 だってそれくらい、『ゼンダ城の虜』の時よりもルドルフは余裕たっぷりで英国紳士で女王の騎士然としてたんですもの。
 
 さて次は『グローリアーナ』(マイケル・ムアコック著 1978年)にかかります!

 ケータイでこの記事を打ち始めた時には氷川きよしさんが歌っていたのに、今はプリンセス プリンセスさんが歌ってます。
 今年も残り本当に残りわずかですね。
 それでは皆さん、来年も宜しくお願いします



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