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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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昨日のお茶会
2005.06.20 (Mon)
 昨日は年に一度の、お寺を借りて行う定例茶会でした。でも今年は例年とは違い、ちょうど50年の節目にあたる「記念茶会」。本席はお濃茶席、副席は薄茶席という、大掛かりな(?)お茶会でした。おまけに紅白饅頭のおみやげ付き(笑)
 今年の最重要イベントも終わったんやな~。今はなんだか脱力感が心地いいです。 

 準備はそう、かれこれ4ヶ月前からはじまりました。とくに忙しかったのは、やっぱり5月6月。一番緊張したのは、お家元への案内状を茶道センターに持って行った時。お預けしてすぐ帰るつもりが、お茶とお菓子を振舞われてしまい、冷や汗モノでした(笑) もちろん、お茶会当日にお家元がお越し下さるわけではなく、今年も代理の方がおみえでした。それにしたって、緊張したなぁ。
 5年に一度の記念茶会。朔たちの中に前回の記念茶会を経験した者はおらず、資料を片手に、まさに暗中模索でした。最後の最後までドタバタで、いろいろ小さなミスもあったけど、どうにかカバーしていけたのは、日頃の一致団結のおかげかな? まさに嵐のように過ぎ去ったお茶会でした。
 お客様も、記念茶会だからと、OB・OGの方々が全国からお集まり下さって、とてもうれしかったです。50年という歳月の長さを想いました。「ご盛会おめでとうございます」と声を掛けて頂く度に、背筋の伸びるような、誇らしいような気持ちになりました。もちろん、大学からのお客様もいらっしゃり、大阪や奈良、神戸からもわざわざ来て下さって、感謝感謝です。

 春や秋に京都のお寺を歩いていると、時々「在釜(ざいふ)」の文字を目にします。これは、「お釜をかけていますよ=お茶会やってます」という意味。もし見かけたら、ちょっと寄ってみてはどうでしょう? お茶会は、普段は入れないお庭のある所や観光客お断りの寺社を借りて行うことが多く、中に入るだけでも儲けモノ(笑)だと思いますよ。
 だけど、作法がよく解らないし…という方も、大丈夫。真ん中くらいの席に座って、周りの様子を見て真似ればいいのです!(←極論かも)でもホント、客側の作法としては、おいしくお抹茶が頂ければ、それでいいのです。是非試してみて下さい。「在釜」の隣りに「○○大学茶道部」と書いてあれば、それはそこの学生さんが主催している学生茶会なので、気楽に参加できるかも。
 必要な持ち物は、扇子、白靴下、懐紙、黒文字、水屋見舞い(薄茶席で500円、お濃茶席で1000円くらい。でも千円単位に切り上げるのが普通なので、薄茶席に奇数の人数で参加する場合はプラス500円)。ですが、何もなくても困ることはありません。亭主側が懐紙・黒文字は用意してくれますし。実際、観光ついでにプラ~と入っていらっしゃる方もいます。

 そんなこんなを書いてるうちに、ご住職へ昨日のお礼をしに行く時間になってしまいました。
 では今日はこの辺で失礼。

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