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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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や、や、ば、ば……!

 山口仲美先生がNHKに……!!
 爆笑問題のニッポンの教養に……!

 あー! しみじみ、そういう勉強がしたかった……!

 山口仲美先生を知ったのは『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』が大学生協に並んだ時でした。
 その時は「へー面白そう」と思っただけで、その後卒論の時に辞典をちょろっと利用させてもらいました。

 で、どんな人なんだろーと思って観てみたら。

 うん、ちょっと衝撃。笑
 なんだか、林家〇ー〇さんのような?

 ま、そんなことはどうでもよくて。
 奈良時代のさー。
 九九をもじった言葉遊びとか。
 当て字?遊びとか。
 ああああ、そういう勉強(というか朔にとっては遊び)がもっとしたかった。
 その意味では、卒論のA先生について勉強してた時より、Y先生の授業で演習してた時が一番楽しかったなぁ。
 特に九九をもじった言葉遊びのあたりは、演習発表があたって調べまくったし。笑

 九九遊びは、江戸時代の用例がすごく多いんですよー。
 俳諧とか、特に。
  二八そば(2×8=16 1杯16文のそば)
  三五の月(3×5=15 十五夜の月、つまり「望月」のこと)
  二六時中(2×6=12 12=現在の24時間。「一日中ずっと」の意)
 などなどその他たくさん!
「二六時中」は、「四六時中(4×6=24時間)」と形を換えて今も使われてますよね♪
 
 朔さんてば、調べものが過熱するあまり、江戸時代の和算の本まであたってましたからねー。
 あと数字は仏教とも関係が深かったから、仏教系の資料とかも。笑

 楽しかったなー、好きな勉強が出来てた時間。
 山口仲美先生の今回の番組観て、その頃を思い出しました。
 元々「寒い」しかなかったところに後から「冷たい」が類義語として新しく誕生したとか、「快」を表す語より「不快」を表す語の方が語彙が多いとか、もう日本語の面白さ全開!って感じでしたね。
 朔が大学入る前になんとなくやりたいなーと思っていたのって、こういう勉強だったよなぁ。
 なのになんで朔は類義語で卒論書いたんだろう……。

 あーあ。言葉遊びは楽しいなぁ。語彙の変遷も。切ないくらいに。
 山口仲美先生の講義、受けてみたかったな。
 それにしてもつくづく、学生ってなんて幸せな身分なんだろう。
 あーあ。あの頃に戻りたい。

 人生、ままなりませんなぁ。
 とりあえず、院に進んだ友人たちには、志を貫いてもらいたいものです。

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