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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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実は更新
2009.05.04 (Mon)
してました。

 新しく《untitled》に収められたコトバ×コトバの中の
  文学⇒漢籍×3 と、
  文学⇒古典の7「俳句」 の中に都都逸を。

 漢籍は、最近読んでた漢文チャートから懐かしい思い出のあるものを一部だったり全文だったり。
 都都逸は、ずっと耳馴染みのあったものが久々に「都都逸」という言葉とともに蘇ったので、忘れないうちに記録。
 ってか、ホント最近「都都逸」なんて言葉聞いてなかった……。
 あの偶然がなかったら、一生思い出さなかったかもしれない……。


 ところで、最近読んだ赤瀬川原平さんの著書の中に、非常にドキッとさせられる箇所があったので、念のためここに記録しておく。
 未来の朔よ、またいつかここを見返す時もあるだろう。

「……このように、燃え上がった場面で、言葉はその本来の力を失うものである。意味が燃え上がったところで、言葉は出番がなくなる。意味が過熱して、沸点に達したところで、言葉は摩擦を失うのだ。……」

 なぜこの部分に反応したかといえば、長野まゆみさんのTVシティのため。

「ことばは消えても文字は残る。それがぼくの望みだ」

 イーイーがアナナスに宛てたこの手紙の言葉がどうしても胸に突き刺さって忘れられないから。

 そしてなぜか、ロゼッタ・ストーンの解読、が一緒に連想される。笑

 しかし今現在でも、絶滅に瀕している言語というものは存在するわけで。
 大学時代の友達から聞いた話。
 とある少数民族のみが解している言語が、その人々の滅亡とともに世界から消え去り、そしてその言語を一番最後まで理解していたのが、そこで飼われていた犬だったのだと。
 ネイティブの人たちが絶える前に、研究資料用に記録していたテープを流すと、その犬はその言葉を解し、反応する。
 もはや、そのテープの音声が何をしゃべり伝えようとしているのか、人間には判らないのに。

 ……そんなことをいっしょくたに思い出していたら、
 朔の創作や人生観の基幹には、「喪失」があるのではないかと思ってしまう今日この頃。

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実は更新
朔さん、こんばんは。
stories of night、読ませていただきました!

実は3月末には読んでいたのですが、感想を持って行くのがこんなに遅くなってしまいました^^;
気のせいかもしれませんが、更新を促す形になってしまったので申し訳ないです。
それから、絵板の[998] に感想絵をアップしました。良ければ受け取ってください。
いくつもの場面で描きたい場面があって、どんな構図にしようか迷ったのですが、
ウィラと珠璃くんご対面のシーンが一番印象的だったのでこの二人を中心に詰め込むだけ詰め込みました!
キャラクターそれぞれが魅力的だったので登場人物を入れ込むことができて嬉しいです。

今回、2回目を読む形になってしまったのですが、
1回目より落ち着いて誰と誰がどう繋がっているかを考えながら読むことができました。
1回目はどきどきし通しで、クルクル回るメリーゴーランドのような、
または回転車のような、スピード感のある展開が素敵でした。
このリズムで、やっぱり朔さんの作品が好きだなあと真面目に思ってしまいました(笑)

それから、惹かれるフレーズや言い回しが多くて、全部書き出したいくらいです!
「気付いてしまったのなら、もう後には戻れない。お芝居はもう終わりだ」
色々あるのですが、アーサーのこの言葉が特に好きです。
「……屋敷を出て、ずっと真っ直ぐ。噴水に出たら、そこから時計回りに5時の店。
棚には出てないの。店主に≪真紅の薔薇≫と言えば出してくれるわ」
ここも好きです。5時の部分を絵に含めたかったのですが黒塗りでつぶれてしまいました;
少女の右手から珠璃くんの足元に時計の針を描いて、ローマ数字の5のようなものが名残として残っています(笑)
夢か現かも定かでない世界やさまざまな事象が重なってゆく場面に楽しませていただきました。
「紺碧色の瞳」が印象的でした。それに最後のシーンで知事が…!と、さらに繋がる展開に驚きました。
それと、気になったことがひとつあります。
ダイナを探していた女の人は服装から判断すると人形と繋がると思ったのですが、
そうなると双也の妹=ウィリアムということになるんですか?
珠璃くん(ウィリアム)とダイナを探す女の人の区別がはっきりせず謎のままです(笑)
歴史的背景に迫るシーンもぞくぞくしました。
最後にですが、「良かったら↓ポチッと。」にまんまとやられました!
はーと息ついて、ストーリーを振り返りながら考えを巡らせている時にその文字が目に入り、
押さずにはいられませんでした(笑)

長くなってしまったので今回はこの辺で失礼します。
それにブログに感想を書き込んで申し訳ありません。
では、素敵な作品を読ませてくださってありがとうございました!
遊星 2009/05/05(Tue)02:32:43 編集
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