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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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2024.11.23 (Sat)
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もう涙も涸れた。
2008.11.01 (Sat)
さてさて、すったもんだの末に、課の責任者に転職を考えていることをついうっかりしゃべってしまった朔さんです。

 何があったかといいますと、2日前(あ、もう3日前か)からちょっとした揉め事があったんですよねー。
 朔は徹底抗戦の構えで、昨日も課の責任者とマンツーマンで呼ばれて、いろいろあって。
 結局陳謝されたものの、ここは課の結束を考えて折れてくれ……てなことになって。
 でも今日(あ、もう昨日だ)また呼ばれて、もういいよ無理しなくて悪かったね、って言われました。
 だから今日(1日)、特例でうちの課だけ18時上がりで他の人たちは飲み会なんですけど、朔だけはそのまま直帰しちゃいます
 あー。幸せ。

 大体、今月は只でさえ京都×3で経費が馬鹿にならないというのに、いきなり課で飲みに行くからカネを出せとか言われて、納得できるかってーの。
 そもそも僕は、会社が嫌い、よって会社の人間も(集団になると)嫌い、その上親しくない人と飲み食いするのも大嫌いの3拍子揃ってますから。
 なんでそんな所に、わざわざカネ払って参加しないといけないんだ。
 そんな余分なお金があるなら、京都で少しでも豪遊するっつーの。
 あ、そういえば、一方的かつ急にイベントに誘われるのも大ッ嫌いだった

 揉め事の発端は、係のTLからいきなり飲み会行くからカネを用意しとけってサラッと当たり前のように言われて、その時朔さんてば、驚きのあまり「はぁっ? そんなの行きたくないんですけど!」って素で大声で言っちゃったんですよねー。ははっ。
 そしたら背後の列に座ってた(もしかしたら企画者かもしれない)先輩主任に「お前もう2年目なんだから発言に気をつけろ」って言われて、それは確かにそうだと思ったから、謝ったんですよ。
 会社でこんなに素を曝け出したの初めてでちょっと焦ってましたし。
 ホントにそれぐらい驚いた。

 で、納得出来なかったから、業務終了後、TLにそれって強制参加なんですか?って訊いたあたりから、話はややこしい方向に……。
 TLには、急な話だったからお前の言い分も分かるし、それは課の責任者にも話しておくけど、じゃあたとえば、個人負担じゃなくて会社のお金で飲みに行くんなら参加できるのか?とか根堀り葉掘り訊かれ、ついつい正直、「ぶっちゃけ、行きたくないです」って答えちゃったんですよねー。
 その後はもちろん、じゃあなんで行きたくないのか、と問われ、「飲み会自体が好きじゃありません。正直、すごいストレスなんですよね」とまさかの爆弾発言が……!
 今まで会社では隠してたのに!笑

 もうこんなこと夜も10時半すぎてからくどくどと説明してること自体がストレスで、いつの間にか泣いてましたさ。
 実はその前日も、何かがきっかけで泣いたんだよなー。
 只のストレス泣きなんで、理由なんていちいち覚えてないけれど。
 あー。久々だなぁ、ストレス泣き。去年は毎日のように泣いてたからなぁ……。とか場違いな感想を抱きつつ、とにかく行きたくない旨をぶっちゃけました。
(朔さんのストレス泣きは、嗚咽もなければしゃくりあげたりもしないので、涙がだーだー出る他はフツーにしゃべれる。ただ多少洟は出る。笑)

 その翌日、TLが課の責任者に話してたらしく、朝礼前に課の責任者に呼ばれ、事前の告知をもっと早い段階でしていなかったことについて配慮が足りなかったと何度も頭を下げられ、それでも課の結束のためにも、努力してもらえないだろうか?と言われました。
 この時朔さんてば、一晩経って冷静になるどころか敵意さえ芽生えてきてたんで(笑)、終始相手の目を睨んだまま「数字を上げるためにああしろ、こうしろっていう指示だったらいくらでも従いますけど、その宴会に参加したからって、××が1件上がるとか――が取れるとか、そういうメリットってあるんですか? はっきり言って、終業時間外のことまで、強制参加とか口出しされたくないんですけど」って言ったんですよねー。
 今思い出しても、強気だなー、2年目。笑
 もう涙なんか乾いてましたね、怒りで。笑
 それでも課の責任者は、告知が遅れたことばっかりについて平謝りで、何度も頭下げられるし、ああ結局何言っても強制参加なのね、と見切りをつけて、最後の捨て台詞が「いいですよ、もう。3千円でも5千円でも1万円でも、お金ならいくらでも出しますよ! それで3時間ぐらい黙って我慢してれば、丸く収まるんですよね! お金なら出しますから!」って。
 それで昨日(30日)はお終い。

 なのになぜか今日(31日)朝礼後の発表で、「明日欠席する人は今日中に言いに来て下さーい」とか言われたものだから、はっ?行かなくていいんなら断固そう主張するわボケェ!と思って昼休みにまた談判しに行ったわけですよ、課の責任者の所へ。
 そしたら個室に通されて、すんごい深刻そうな表情で不快な思いをさせてしまって申し訳ない…と頭を下げられ。
 無理して参加しなくていいよ、と言われました。
 ただ今後また忘年会とかあると思うけど、その時は参加出来るのかと問われ、朔さんはまた正直に「日程次第ですね」と答えたんですね。
 そしたら当然「それは?」と問い返され、京都での忘年会に誘われてるから、そちらの日と重なったらそっちを優先させるって、言っちゃったんですよ。
 嘘ついてもしょうがないし。
 もうここからは暴露トークの連発で、朔の中での優先順位はダントツ1位で「茶道・京都」であること、転職を京都で成功させるためにも、京都の先生方とのご縁をないがしろにはできないこと、全部しゃべっちゃいました
 言っちゃったからには、もう後には引けませんねー。
 来年度の就活、本気で転職成功させないと。
 まぁ、いい意味で?背水の陣です。笑
 
 それにしても、今回怒ったりキレたりしつつ(一緒ダヨ)冷静に観察してる自分もいて、その朔さんが思ったのは、「やっぱ責任者って、謝り上手だなー」ということ。
 思えば、中堅責任者なんてものは、頭下げてナンボって役職ですよね?(え、チガウ??)
 だってうちの会社だと、大抵のクレームはそれぞれの課の責任者が対処してます。
 ヒステリックに噛み付いてくるお客さんたちを、その愚痴を延々と聞き、同意し、ねぎらい、頭を下げることで宥め透かし、最後にはこちらの主張を通らせる、というのが、主な仕事でしょ?

 そのプロの謝りテクを、朔さんは今回実体験として目の当たりにしたわけですよ。
 今回一番謝られたのは「告知がギリギリになってしまったことについて、責任者として配慮が足らなかった」というものだったんですね。
 それは朔の怒りのポイントとはビミョーにズレてるんですけど、それを何度も頭下げられると、こう、こちらとしても怒りを持続させるのが非常に困難であるといいますか。
 ホンットに深刻そうな申し訳無さそうな表情で、まだたかだか2年目の社員に課の責任者が何度も頭を下げるんですよ。
 いやー。やっぱ謝るときは潔さが一番なんだなー。
 と学びました。
 そして、相手が恐縮してしまうくらい、謝り倒す、と。
 まぁそれでも強情な朔さんは捨て台詞とかを吐いたわけですが。笑

 ところでこの課の責任者は、今朔が会社の中で一番好きな人なのですよ。笑
 熱血とカリスマ性は去年の責任者の方が断然あったけど、今年の責任者は優しくて紳士で、人として思いやりのあるタイプに人です。
 ……まぁだからこそ、個性の強いメンバーの巣窟であるうちの課をまとめるのに心労をかさねているわけですが……。

 今回の件で一番つらかったのは、やっぱり朔の話をホントに悲しそうな表情で聞いてるのを見たときだったなー。
 明日(あ、もう今日か)、朔も参加すれば喜んでくれるんだろうけど、そんなつもりはまったくございませんので。
 ま、しょうがないよね。
 とにかくひとりで好きなもの食べたいと思います。

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