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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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鉾たて  
2005.07.10 (Sun)
 たしか今日から?だったのかな。
 四条の方へ出てみたら、鉾立てがはじまってました。
 バスの窓からふと見れば、青いビニールシートを被せられた、組み立て途中の鉾の姿が。
 言わずと知れた、祇園祭の鉾です♪
 そう言えば、七日の七夕の日、朔が貴船に行っている間に、八坂神社ではお稚児さんたちのお千度の儀式があったそうで。
 それも見たかったかも。
 今日も夜の9時半過ぎ、八坂さんからは、袴姿のおじさんたちがたくさん出てきてました。また何かあったのかな?
 
 ああ~、いよいよ祭が近付いてきますねぇ。
 今日の四条通は、鉾立てのために一部道路を通れなくしたりしていたため、渋滞がおきてました。
 17日の山鉾巡行に先立ち、宵山、宵々山などのため、14日からバスの路線変更などがはじまります。
 これがねぇ。
 結構不便でちょっと困りもの。
 今日みたいに雨が降れば、バスを降りて歩かなくちゃいけないのが、ますます憂鬱だろうなぁ。
 特にきもの着てる時。

 でもでも、道を歩く人の中には浴衣姿の女性もちらほら見られ、気分はうきうきです(笑)
 有名なつげ櫛屋さんの前には、揃いの浴衣を着た、2人連れの舞妓さんの姿もありました。
 いいですなぁ♪
 
 夏。
 それは女性の最も華やぐ季節。
 そして、朔が最も太陽を嫌う季節。
 まぁこの際、朔のことはどうでもいいんです。
 
 祇園さんのハイライトまで一週間。
 今年の夏も暑いんだろうなぁ。とか思いつつ、やっぱり祭は楽しみ。
 どうだろう、雨降らないといいなぁ。
 
 ではでは、また。

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七夕の節供
2005.07.07 (Thu)
 今日は年に一度の七夕の日。

 というわけで、貴船神社で行われる、水まつりに行ってきました♪


 午前中は朝10時からの裏千家による献茶にはじまり、舞楽『敷手』、式包丁と続き、
 午後は1時から七夕祭りがありました。

 朔は午前しか参加しなかったのですが、さる筋からチケットを入手したので、裏千家のお茶席
(本席・副席・点心席)にも寄らせて頂きました♪
 感想は、一言で言って「行って良かった!」に尽きます(笑)

 朝、貴船神社に着いてみると献茶まで時間があったので、先に「ひろや」さんで行われる本席で一服頂きました。
 一席50名という大掛かりなお席で、とても和やかないいお席でした。
 とてもじゃないけど、朔みたいな若輩者には真似できません。
 あの境地に立つには、あと何十年かかるやら……
 ええと、朔自身忘れないうちにメモっておくと、
 点前は長板、釜は雲竜釜、お菓子は天の川、お茶は長○(忘れた…松ではなかった)の白、お軸は『緑水清々山是青』(鵬雲斎直筆だっけ?)だったような。
 あとは会記見たけど忘れました。
 香合がかわいかったです。
 何から何まで、普段はとてもじゃないけど見られないような高価なものばかりで、とてもおもしろかったです。
 
 で、次に献茶を見させて頂いたのですが…
 白状すれば、前から5列目くらいに座っていた朔は、人の頭ばかりであまりよく見えませんでした(笑)。
 献茶を見るのは初めてだったので、とても残念です。
 あ~、見たかった!
 立礼のお点前も、滅多に見れないし。
 わずかに釜だけ見えたので、水をさす回数などからお濃茶かな?と見当をつけていたのですが、やっぱりお濃茶でした。
 そして二服目にお薄。
 どちらも貴人茶碗(茶碗の下に、貴人台という台が付いていて、文字通り身分の高い人に出すための茶碗)を使ったお手前で、返す返すも見られなかったのが残念。
 でも、話には聞いてきた、お点前さんはお茶をたてる時にマスクをする、というのが見られて良かったです♪

 献茶の後は引き続いて鷺森神社雅楽保存会による舞楽「敷手」を鑑賞しました。
 これは元々、宮中で立太子礼の時に舞われたものらしく、とてもメデタイものだそうです。
 朔はその方面はちっとも知らないのですが、ふたりの女の子(たぶん小学生か?)が息を揃えて舞う姿は、”可愛い”だけでなく、なにやら神々しいものまで感じてしまいました。
 神々しい、はちょっと違うかな。
 雅楽の音と、一糸乱れぬ舞と。
 そこには、やっぱり特別な力や祈りが宿っているように感じたのです。
 ああ、でもやっぱり、あの舞には神懸り的なものを感じたかな。
 音楽って、不思議な力がありますよね。
 人を恍惚状態に導くというか。
 ヒトラーも演説のときに音楽流したらしいし(ちょっと違う)。

 続けてあった「式包丁」は言葉すら聞いたことがなく、一体何が始まるのかと見ていたら…
 「式包丁」とは、料理のためではなく、瑞兆を表すための包丁さばきらしいです(合ってるか不安……)。
 1月1日とか3月3日とか、奇数が重なる日にするんだとか。
 生間流の方々が奉納したのですが、説明で秀吉が豊臣姓を賜った頃がどうとか、宮家がどうとか、桂離宮がどうとか言っていたのは、すべて右から左へと流れて行ってしまいました…
 聞いてる時はおもしろいな、と思って聞いてたんですけど、その後の衝撃が大きくて。
 今回さばかれちゃったのは、鯛と鯉だったんですけど…
 なんか、もうすごいんです!
 右手に脇差みたいなの持って、左手に火箸みたいなの持って、
 舞うように刀振り回しながら、魚をおろすんですよ!
 ホントに衝撃的でした。
 包丁って、それ刀やん、みたいな。
 最初の鯛なんか、3つくらいにぶつ切りされた後、なにやらぴーっと引っ張れば、皮一枚で繋がったような切り身がひとつながりになって出てきましたからね。
 あ~ら不思議、ですよ。
 次の鯉は、何がどうなったのかもわからぬうちに、ぐぐっと頭を引っ張れば、片身を付けたままはがれていったんですよ。
 それがどういうわけか、泳ぐような格好で立ち上がってるし。
 それらがどうして「瑞兆」なのかは知りませんが、とにかくすごかったのは事実です。
 包丁でやれと言われても、大抵の人はできないんじゃないでしょうか。
(朔はそもそも魚がさばけません)
 いや~、えらいもん見てしまいましたね。
 ホント行ってよかった。

 で、次に、点心席に行きました。
 って言っても、赤飯を受け取っただけなんですけどね…
 タダでチケット貰ったにも関わらず、朔は点心に期待していたので、悲しくなりました(ずうずうしいヤツです)。
 でもだって! 蓋を開ければ、そこには一面の赤飯(奈良漬とその他ちょっとしたおかずだけ)……
 ……いいんですけどね、赤飯食べるのなんて、何年かぶりだったし……

 で、その次に「ふじや」さんの副席へ。
 えーと、会記見たんですけど、ほとんど忘れました……
 待合(お席に呼ばれるまで待っている部屋)のお軸は滝の絵でした。
 短冊は鵬雲斎直筆だったのかな?
 お茶勺は、鵬雲斎お書付(?)銘は「織女」でした。
 水指はアメジスト。
 お菓子は栃もち。
 覚えてるのはこのくらい。お茶銘は○○の白でした。
 朔の入ったお席の正客さん(客の代表みたいな人)は、当然のことながらお茶に相当造形が深い方のようで、半東さん(ハントウさん。亭主側の人で、客をもてなすために挨拶や道具の説明をしたりする)といろいろ会話なさってたんですが、朔がついていけたのは時候の挨拶や天気の話題まででした……。
 もっといろいろ勉強せねば。
 決意を新たにした次第です。

 さて、一通りめぐった朔は、いいかげんお腹も張ってきたので、奥の宮にまで歩いていきました。
 その道々には川床が。
 川床、ご存知でしょうか。
 京都の夏の風物詩。
 納涼の代名詞。
 四条あたりの鴨川にも出ていますが、やはり貴船の川床は川もきれいだし、緑の木陰で味わうお料理は最高でしょうね。
 朔もいつかは行ってみたいものです。


 さてさて。ずいぶんのんべんだらりと長くなってしまいました。

 ではでは今日はこの辺で。

 朔の七夕よもやま話でした。

 (七夕……?)

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衝撃の事実
2005.07.06 (Wed)
 《テト》シリーズ、完結しました。
 朔の手元で、だけですけど。
 これから順次UPしていく予定です。

 ところで、書き終わってからで何なのですが、朔は今まで考え違いをしていたことに気付きました。


 この作品郡、「《テト》シリーズ」じゃなくて、「《テト》シリーズ・月華編」だったんです!!


 これには作者もびっくり。
 『天満月の夢』の続編を書いているつもりの朔にとっては、あくまでテトと並ぶもうひとりの主人公はムーンだったんですけど、実際は違うかったようです(汗)

 なんと、月華だったんですよ!

 ラストを書き終わり、何だか変だぞ、どうしてこうなったんだ、と思った時、突然そうわかったんです。
 そうか、おまえか、と。

 今にして思えば、遊び半分に月乃を投入し、竹取物語なんて語らせた辺りから物語りはあらぬ方向へと独り歩きしていったような気がします。
 そう、まさに独り歩き。
 馬鹿な作者は、最後の最後まで、登場人物たちに振り回されていることに気付きませんでした……

 かわいそうなのはムーンです。
 主人公の座を追われ、同情に耐えません…
 きっとぼんやりしているムーンは、あくの強い他の登場人物たちの間に割り込むことができなかったんですね……哀れ(涙)

 あまりに可哀想なので、後日談を書こうかと思ってます。
 てゆーか、《テト》は一話読みきりのカタチで続投するんじゃないかと思われます。
 たぶん。

 ではでは、いよいよラストスパートに入ろうかという《テト》シリーズ(月華編)、宜しく最後までお付き合い下さい。

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今後の創作活動について
2005.07.04 (Mon)
 公開はまだ《テト》6-2までしかしてませんが、朔は今、7-6を書いているところです。
 佳境も佳境、大団円間近か、という感じ。
 なんだか不思議な感じです。
 朔はこれまで何度か創作熱に浮かされてきましたが、結局最後まで書ききったのって、この《テト》シリーズでやっと4作品目。
 反対に、書き始めたものの放置してあるものや、構想だけのものはその3倍くらい。
 だから、やっぱり自分の書いた物語が最後を迎えるのって、感慨深いものがあるなぁ。
 最後は、『天満月の夢』からも加勢してもらって、なんとか収拾をつけ(られると思い)ます。
 どうだろう、いい感じに収まるだろうか。
 今書いてる時点ではやくも大混戦というか、登場人物入り乱れというか(笑)
 ま、なんとかなるでしょう。

 で、《テト》シリーズが終わった後には、愈々『天満月の夢』を御目文字に掛けます。
 これについても今悩んでいるんですが、どうしようかなぁ。
 従来の『天…』は、「三人称形式デスマス語り口調」でした。
 でも、ここで公開するにあたり、《テト》に倣ってテトの視点からによる一人称に書き換えようかなぁと思ったり。
 でもこれが、結構難しい。
 でもって、結構楽しい(笑)
 いろいろと遊んでます(朔が)♪
 ま、そんなわけで、たぶん『天…』は、文学賞に応募したテキストのまま公開、ということにはならないかと思われます。
 他に試してみたいこともあるし。

 楽しみにしておられた方。
 ごめんなさい、がっかりしないで下さいね。

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何となく
2005.06.24 (Fri)
 昨日、共同出版について話し合うため、大阪に行ってきました。
「なんとなく」勢いで賞に応募し、なんだかわからないけど、話を持ちかけられたから「なんとなく」行ってみた、というところが正解かもしれません。
「作家になりたい」という願いは、思っているだけで叶えられるものではありません。
 さらに、作家として生きていくことができるのは、ほんの一握りの人だけです。
 朔もそろそろいい歳なので、世の中そんなに甘くないと、ひしひしと感じています。
 でも! 朔の信条は「なんとなく」なのですよ、これが!!
 理由も理屈も、他人に説明するためにある程度は捏ねてみるけれど、さして朔の生き方に指針があるわけではなく。
 けれど妙なこだわりと頑固な性格のおかげで(?)、決して流されるままに生きているわけではありません。
 振り返ってみると、ああ、あれで良かったんだな、という感じです。
 好きなものに理由なんてなく、いいな、素敵だなと思ったものが、「好きなもの」。
 反対に、なんとなく嫌なものはとことん嫌います。

「作家になりたい」と思うのは、決まって勤め人は自分には向かないなぁと思う時。あとは、憧れの作家さんについて想う時。
 そもそも朔は小さい頃から本に囲まれてたら幸せ、という性分なので、本屋の従業員だろうが図書館司書だろうが出版社勤務だろうが、作家さんだろうが、どれでも最高といった感じです。
 でも、今の気持ちのベクトルは「作家」に大きく傾いています。なんとなく。

 プロデューサーの方との話し合いの結果、共同出版のあまりに高額な(朔にとって)自己負担額に笑うしかなく、今コストダウンの調整をしてもらっています。
 さてどうなるでしょう。
 少し真剣に、「本を出版することの意味」「どうして作家になりたいのか」について考えてみようかなぁ。
 でも、これまでの人生を鑑みるに、その場の勢いとなんとなく、で落ち着くべきところに落ち着いてきたから、これからもそうかもな。
 あせらず、ゆっくり。しかし機をみるには敏感に。チャンスと思えば即断即決。
 最後の一歩をためらうような生き方はしたくない朔なのでした。


  追伸 出版社の方にお訊きしたところ、
     インターネットで応募作品を公開するのは差し支えない
     ということでした。
     《テト》の切りの良いところで
     『天満月の夢』をお届けできればと思っています。

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