ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。 のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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今年も無事、初釜が終わりました。
初釜は正月に行なう茶事で、まず亭主による炭のお点前からはじまり、
お濃茶を頂いた後、客が順番に薄茶を点てていきます。
本来なら懐石によるもてなしもあるのかもしれませんが、
朔たちはまだ学生なので、お抹茶を頂くだけです。
同じ裏(千家)の世界でも、学生茶道には独特の略式ルールがあり、
それは必ずしも一般の世界には通用しません。
だから、今朔たちが当たり前に思っていることの中にも、
諸先輩方の目から見れば「何してはんの?」と驚愕されることも
多々あるはずです。
例えば学生茶道では、あまり拝見物(棗(茶入れ)、茶杓、あればお仕覆)を回したりしません。
単に清めて出しておくだけです。点前が終わった後、お客さんは自由に近寄って見ることができます。
(これもあくまで京都だけの慣わしかもしれませんが。)
しかし一般の茶会では、ひとりひとりお客さんの手によって回され、じっくりと見ることができます。
そんなわけで、一般の方の正式な茶事というものを経験したことがないのでなんとも言えませんが、
とりあえず学生の初釜は無事終了しました。
初釜の亭主は、もちろん先生です。
普段のお稽古で先生のお点前を見る機会はまずないので、初釜はものすごく貴重です。
特に今年は炭の点前を間近に見させていただくことができ、大変勉強になりました。
(いつかこの日記を振り返る自分へ。炭は炉の右、灰は点前座の左後方。最初、3本組まれてるから、まず大きな太い丸ごとを手前へ、次に小さい丸ごとを左へ、半分を皮が炭に向くようにして置き、さらに小さい炭を一本と半分。その上に白いやつ。)
初炭の後、主菓子(はなびら餅)が振舞われ、先生によるお濃茶の点前がはじまります。
今年のお棚は紹鴎棚で、朔ははじめて見たのですが、非常にカッコイイ☆棚でした。
(いつかこの日記を振り返る自分へ。紹鴎棚は長板や台子と同じような点前ですよ~。外ずみねらいで、棗や茶筅は棚の正面を割るように置きます。水指が棚の中に入ってるから要注意。戸は、右手人指し指と中指でつまみを挟むようにして一手で開けましょう。水指の蓋は勝手付へ、右左のニ手で立て掛けよう。もちろん湯返しあり。
そうだ他にも。縁高は、一番最初の人が懐紙で袋を作り、そこに黒文字を入れていく。右に掛けるように。最後まで回ったら、斜めにして中に落として蓋。
顔はお床に向くように。
片手で持てるものは相手の正面で回し、それ以外は自分のところで回してから持っていく。
茶碗の金銀の塗り直しは、仏具屋さんがやっているらしい。
現お家元は申年)
と、ここまで書いて、半分以上来年の自分への申し送り事項ばかりなことに気付きました(笑)
もうこのまま列挙していきたいと思います。
来年まで覚えていられる自信がないので(笑)
まず、門は後から来る人のために少し開けておくこと。
玄関の戸は左。
待合に入る時は扇子を置いて一礼。
お床→釜→棚の順。お辞儀は掛け軸のみ。
炭点前から手は控える。
総礼は最初の一腕のみ。
茶巾落しは縁内で回す。
相席して下さった方にもお礼をする。
<お詰めの仕事>
お茶が練られはじめたら、茶巾落しを運ぶ。
返す位置は、先生の手が届くように。
建水の交換
しまい茶碗の準備
拝見物は正客が返してくれるので、そこまで運ぶだけ。
来年はいよいよお詰めが回ってくるぞ~。
ぼけっとせずに、頑張れよ、自分!
あと、時間ができたら調べておきたいことが、
朝日、永楽、リヘイ、コンパルきれについて。
今の朔はレポートに追われてるので、未来の自分よ、宜しく。
さて。明日はさっそくのお稽古です。
先生へのお礼を持っていくのを忘れないように。
ではでは。
初釜は正月に行なう茶事で、まず亭主による炭のお点前からはじまり、
お濃茶を頂いた後、客が順番に薄茶を点てていきます。
本来なら懐石によるもてなしもあるのかもしれませんが、
朔たちはまだ学生なので、お抹茶を頂くだけです。
同じ裏(千家)の世界でも、学生茶道には独特の略式ルールがあり、
それは必ずしも一般の世界には通用しません。
だから、今朔たちが当たり前に思っていることの中にも、
諸先輩方の目から見れば「何してはんの?」と驚愕されることも
多々あるはずです。
例えば学生茶道では、あまり拝見物(棗(茶入れ)、茶杓、あればお仕覆)を回したりしません。
単に清めて出しておくだけです。点前が終わった後、お客さんは自由に近寄って見ることができます。
(これもあくまで京都だけの慣わしかもしれませんが。)
しかし一般の茶会では、ひとりひとりお客さんの手によって回され、じっくりと見ることができます。
そんなわけで、一般の方の正式な茶事というものを経験したことがないのでなんとも言えませんが、
とりあえず学生の初釜は無事終了しました。
初釜の亭主は、もちろん先生です。
普段のお稽古で先生のお点前を見る機会はまずないので、初釜はものすごく貴重です。
特に今年は炭の点前を間近に見させていただくことができ、大変勉強になりました。
(いつかこの日記を振り返る自分へ。炭は炉の右、灰は点前座の左後方。最初、3本組まれてるから、まず大きな太い丸ごとを手前へ、次に小さい丸ごとを左へ、半分を皮が炭に向くようにして置き、さらに小さい炭を一本と半分。その上に白いやつ。)
初炭の後、主菓子(はなびら餅)が振舞われ、先生によるお濃茶の点前がはじまります。
今年のお棚は紹鴎棚で、朔ははじめて見たのですが、非常にカッコイイ☆棚でした。
(いつかこの日記を振り返る自分へ。紹鴎棚は長板や台子と同じような点前ですよ~。外ずみねらいで、棗や茶筅は棚の正面を割るように置きます。水指が棚の中に入ってるから要注意。戸は、右手人指し指と中指でつまみを挟むようにして一手で開けましょう。水指の蓋は勝手付へ、右左のニ手で立て掛けよう。もちろん湯返しあり。
そうだ他にも。縁高は、一番最初の人が懐紙で袋を作り、そこに黒文字を入れていく。右に掛けるように。最後まで回ったら、斜めにして中に落として蓋。
顔はお床に向くように。
片手で持てるものは相手の正面で回し、それ以外は自分のところで回してから持っていく。
茶碗の金銀の塗り直しは、仏具屋さんがやっているらしい。
現お家元は申年)
と、ここまで書いて、半分以上来年の自分への申し送り事項ばかりなことに気付きました(笑)
もうこのまま列挙していきたいと思います。
来年まで覚えていられる自信がないので(笑)
まず、門は後から来る人のために少し開けておくこと。
玄関の戸は左。
待合に入る時は扇子を置いて一礼。
お床→釜→棚の順。お辞儀は掛け軸のみ。
炭点前から手は控える。
総礼は最初の一腕のみ。
茶巾落しは縁内で回す。
相席して下さった方にもお礼をする。
<お詰めの仕事>
お茶が練られはじめたら、茶巾落しを運ぶ。
返す位置は、先生の手が届くように。
建水の交換
しまい茶碗の準備
拝見物は正客が返してくれるので、そこまで運ぶだけ。
来年はいよいよお詰めが回ってくるぞ~。
ぼけっとせずに、頑張れよ、自分!
あと、時間ができたら調べておきたいことが、
朝日、永楽、リヘイ、コンパルきれについて。
今の朔はレポートに追われてるので、未来の自分よ、宜しく。
さて。明日はさっそくのお稽古です。
先生へのお礼を持っていくのを忘れないように。
ではでは。
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