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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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日本の伝統藝能
2005.08.29 (Mon)
 今日(昨日)は久しぶりにバイト先で狂言と京舞を観させてもらいました。
 いつ観ても狂言は大蔵流茂山社中の『棒しばり』、
 京舞は舞妓さんの『祇園小唄』なんですけどね。
 でも、何度観てもいいんですよ~♪

 何かのコメントで、寄席のすごい処は、繰り返して観ても(聴いても)笑えるところだ、みたいなのを聞いた(読んだ?)気がします。(タイガー&ドラゴン絡みで、クドカンのインタビューだったかな?)
 落語なんかでも、大体寄席に行くのは常連さんなんですよね。
 話の内容も知ってるし、山場がどこかも知っている。
 それでもやっぱり、毎回同じところで笑ってしまう。
 むしろ、そこで笑うのを期待して待っている。
 歌舞伎もそう。
 何回も同じ演目を観て、見得を切るところも知っている。「待ってましたァ!」とか「いよッ、成田屋!」なんて声を掛けるタイミングも熟知している。
 それでもやっぱり、その場面がくるとわくわくしてしまう。

 他の伝統芸能も、みんなそんな感じじゃありません?
 足を運ぶのは常連さんで、その内容を「知っている」からこそ楽しめる。
 逆に、知らないとセリフ回しも独特で、聞き取ることも難しい。 

「知っている」ことを前提とし、何度繰り返しても楽しめる。
 日本の伝統芸能って不思議ですね~。


 蛇足ですが、外国人のお客さんに訊いてみたところ、人気なのは京舞と人形浄瑠璃(文楽)です。
 京舞は言葉が通じなくても解るけど、文楽は(もちろん、日本語のみの上演です)……どこまで理解してくれてるんでしょうね?
 ちなみに文楽の演目は『八百屋お七』のナントカ櫓の段なんですけど……話の内容を「男に会いたくて放火する話」としか知らない朔には、何を言ってるのかさっぱりです。
 最後に、やぐらに登って鐘をカンカンつく場面の他は、なんで舞台を行ったり来たりしてるのか、それすらわかりません。
 でも……外国人は「良かった」って言うんだよなぁ。

 ……案外、知らなくても楽しめる。それが伝統芸能かもしれません。
 (最初と言ってること違うし……)

 みなさんはどう思います?

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