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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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茶道部合宿
2005.08.25 (Thu)
 こんばんわ~。
 3日間の茶道合宿を終えた朔です♪

今回の合宿で新しく習ったお点前は、
・花(箱を使った点前。春に点てる点前)
・貴人清次(キニンキヨツグ)の花月式

そして、復習したお点前は、
・和敬(ワケイ。箱、和敬板を使った点前。特徴は1度に2腕点てられること。道具の拝見がないこと)
・雪(箱、盆を使った点前。冬に点てる点前)
・茶杓荘(チャシャクカザリ。字の如く、予め茶杓を水指の上に飾っている)
・濃茶3種
  包帛紗(ツツミフクサ。棗ナツメを帛紗で包む)
  お仕覆(オシフク。棗をお仕覆(巾着のような袋)で包む)
  大津袋(オオツブクロ。棗を大津袋(紫の縮緬の袋)で包む)
・平点前・更々棚(コウコウダナ)バージョン
    ・丸卓(マルジョク)バージョン
・花月(5人1組になって行う。折据オリスエと呼ばれる紙箱から1人ずつ札を取り、「花」を引いた人がお茶を点て、「月」を引いた人がお茶を頂く)

新しく手を伸ばそうとして失敗したお点前
・月(箱、器据キスエ、掛子カケゴを使った点前。他にも香合や火箸、羽根、ウグイス等新しく扱う小道具盛りだくさん。これまで習ってきた点前からは数段難しく感じられ、培ってきた知識による手順の想像が追いつかない部分が多かった。まだ時期尚早だったみたい)

 あ、ちなみに「お濃茶」というのは、普通の人が「抹茶」と聞いて連想するものを数段濃くした、それこそ絵の具を溶いたようにどろどろのお抹茶のことです。
 普通皆さんが思い浮かべる抹茶は「薄茶」といい、薄茶は「点てる」というのに対し、お濃茶は「練る」といいます。大体4,5人で回し飲みします。


 お茶を習い始めて3年目。
 毎週月・水の夕方2時間のお稽古に加え、2年目からは月に3度先生のご自宅へのお稽古に通わせて頂いてます♪
 最初は先輩方に言われるままに無我夢中で「丸暗記」していたお点前も、道具を前にすれば自然と体が動く(ような気がする?)までになりました。
 一見意味不明で無駄ばかりのような手順にも、きちんとしたセオリーと約束事があるんです。
 そこさえ押さえとけば、忘れたと思った点前も、考えれば次に何をするのかが自然と頭に浮かびます。
 とは言っても、「覚え間違い」とか「いつも無意識にやってたから、考えれば考えるほどわからへん」なんてことはよくありますけど(苦笑)

 正直、初日に「花」の点前を習った時には、あまりにも基本の手順に立脚しすぎて容易に先まで予想ができ、カンタンすぎるツマラナイとちょっとがっかりしました。
 例えば、包帛を取る→盆を清める
     道具は上から順に取り出す
     振り出し(金平糖の入った瓢箪型の入れ物)を出す→総礼
     袋から順に道具を取り出す→箱の中の道具が無くなったら、箱と建水を上げる
     …………
 元々箱点前は好きなんです。
 拝見無し、拝見有りとも、1度ずつしたらほぼ完璧に覚えまてしまいました。

 しかぁし!
 物足りなさに「月」に手を出した朔は、心の底から喝采をあげました。

 わけ解らん!!

 なんて素敵なんでしょう。予想を裏切る手順にわくわくし、翻弄され、どうにか一通りやってみた後には、見事に手順に関する記憶が残ってませんでした。
 今でも覚えてるのは、準備の仕方と、断片的におもしろい♪と思った動きだけ。
 流れとして捉えるには、まだまだ経験不足だったみたいです。
 楽しいな~♪ だからお茶は止められないんだよなぁ。
 お茶の世界には、ゆうに200を超える点前があるそうです。
 もっともっと知識を増やしたい。
 もっともっといろんなお点前を習いたい。

 そんな思いを新たにした合宿でした♪


 ではでは。朔でした。

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