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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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にゃー!
2009.07.02 (Thu)
タイトルは意味なし。笑

 ちょっともう、聞いて下さいよー(とちょっとオバチャン風)。
 昨日(?)あたしゃ、中学3年生の男の子に「彼女が出来た」と報告をもらってしまったじゃありませんのー。笑
 聞いた瞬間、まるっきり他人事なのに思わず心の中で「きゃあぁぁぁぁっ?!」と動転してしまいました……。
 あの子、それを朔に聞かせてどういう反応をしてほしかったんだろう……。笑

 その子、つい最近まで、ぼそぼそしゃべるし、こっちから聞いたことにしか答えないし、自分から心を開いてくれる感じの子じゃなかったんですけど、
 先週話した時にはT字路でバイクと接触事故を起こした(かすりきず程度)ことを話してくれて、思わずびっくりしてお母さんに確認したら、お母さんは初耳だったみたいで、
 ふたりであたふたしてしましました。
 いやー、そりゃお母さんも驚くでしょうよ、自分の息子が事故に遭ってたって話を他人から聞かされた日には。
 
 ま、そのくらい周囲には自分のことを話さない子らしいんですけど、
 それが先週の事故話にはじまり、今週は彼女の話……(ちなみにこれはお母さんには言わないでほしいそうです。笑)。
 うーん、心を開いてくれたと思っていいのかな??

 未だにどういう子なのかつかみきれないんですけど、
 でも心を開いてくれたのだとしたら、嬉しいなぁ。

 その調子でね、今度は進路をどう考えてるかもね、教えてもらえると……うれしいなぁ…とかね、ハハハハハ……。
 はぁぁぁぁ。


 でも中学3年生の男の子が「彼女が出来た」と報告してくれるって、すっごく素敵だな、と思いました。
 思わず、「偉かったね。ちゃんと好きって言えたんだね」と褒めてあげたくなるくらいに。
 可愛いなぁ。

 大人になっても、
 親とか、世間体とか、職業とか、経済力とか、学歴とか、そんなの全然関係なく
 ただ好きだから「好き」とそう言えたなら
 それは本当にすごいと思う。

 大人になってしまうと、中学生に言える「好き」がどんどん言えなくなる。

 ただ好きだから「好き」
 好きだから一緒にいたい
 結婚したい

 そう思えて結婚できたら、幸せだろうなぁ。

 ま、そんなのやっぱり歳を重ねるごとにこれからもどんどん難しくなっていくんでしょうなぁ。
 それなら若さにものを言わせて、直観と勢いで見切り発車したほうがよっぽど幸せかもしれない。
 できちゃった婚とか、その最善例かも。
 腹くくるしかない、みたいな(ま、相手によるけど)。

 若いと将来が見えない不安があるけど、歳を取ると「将来が見えてしまう不安」がやってくる。
 収入とか、所得とか、健康とか、自分の能力の限界、「現実」っていう壁が。

 幸せな結婚とは、相手に理想を求めるのではなく、欠点を知った上で互いに補完しながら作り上げていく関係、みたいなことがどこかの心理テストに(笑)書いてあった。

 でもこれも、歳を取ってしまうと、ある程度「自分像」も出来上がるし、それに合わせて相手に望む条件もハードルが上がるし、いまさら他人に合わせるなんて……なんて気分になってくる。

 好きだから「好き」なんて、いまさら言えなくなってくる。
 その前に、「好きになるための条件」が膨れ上がって目隠ししてしまう。

 やっぱ幸せな結婚って、考え方も生き方も柔軟な若いうちに怖いもの知らずの精神で突入した方がいいのかもね~。


 朔は相変わらず恋愛が大嫌いですが、
 この中学生の男の子の恋は思いっきり応援してあげたくなりました。
 ホントに偉かったね、勇気を出してきちんと自分の気持ちを伝えられたんだから。
 できれば、良い関係が長く続きますように。

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