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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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6月1日。まとめて日記1
2006.06.01 (Thu)
え~久々の日記です。
精神的に書く余裕のなかった日々のこともまとめて綴ります。

・5月15日。くもり。葵祭!!
 葵祭。それは京都三大祭の1つ。
 平安時代の宮廷装束を身にまとった行列が、
 御所を出て下鴨神社から上賀茂神社に向かって約1㌔を行進します。
 馬に乗る人あり、徒歩の人あり、牛に牽かれる人あり、花傘を担ぐ人あり…
 で、朔たちは観光協会の手先となって、桟敷席のチケットもぎりのバイトをしました♪
 実は葵祭には思い出があります。
 大学入学前に、友達と「大学見学」と称して学校を休み、京都に遊びにきたのです。
 もちろんお目当ては、葵祭でした!!(笑)
 まず大学に行ってちょろっと見てから、すぐさま下鴨神社へ。
 そこで路頭の儀(行列)を見てから今度は京都国立博物館へ行き、建仁寺の特別展を観ました。
 いやぁ、いい思い出だなぁ(笑)
 その頃の朔はといえば全く京都の地理に明るくなく、友達に言われるままにバスに乗ったり地下鉄に乗ったりしてました。
 月日の流れを感じるなぁ。
 今回は裏方として参加して…と言っても、桟敷席のしかも特等席と言えるような受付に座って行列を見ることができたので、これは非常に美味しいバイトです。
 ステキです、祇園のコネは(笑)

 そうそう。もし葵祭の桟敷席のチケットが欲しいと言う方は。
 このチケットは祭の1ヶ月くらいに売り出されるのですが、発売と同時にほぼ完売だそうです。
 なので、2ヶ月くらい前に京都市観光協会にいつ発売になるか問い合わせて、発売日にそっこう電話をするしかないです。
 1席2000円です。
 完売のため、当日券などはないのでご注意下さい。


・5月20日 第45回近畿地区大会
 何の地区大会かと言えば、「社団法人 茶道裏千家淡交会」の地区大会です。
 20、21日の2日間、京都国際会館でありました。
 すんごい人です。
 近畿地区大会と銘打っておきながら、やはりお家元のお膝元ということもあって、
 全国から皆さんいらっしゃいます。
 そして朔たちは学生茶道として、お手伝いに借り出されたのでありました。

 基本的にお席はお茶が3席、点心席(昼食)が1席あります。
 お茶席は、お濃茶席、薄茶席(いずれも一般の部の方が亭主)、
 そして学生茶道と青年部が合同で行なう立礼(りゅうれい)席です。
 立礼席というのは、テーブルや椅子を使ったお点前のことです。
 3代前のお家元が、外国人の方にもお茶を親しんでもらえるよう、
 正座をしなくてすむように考案されたものです。
 で、立礼席ですが、正面で同時に3つのお点前を披露しました。
 青年部の方が和親棚(あれ?なんか感じに違和感が…)の丸バージョンと三角形バージョンを両脇でし、真ん中の御園棚を学生が担当しました。
 あと、特別なお客様にお茶を運ぶ役目は、幼稚園の子たちや小学生がやってはりました。
 可愛いですね~(笑)

 朔は初日はお客として、席を廻らしてもらいました。
 なんと会費は16,000円ですよ!
 たっか~…という感じです。
 茶道ってお金が掛かります……。
 でも! なんとお濃茶席ではお家元と同席してしまいました!!
 うわ~、初めてご本人にお目にかかりましたよ!
 お話に聞いていたとおり、お茶目な(と言っていいのだろうか…)方でしたよ。
 亭主の方とのマンザイのような(笑)掛け合いがおもしろかったです。
 そして薄茶席では、「奥様」と同席させて頂きました!
 奥様って一体誰の奥様?と思いましたが、そこは当然、現お家元の奥様です。
 もと皇族の方なんですよ~。びっくりです。
 そうか、お家元夫人の通称は「奥様」なのか、と奇妙に納得というか感心?しました(笑)

 そして21日。
 今度はお手伝いとして立礼席に参加しました。
 朝7:15集合ですよ? 眠かった~…。
 延々とお菓子を運び、お茶を運び、茶碗を引いてましたよ。
 動きっぱなしです。
 で、まったくテンションが上がらず、各大学から1人点前を出して欲しいみたいなことを
 言われたのですが、辞退しました…。
 今だから言えることですが、実は朔は翌日、
 朝の6:55発の新幹線で東京に行かなければならなかったのです、就活で。
 それを考えると、いくら人出が足りないからと言って、
 自分は大事な面接の前日に何をしているんだろう……
 という考えが頭を過らないわけではなく……(-_-;)
 にこにこ笑いながら点前できるような精神状態ではなかったのです。
 辛かったぁ。

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