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ここは朔が支配人を務める劇場《閑古鳥の啼く朝に》のサロンです。上映案内から、日々のつれづれ事まで。          のんびりまったり更新中。renewal:07/05/02
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残った謎
2007.09.07 (Fri)
こんばんわ。

 こんな時間(ただいま午前2時27分)に何ですが、
 T村K氏の『を抱いて翔べ』を読み終わりました。
 ごくたま~に寝る前に読んでいたので、
 足掛け…数ヶ月?で読んだ…ような。

 以下、感想が続きます。
 あくまで朔個人の主観に基づいた感想であって、
 決してT氏を誹謗中傷する内容ではありません。

 では、どんな内容であっても広い心で読み流せるぜ~
 という方だけ、続きをごらん下さい。

  ※以下の内容に強い反発・怒りを覚えられても、
    朔個人としてはどうすることもできません。
    ご了承下さい。
    朔が提示した謎が分かるという方、
    掲示板でこっそり教えて下さると嬉しいです(笑)


 で。
 そんなうつらうつらしながら間延びさせながら読んだ所為か、
 読み終わったあといくつか疑問が残ったのですが……。

 まず一番気になるのが、結局幸田の父親は誰なんだーーーーー!!ってことです(それかい)。
 なんか…最後まで読んでみれば、それは、ジイちゃんで、それがかつての神父だった、と読み取れたような気がするのですが。
 ……でもそうすると、なんで幸田が子供の頃、母親は神父が父親だと告げなかったんだろう??と疑問が残るのですが。
 意味が分からん。
 どっか途中で読み飛ばしたかな?
 読みながら、たぶんジイちゃんの正体は神父だろうな~と分かってはいましたが、朔の中では、神父はあくまで幸田母の愛人(……)でした。
 だってすっごい意味深に教会に通ってるし!

 次に気になるのが、結局春樹は死んだの、どうなの?!ってことです。
 なんで春樹があんな目に遭わにゃならんのだーーーーーー!(泣)
 なんか集中治療室に入ったところまでは読んだ気がするのですが、その後二度と登場しなかったような……。
 これも、読んだの覚えてないだけかなぁ……??
 これに付随して、吹田連合?でしたっけ。バイクで暴走行為をしてるヤツらが登場する意味が分かりません。
 最後に強奪事件を邪魔する敵対役として登場したのかと思いきや、結局対立してるのは春樹個人がらみの件だけで、もうこうなっては、春樹を舞台から引き摺り下ろすためだけに登場したとしか思えません。
 読んでいる最中、朔はかなり春樹贔屓だったので(一番若いし、名前が気に入ったから)春樹をあんな目に遭わせたサクが心底憎し……。
 で、結局サクは無罪放免ですかね?
 なんかそこら辺も全然触れられてなかった気がする……。

 でさらに言ってしまえば、途中から青銅社が突如出てきた時、これまた強奪事件の妨害役として登場したのかと思いきや、なんかいつの間にかフェードアウトしてるし……。
 あんなにしつこく幸田やモモを狙って、春樹を誘拐とかまでしたのに、その後どうなったのかがまったく……。
 幸田のアパートでモモが銃で撃って、ホントにそれで幕引きなわけ??
 なんか御大層な組織が出てきたわりに、あっけないというか、その目的がイマイチ理解できないというか……。
 蛇足ですが、過去エピソードとして挿入されていた≪青竹≫騒動の意味が、朔にはまったく理解できませんでした。
 自治会って何かの隠語でしょうか?
 なんで棹ごときで暴行事件に……??

 ……とまぁ、残った疑問を上げていけばキリがないのですが、最後にもう1つだけ。

 幸田って……最後、死んでませんよね???
 あの最後の一行……ものっすごい引っ掛かるんですけど……。

 つらつらと書いてきましたが、なんだかんだ言いながら、たぶんここに書いたことの半分以上は朔の読み取りが甘かったからなんでしょうね。
 何分、読むのに時間を掛けすぎたし。
 それに、北だ南だ、工作員だ、公安だ……ってフツーにサラっと書かれても、具体的なイメージが……良く……分からない……(アホだ)
 そもそも左翼と言われても何をしている人たちか分からないので、そう言う社会常識を物語の中で知ってて当然の符牒のように用いられても、その背景を正確に読み解くことが難しい……。
 単に朔が世間知らずなだけですね。ハイ。

 あ、そういえばもう1つ気になることがあったんだった。
 なんか最後で、幸田はモモが好きだった。みたいなことになってますが……。
 いつから、どこから?!
 途中まで、春樹といちゃついてたような……気が…するのです、が。
 気のせいか??

 ああ、返す返すも春樹が哀れ……。
 たぶん……やっぱ助からなかったのかなぁ……。
 あそこらへん、人死ラッシュだったし……。
 北川の妻子の死も……なんていうかあっさりだったな……。

 個人的意見としては、細部まで綿密に描写するところとか、人物の関係性をものすごく重視してるところとか、すごいなぁ、さすが!と思ったのですが、
 それだけでもう充分なんじゃない?と思ってしまいました。
 黄金強奪を企みながら、幸田たちが真に戦っていたのは己の内面、というところだけに集約させれば、吹田連合とか青銅社とか、ごっそり落せる……ような。
 登場人物の関係性だけにスポットライトを当てて欲しかったです、あくまで朔個人の意見ですが。
 もうホントに、左翼とか公安とか、広がりすぎて朔にはよく理解できませんでした……。
 もっと社会について勉強すれば分かる日がくるのだろうか……。

 さて。もう3時半も廻ってしまいました。
 そろそろ寝るか~。
 明日も、っていうか今日も仕事あるし。


ではでは。おやすみなさい。

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